【進撃の巨人】1話目の伏線がヤバすぎたwww【徹底考察まとめ】

人気漫画『進撃の巨人』と言えば、どうしても見所は巨人同士の戦いなど派手なバトル描写に目が行きがち。ただ『進撃の巨人』のストーリーやプロットは非常に緻密。そのため読者が気付かない内に伏線が張られていることもしばしば。

(進撃の巨人1話目 諫山創/講談社)

その中でも『進撃の巨人』1話目の伏線が特にすごかったwwwというのが今回の考察記事になります。

もちろん1話目で一番印象に残ってるのは、超大型巨人の襲来。まさに絶望からの始まりが1話目でした。でも、だからこそ細かく用意された伏線に多くの読者が気付いていない。まさに作者の巧妙さが改めて伺い知れます。

ということで、今回もドル漫が『進撃の巨人』1話目に隠された様々な伏線を考察していこうと思います。

「二千年後の君へ」という1話目タイトルの伏線を解説

まずは記事タイトルの伏線。漫画を読んでてもタイトルをあまりチェックしてない読者さんも多そう。中には毎回付けるのが面倒なのか、タイトルすら付けない漫画も世の中には多い。

ただ『進撃の巨人』1話目のタイトルには大きな伏線が隠されていたらしい。

(進撃の巨人1話目 諫山創/講談社)

改めてチェックしておくと、1話目のタイトルは「二千年後の君へ」

確かになんとなく違和感があるタイトルとして記憶に残ってる。意味ありげだけど、意味不明。何故ラブレターチックかつSF的な雰囲気なのか。創聖のアクエリオン的な匂いも彷彿とさせたのはドル漫だけではないか。

実は、この伏線に関係してるのが「九つの巨人」の正体。『進撃の巨人』の核心部分に迫るアイテム。ただ、この謎が判明したのは進撃の巨人20巻以降なんですが、この進撃の巨人1話目の時点で既に答えが書かれてた。

ちなみに「九つの巨人の強さランキング」は既に執筆済み。

○九つの巨人を継承すると13年後に死ぬ

(進撃の巨人22巻 諫山創/講談社)

具体的には「九つの巨人の力を継承した者は13年後に死亡する」というルールが、1話目の伏線を読み解くカギ。つまり、進撃の巨人といった能力を継承した人間の余命は必然的に13年に縮まってしまう。

でもまさに、この13年という数字こそが「二千年」という数字に大きく関わってる。ちなみに画像はエレン・クルーガーがグリシャに「進撃の巨人」の能力を引き継がせようとしている場面。

○エレン・イェーガーの寿命が尽きるのがユミル降誕から2000年後

詳細については別考察記事を参照してもらうとして、九つの巨人とは何なのかを理解してないと考察できないので簡単に解説。

ユミル・フリッツは大地の悪魔と契約して始祖の巨人の力を得た。その後、ユミルの子供たちに9つの能力が等しく分けられ、フリッツ家は繁栄を極めてエルディア人(ユミルの民)は隆盛を誇る。

ただし145代目フリッツ王は支配の現状を憂い、一部のエルディア人を引き連れてパラディ島に引きこもったのが107年前。このパラディ島こそが『進撃の巨人』の序盤で描かれた主人公・エレンたちが住む世界だった。

始祖の巨人の能力を継承するフリッツ家の王様は、前述のように必然的に寿命が13年しかない。つまり、145代×13年を計算すると1885年という時間の長さが分かります。そこにパラディ島の生活が始まった107年前を逆算すると1992年。

一方、主人公・エレン・イェーガーが父グリシャから「進撃の巨人」の能力を継承したのが、超大型巨人などが襲来した日。そこから5年後にエレンは調査兵団に入るため、『進撃の巨人』1話目の段階でエレンの寿命は残り8年しかなかった。

つまり先程の1992年とエレンの余命8年を足すと、まさに1話目のタイトルである「2000年」という数字にちょうど繋がる。この考察を発見したヤツ…もとい作者・諫山創はまさに天才的。

進撃の巨人の能力を継承する「君」とは誰?

じゃあ、この「二千年後の君へ」というタイトルで何が分かるのか?この伏線にはどういう意味が込められているのか?

もちろん九つの巨人の正体やエレンの死亡時期などを物語る伏線ではあるものの、それだけで終わる伏線ではない。この伏線の一番重要な意味はやはり「エレンの次に継承するキャラクターの存在」でありましょう。

ただ、残念ながら現状ではまだ判明しておりません。まだエレン・イェーガーが生存してる状態。つまり伏線として考えるなら、この1話目のタイトルは厳密には「まだ未回収」と表現していいと思います。

○ミカサがエレンの巨人能力を継承する根拠

そこでここからは完全な個人的な予想になるんですが、結論から書いちゃうと「エレンの次の継承者はミカサ」あたりかなぁ~とドル漫では考察してみる。

何故なら、歌の歌詞や俳句や短歌などで使われる「君」という言葉は、おおむね「恋人」を指して使われる言葉だから。『進撃の巨人』の作者がどこまで言葉の意味を知っていたかは定かではありませんが、エレンにとっての恋人キャラクターはミカサしかいない。

少なくとも「君」というニュアンスからは、エレンにとって非常に親しい人物であることは間違いないはず。例えばエレンとミカサの子供も考察できますが、さすがに数年で出産してすぐ継承させるのは不可能でしょう。

もちろん継承のプロセスには必ずしも脊髄を食わせる必要はないものの、生まれてきた赤ちゃんにランダムで能力が受け継がれる道をエレンが選んだとしたら、これはこれでリスキーな話になります。

またアルミンあたりも候補者として挙げられますが、既にアルミンは超大型巨人を継承済みであるため可能性としてはやはり除外されそう。もしかするとアルミン説を排除したいがために、わざわざ超大型巨人を継承させた可能性も無きにしもあらずか。

「いってらっしゃい」と発言したのはミカサなのか?

更に『進撃の巨人』1話目の伏線は隠されております。

(進撃の巨人1話目 諫山創/講談社)

それが超大型巨人が襲来する日、エレンの夢の中に登場した「いってらっしゃいエレン」としゃべっている謎の少女の存在。エレンの名前を呼んでいることから前述のミカサとしか思えませんが、ただ髪型や服装が微妙に違ってる。

そして、エレンの起床後の「なんかすっげー長い夢を見ていた気がするんだけど…何だったっけ思い出せないな」と発言済み。どう考えても、このハンパない意味深感。ドル漫に限らず、誰が読んでも当時ですら伏線の匂いしか漂ってきませんでした。

結論から書いちゃうと、この「いってらっしゃい」の少女はミカサではないとドル漫では考察してみる。何故なら、エレンの名前を持つキャラクターは他にもいるから。

○エレンの名前を持つ進撃の巨人キャラクターは多い?

(進撃の巨人22巻 諫山創/講談社)

それが先程も少し触れたエレン・クルーガーの存在。グリシャに「進撃の巨人」の能力を授けた元スパイ。少しややこしいですが、進撃の巨人の能力は「エレン・クルーガー→グリシャ・イェーガー→エレン・イェーガー」の順番で継承されてる。

九つの巨人は継承した能力だけではなく、これまでの過去の所有者たちの記憶も継承する。そのため『進撃の巨人』1話目に登場した少女はエレン・イェーガーの夢の中に登場したのではなく、「エレン・クルーガーの記憶に登場していたた可能性」が高いということ。

そう考察すれば、エレン・イェーガーが「すっげー長い夢を見ていた」と語っているのも、そう考察すれば釈然とするはず。あくまでエレン・イェーガーが見ていたのは、過去の所有者が体験してきた過去。

今回の1話目の伏線は、『進撃の巨人』という物語は一つの始まりが現在に至るまで長い時間を掛けて繋がっているストーリーであることを何より証明してくれている、とドル漫では考察してみる。

ただ、この「ミカサではない説」の考察には致命的なミスがある。何故なら、エレンが夢を見た日の夜にエレンが父グリシャから巨人の能力を受け継いでるから。エレンがクルーガーの過去を追認できるはずがない。

クルーガーが何故かミカサやアルミンの名前を知っていた謎

そのためエレン・クルーガー説も釈然としない部分がある。もちろん超常現象的な話ではあるものの、エレンの記憶が過去(クルーガー)から未来(イェーガー)に受け継がれるのは自然な話。

(進撃の巨人22巻 諫山創/講談社)

ただ、エレン・クルーガーはグリシャに能力を継承する直前、何故かまだこの世に生まれていないはずのエレン・イェーガーの友達である「ミカサ」や「アルミン」の名前を口に出している。

当然、エレン・クルーガーとミカサたちに接点はない。グリシャは疑問を投げかけるものの、息子のエレンを生み育てる前。ミカサたちがいるはずがない。クルーガー本人も「誰の記憶だろう?」と頭をかしげる始末。

もちろんユミル・フリッツが生まれて2000年近く経過するため、その中で誰かがミカサやアルミンという名前の人物と仲良くしていた可能性もあるものの、普通に考えたら「エレン・イェーガーの記憶がクルーガーの記憶に逆流したパターン」が一番自然な可能性が高い。

もし先程の少女がクルーガーと知り合いであれば、彼女こそミカサと名乗っていても不思議ではないと思うんですが、実際にはそうじゃない。エレン・イェーガーの夢の少女も含めて、時間軸のベクトルがゴチャゴチャ。

1話目の伏線は「進撃の巨人ループ説」を物語る?

だから、進撃の巨人の「ストーリーはループしてる」と考察すればいろいろと合点がいきそう。

何故なら、『進撃の巨人』の世界では同じ歴史がひたすら繰り返されていると仮定すれば、エレン・イェーガーの「未来の情報」は実は一度体験済みの「過去の歴史」。結果的に、エレン・クルーガーが知っていてもおかしくない。

ユミルが誕生して2000年が経過しようとしておりますが、実は何度目かの2000年目なのかも知れない。そう考察すれば、前述の夢に登場したミカサもクルーガーの知り合いではなく、「エレンが過去の歴史で出会っていたミカサ」とも考察可能。

○2000年前からエレンという人格は存在してる?

もしくは、「エレン」という名前の人物はユミルの時代から存在していた可能性。そして、そこには常にミカサやアルミンという仲間もいた。「エレンという人格」がこの2000年もの間、ずっと連綿と繋がっている一人の人格だった。

実際、クルーガーはグリシャに対して「お前が始めた物語だろ」と語ってる。この「お前」という表現が引っかかる。何故ならエルディア再興の反政府運動は、別にグリシャ個人が始めたことではないから。

進撃の巨人の解説には「いついかなる時代においても自由を求めて進み続けた」とある。進撃の巨人を継承する人物こそ、まさにエレンそのものではないか。「お前が始めた物語」という言葉も、これまで連綿と繋がっている自分自身を鼓舞するニュアンスにも読み取れる。

そう考えたら、「二千年後」という1話目のタイトルの伏線もしっくり来る。何故なら「二千年後の君へ」という言葉は、明らかに「2000年前にいた人間の視点」で語られている発言だから。

普通に考えれば、当時の人間が2000年後に生まれるエレンの存在を予期できるわけがない。でも『進撃の巨人』の歴史の最初にエレンがいて、その人格が永遠に繋がっていくものであるならば全く問題ない。

もし仮に1話目のタイトルがエレンの次期後継者を意味してるだけの伏線であれば、わざわざ「2000年」という大げさな数字を使う必要がない。そのため「ユミルが始めた歴史」の文脈でエレンという存在を考察するべきとドル漫では判断します。

また「巨人の正体」でも既に考察してますが、巨人の肉体(切断された部位)は非常に軽い物質でできてる。巨人は死後に肉体が消失するなど、これもループ説や夢オチ説を裏付ける根拠になりそうか。

1話目に初めて登場した巨人は「9つの巨人」だった?

ちなみに、最後は『進撃の巨人』1話目に登場した謎の巨人について考察して終わります。

どうやら「1話目の時点で9つの巨人が登場していた」と考察するネット上の記事がある。正直眉唾もののネタであるため別に考察しなくてもいいんですが、割と気になってる進撃の巨人読者も多いのでドル漫がお答えしようと思います。

(進撃の巨人1話目 諫山創/講談社)

肝心の巨人の画像がこちら。調査兵団に在籍していたキースやエルヴィンたちが、森の中から突如として現れた巨人に立ち向かっている場面。1話目だけあって印象に残っている進撃の巨人読者も多いはず。

確かに、この巨人からは伏線っぽい匂いはします。実際、無垢の巨人のように集団で群れておらず、また戦闘力もそれなりに高そう。何故か、首元のウナジからは煙のようなものが立ち上がってるのも確認可能。少なくとも知性を持ってそうな巨人なのか。

ただ結論から書くと、「微妙」であるとドル漫では考察してみる。何故なら、『進撃の巨人』1話目時における、それぞれの巨人の動向や居場所を考えれば一目瞭然。

例えば始祖の巨人は、壁の中のフリッツ王。進撃の巨人は、壁の中のグリシャ。獣の巨人は、マーレ国にいたジーク。車力の巨人のピーク、戦鎚の巨人もマーレ国。女型の巨人、鎧の巨人、超大型巨人、顎の巨人は、ウォール・マリア襲撃前。

どうやっても結びつけようがない。

○1話目の巨人が「戦鎚の巨人」である説はヒドい

また「これは戦鎚の巨人ではないか?」という考察はあるものの、さすがにマーレ国とパラディ島は距離が離れすぎ。また何故、ライナーたちより先にパラディ島に潜入する必要があるのか?ましてやタイバー家は徹底して静観を貫いていた平和を重んじる家系。

仮にタイバー家が先んじてパラディ島に仕掛けるとしても、じゃあ、そのまま始祖の巨人を奪還すればいいやんって話。またパラディ島で反乱を起こした反逆者・エレンを叩き潰せばいいやんって話。

まさにツッコミどころ満載の考察。

仮に1話目に登場した巨人が九つの巨人だったとして、「だから何?」という話。ましてや、仮にそうだと考察してもエルヴィンたちは無事五体満足で生還できるはずがない。圧倒的な戦闘力を前に、真っ先に死んでるはず。

また『進撃の巨人』5巻で「ユミルの民」と口走った巨人のように、無垢の巨人であっても単独行動は可能。巨人の弱点がウナジであるといった情報も、割と『進撃の巨人』の早い段階で判明済み。

だからもはや考察を差し挟む余地すらないほど、『進撃の巨人』1話目に登場した巨人は「フツーの無垢の巨人であった可能性は高い」とドル漫では考察してみる。

もちろん納得できない読者もいそうですが、『進撃の巨人』のスピンオフ漫画なんかも読んでいただくと、わりと似たようなモブ巨人は多数登場しております。1話目に登場した謎の巨人に関しては、特に考察を深める意味はあまりなさそうです。