ワンピース最新1124話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「親友」。前回のワンピース1123話は別途ご参照ください。
次のワンピース最新1125話のネタバレ感想は既にレビュー済み。
世界を沸かすぞ
ルフィたちがエッグヘッドを脱出した続き。
ベガパンクの衝撃的な配信は世界中を駆け巡った。これに当然心を震わせたのが、世界経済新聞のモルガンズ。自らの気球船で「世界(フロア)を沸かすぞ野郎ども!とんでもねェ素材(トラック)が集まって来たぜ!最悪の未来を描け!」と盛り上がる。
情報という武器で世界を動かすマスコミにとって、ベガパンクの予言を利用しない手はなかった。
ただモルガンズの悪態に対して、パンゲア城から救い出されたビビは「最低…ベガパンクはちゃんと希望も語っていた」と一蹴する。しかし一世一代のチャンスと見ているモルガンズは「おれの仕事(ステージ)に口を挟むな小娘!てめェの身柄も晒しちまうぞ」と応酬する。
世界が滅ぶなら自分だけ生き残ろうと思わない
それでも「大ウソ拡声器の鳥さん!かしこい人達はあなたのウソには踊らされないわ」とは強気のビビ。DJとダンス(踊る)を掛けてあるのか。ワンピース界隈でも陰謀論でお金稼いでる人もいますが、それに対する皮肉も少し込められているのか。
この二人の喧嘩を見ていたワポルは「あの人怒らせちゃ、おれ達もう行くところないんだぜ」とビビをなだめすかせる。ただモルガンズも本気で怒っているわけではなく、「世界が海に沈むなんて、空を住処にするおれの時代か!」と喜色満面の様子。
それでもビビを更に煽ると、「世界が滅ぶなら自分だけ生き残ろうなんて思わないもの」と返答される。そこでスイッチが更に入ったのか、ルフィがベガパンクを殺害したニュースを流してやろう、と意気込むモルガンズであった。
ギスギスの黄猿と赤犬
一方、ルフィたちが脱出したエッグヘッド。
ジョイボーイの覇王色の覇気で海軍中将たちは軒並み気絶していたが、正気を保っていた戦桃丸はひとり小舟で脱出を図ろうとしていた。このことから戦桃丸の強さは海軍でも中将クラス以上と判断されます。戦桃丸は黄猿との今生の別れからか、思わず涙がこぼれ落ちた。
だから海軍大将・黄猿ボルサリーノももちろん意識を失っていなかったが、そこへエッグヘッドの戦況を一刻も早く知りたい海軍元帥の赤犬サカズキから連絡が入る。黄猿はいつもの調子でのらりくらり答えようとするが、赤犬は急かすばかりで雰囲気はギスギス。
黄猿ブチギレ案件
埒が明かないことから、黄猿は「若いのが来たら報告させる」と伝えるが、赤犬は「甘い仕事しとりゃせんじゃろうのう」と挑発する。そこでブチッと来たのか、黄猿は「オイ…サカズキ…お前さん」と口調が急に悪くなる。そして、「親友を殺したことあんのかい」と赤犬に尋ねる。
この時、黄猿の脳裏によぎるのはベガパンクと過ごしてきた数々の思い出だった。二人の初めての出会いから500年後の未来を作るエッグヘッドを建設に至るまで。どうやらMADSを摘発し、ベガパンクを海軍に直接リクルートしたのが黄猿だった模様。
もちろん黄猿がベガパンクに最後をとどめを刺すさっきの記憶も。
てめェの目で見に来いや!クソガキ!
だからノンデリの赤犬に対して、黄猿は怒髪天だった。
と、ついには「甘ェ仕事をしたかって?疑うヒマァあんならよ!てめェの目で見に来いや!クソガキ!!」と黄猿は涙を流しながら赤犬にブチ切れる。
ちなみに赤犬が55歳、黄猿が58歳。黄猿のほうが年上だからクソガキという表現が出たんだと思います。3歳しか変わらやんと思うものの、たまにSNSなどで流れてくる老人同士の喧嘩を見てると、意外と年齢差はジジイになっても気になるらしい。
二人の関係性を知っているのか赤犬も少し反省し、「悪かったのう…兄弟」と思わず謝罪してその場を収める。
リリス復活
一方、エッグヘッドから脱出した麦わらの一味だったが、エルバフの海賊船では既に宴が終わっていた。何故なら、ルフィが落ち込んでいたから。理由はベガパンク本人を連れ出すことができず死亡させてしまったから。それ故、一杯だけ飲んでお開きになった。
フランキーは五老星、海軍大将、セラフィムたち、大量の軍艦に取り囲まれるという地獄の状況から逃げ出せただけでも御の字とするフランキーに対して、ジンベエも素直に禿同。ゾロも「ジジイ一人死なせたぐらいで、四皇にもなってみっともねェ」と辛辣な意見。
そしてタイミングよく、リリスが目を覚ます。ナミやサンジは一安心の表情を浮かべるが、リリス以外のベガパンクは連れ出せなかったことを謝罪する。ヘッドホンに録音されていたアトラスからのメッセージを聞いて、全てを即座に理解したリリスは思わず号泣する。
『ONE PIECE RED』の成功もあってか、ベガパンクを女性キャラとして活躍させたかったから、6名のサテライトをわざわざ作ったんだろうなと。だからエッグヘッド編も2年近くかかったんでしょう。でなきゃ、あと5年で完結するなんて言ってなかったでしょうから。
ベガパンクは全員生きている
ただリリスは「腹減った」と切り替えは早い。欲望の感情(ヨーク)が切り離されているから、いちいちの行動に執着がない?そこでメンバーが集う食卓に向かうが、ルフィは意気消沈しながらも巨大なぶどうを5房を食べる暴食っぷりを発揮していた。
エルバフの海賊船だけあって、食料や家具は全て巨大だった。
落ち込むルフィを見て、リリスは「ええんじゃ」と慰める。何故なら、他のベガパンクは死亡したように見えて実は死んでいないから。この詳細は不明ですが、AIのような「電子的な人格」としてリリスの中に残されているみたいなことか。
だからリリスは「お前達は約束をちゃんと守ってくれた」とルフィたちに感謝の念を改めて述べる。
そしてエルバフへ
これを聞いたルフィは理解できずに一瞬戸惑いを見せるものの、リリスの言葉を信じて一安心する。心機一転、ルフィは救出に来てくれたエルバフの巨人族に感謝の念を述べる。元気そうなルフィの姿を見たエルバフの巨人族たちも盛り上がり、ようやく本当の宴会が始まる。
そして、向かうはエルバフの国。
ここにはオハラで生き残ったサウロもいるため、ロビンも久しぶりの思わず心が高鳴る。現状だとエルバフの国に最後のポーネグリフがあるかどうかは不明、シャンクスが去ったことからも無さそうですが、あくまで中継地点という感じか。
ただエルバフには「謎のシルエット男」が待っていた。果たして、こいつの正体とは?という場面でワンピース1124話は終わります。
ワンピース最新1124話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1124話のネタバレ感想でした。
ということで、今回でようやくエッグヘッド編が完全に終結した雰囲気です。戦桃丸がどこに逃亡するのか、また物語に絡んでくるのか地味に気になるものの、黄猿の咆哮は海軍を裏切る伏線なのかどうか。とはいえ親友を殺したぐらいなので、海軍への忠誠心は変わらないか。
ただ号泣するほどベガパンクとの親友感は、正直そこまで演出できていなかったか。もっと深いエピソードがあるんかと思ってましたが、二人の年齢差も考えると親友という表現が似合っていたかと言うと微妙でしょう。
◯黄猿目線での感情移入
エッグヘッド過去編のワンピース1100話で黄猿はちょろっと登場してベガパンクと絡んでいるものの、あくまでメインはボニーとくまだったので、黄猿とベガパンクの親友エピソードは正直皆無に等しい。
後付的にいろいろ回想シーンが追加されてましたが、黄猿が涙するほどベガパンクのことが好きだったのかはやや微妙。ベガパンクの過去描写もあくまで革命軍ドラゴンとの接点がメインでしたから、MADS時代以降の詳細な過去が言っても判明していないので、黄猿目線で感情移入できるかというと?
まあ黄猿と初登場時から懇意にしていた戦桃丸はベガパンクのボディーガードだったわけなので、その繋がりで黄猿とも懇意にしていたことは想像にかたくないと言えばそれまでですが。パシフィスタのレーザービームも黄猿由来ですし。
次のワンピース1125話予想
最後は次のワンピース1125話の内容を予想して終わります。
普通に考えると、このままエルバフ編が始まりそうですが、ワンピースは新シリーズが始動する前に「閑話休題」を挟むことが多いです。ワノ国編が終わった後もクロスギルド、黒ひげvsハンコック、ルフィが語る夢の果てなどいろいろ描かれていました。
実際、次の目的地までの距離や時間を考えると、こういった別のエピソードを間に挟むことで違和感なく新シリーズを始めることができるんだと思います。だから、今回も同様にエルバフ編は素直に始まらずに、別のエピソードが描かれる可能性が高いはず。
◯謎のシルエット男はクロッカスとの酒飲み友達?
とはいえ終盤も終盤ですから、赤髪のシャンクス、黒ひげ、イム様といった主要キャラ目線のエピソードが描かれる可能性が高いか。他の四皇の動き、ジョイボーイと因縁が深いイム様は五老星の遁走に何を思うのか。いよいよラフテルに到達されてしまう危機にどう対処するのか。
謎のシルエット男も早くも登場するか。ちなみに、これは双子岬でクロッカスと酒を酌み交わしていた謎の編笠男の可能性が高そうです。だからロジャー海賊団の誰か?そのためサウロの存在含めて、エルバフでは空白の100年の謎が紐解かれる可能性が高そうです。
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