ワンピース最新1087話ネタバレ予想をしたいと思います。タイトルは「軍艦バッグ」。前回のワンピース1086話のネタバレ感想は改めてご参照ください。
次のワンピース最新1088話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ガープ、ハチノス島で大暴れ
海軍G1支部の近海にはとある廃船場があった。
（ONE PIECE1087話 ©尾田栄一郎／集英社）
そこには「軍艦バッグ」と呼ばれる廃船が捨て置かれていた。これはサンドバッグ代わりに海軍中将のガープとその弟子のクザンがひたすら殴り続けていたことからそう呼ばれていた。破棄や悪魔の実の能力も使わないことが条件だったが、そこには巨大な拳の跡が付いていた。
まさに肉弾戦の賜物。海軍准将のブランニューは「英雄たちの強さは生まれ持ったものじゃない」と、日頃の努力の賜物であるかのように語る。一方、海賊島ハチノスでは海軍少将コビーを救出するために、そのガープたちが乗り込み、黒ひげ海賊団と対峙していた。
ガープに立ちはだかるクザン
既にサンファン・ウルフは叩きのめされて海底に沈んで気絶していたが、バスコ・ショットは「酒豪炉火（しゅごーろっぷ）」でガープを攻撃するが、その炎を黒ひげ海賊団のモブたちを盾に防ぐ。そして燃え盛るモブたちを周囲に投げ飛ばすと、辺り一面が延焼する。
黒ひげ海賊団は「なぜこの数にひるまねぇ！恐すぎだろ！」とガープの猛攻に震え上がる。
その間にSWORDのメンバーがハチノスで囚われていた市民や海兵たちを救出する。クザンに氷漬けにされたひばりはまだ解凍される途中だったが、ハチノス島から出港する準備は整っていた。これを聞いたガープは「もう用はない！退くぞ！」とコビーやグルスたちに呼びかける。
ただガープの前に立ちはだかったのが拳骨衝突で倒したと思ったクザンだった。
シリュウの急襲
やはり拳骨衝突で死亡することはなく、「だから帰らせるわけにはいかねェのよ。ガープさん」と再び臨戦態勢に入るクザン。思わずヘルメッポたちは恐れおののくが、ガープは「ええかお前ら！後は海岸まで走りゃあええだけじゃ！死ぬなよ！」と逃走の準備に入る。
コビーはガープの言いつけ通りに逃亡を図るが、助けを求める人質の声を聞いて思わず立ち止まる。しかし、それは黒ひげ海賊団の一味のやっすい演技だった。その間隙を縫ってコビーを攻撃したのが、スケスケの実の能力者の雨のシリュウだった。
（ONE PIECE1087話 ©尾田栄一郎／集英社）
コビーは透明のシリュウに気付かなかったが、その間に入って攻撃を食い止めたのがガープだった。シリュウの刀はガープの腸を深く突き刺すものの、その肉の厚さにすぐ抜くことはできなかった。ガープの拳がシリュウの頭蓋骨めがけて振り下ろされる。
「インペルダウンのチンピラがァ！」と気を吐くものの、ガープの体は思わずよろめく。シリュウもまた口から血を吐き出すものの、どちらの攻撃が致命的だったかは一目瞭然だった。
ガープとクザンの過去
グルスやヘルメッポは思わず狼狽するものの、直接的な原因となったコビーのそれはひとしおだった。ガープは「うぬぼれるな！わしが狙われただけじゃ！」と必死に擁護するが、コビーのメンタルは激しく動揺したままだった。
逆に黒ひげ海賊団は形勢逆転とばかりに気勢を上げるが、その際にガープの懸賞金が30億ベリーと判明する。またガープの懸賞金が海軍大将と同じ（3王冠）と表現されていることから、他の大将の懸賞金も同金額と推察できます。
だからクザンは調子づいた黒ひげ海賊団に対して、「どけ雑魚ども！両手両足を縛ってもお前らじゃ、ガープさんの命は取れねェよ」と氷拳でガープに応戦する。その際に、ガープとクザンはお互い師弟関係だった当時の記憶が蘇る。
当初はクザンの弟子入りを拒絶するものの、何やかんやで受け入れてしまうガープ。息子のドラゴンが革命家になったり、孫のルフィが海賊になると言い出したことを嘆くなど、2人の信頼関係は深いものだった模様。
正義は勝つ
未だに目的が不明なクザンは「厄介な敵を育てましたね」と不敵に挑発するが、ガープは「破門じゃ。バカ弟子」とどこか悲しそうな表情を浮かべる。2人の拳が交わると周囲に強烈な衝撃波が発生する。やはり黒い稲妻が生じるなど、2人も覇王色の覇気の使い手だった模様。
お互いの実力は拮抗しているのか、ガープもクザンもお互い大きく弾き飛ばされる。仰向けで力なく倒れるガープの姿を見たアバロ・ピサロは「ニャーハハハ！逃げ切れる見込みは薄いニャー！ここはハチノス！つつけばもっと海賊は出てくるぞ！」とシマシマの実の能力を発揮する。
ハチノス島から巨大な腕を作り出して、「おれ達だって名を売りてェよ！明日の新聞の見出しはこうニャー！海軍の英雄コビー大佐の救出を試みたガープ中将率いる若手精鋭部隊！アバロ・ピサロの恐怖の能力により悲劇の殲滅！」と今にも出航しようとするガープの軍艦を叩き潰そうと目論む。
その軍艦には既に解凍されていたひばりたちが乗船していた。コビーは思わずピサロに命乞いするが、ガープは「うろたえるな…正義は勝つ」とどこか余裕の表情を浮かべていた。果たしてひばりたちの運命は？ガープやコビーはハチノス島から脱出を図ることができるのか？
ONE PIECE最新1087話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1087話のネタバレ感想でした。
やはり休載理由が急遽（尾田さんの手術）だけあって、ストーリー自体にそこまで大きな進展や転換点はありませんでした。フィガーランド家や天竜人周りの掘り下げがある可能性も考えましたが、そこらへんはまだまだ出し惜しみということ。
一方、ガープの懸賞金額も30億ベリーと判明。同時に海軍大将の懸賞金も実質判明したようなものですが、四皇の懸賞金と比べると少なめな印象。そこは民間のクロスギルドが設定しているだけあって、一概に比較できるようなものでもないのか。
それでもガープは四皇の幹部クラスであれば当たり前に圧倒。雨のシリュウに隙を付かれたものの、ここらへんは白ひげとのセルフオマージュもあるのか。ガープであっても寄る年波には勝てないか。多勢に無勢。地の利も不利に働いたか。
逆に言うと、ロジャーとタッグを組んでようやく粉砕したティーチの父親・ロックスがいかに強敵だったかが分かります。
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