【2017】第48回衆院選 終盤情勢の予想まとめ(西日本編)

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○佐賀県

佐賀1区は無所属・原口一博がやや優勢。元々高い知名度を誇る原口は、今回も幅広い野党支持層の8割9割を手堅く固めてる。また結果的に希望の党からの出馬取りやめたことで、共産の出馬を防いだことも無所属・原口にとっては功を奏している。

前回の衆議院選挙では民主・原口が8.5万票だったのに対し、自民・岩田が8.3万票だった。今回2017年の衆議院選挙ではそこまでの接戦にはならないと予想されます。終盤情勢でも無所属・原口がリードを維持。

佐賀2区は自民・古川康と希望・大串博志が激しく争う。前回は自民・古川が11万票だったのに対し、民主・大串は8.2万票だった。今回も共産が邪魔をして自民アシストを狙っているため、基本的に希望・大串は劣勢。それでも勢いのある立憲民主といった野党票・政権批判票を徹底的に固められるかがカギとなる。

終盤情勢では希望・大串が無党派へ浸透したことも手伝って、互角の戦いまで持ち込むなど接戦を展開。あとは投票率次第。

○長崎県

長崎1区は希望・西岡秀子と自民・冨岡勉が激しく競り合う。元々は髙木義明の地盤。希望・西岡は父・西岡武夫の地盤や連合票を軸に、無党派層への浸透も図る。希望・西岡は2016年参院選の雪辱を狙うが、自民アシストの共産党が足を引っ張るのは少し気がかり。非自民票をいかにまとめ上げるかがカギ。

ただ終盤情勢では自民・冨岡が支持層を手堅く固めてリード。希望・西岡はやはり苦しい展開なものの、無党派層へ浸透するなど猛追する展開。

長崎2区は自民・加藤寛治が安定した戦い。長崎3区は自民・谷川弥一が安定した戦い。長崎4区は自民・北村誠吾と希望・宮島大典が激しく争う。宮島は希望の失速が気がかりのため、立憲民主などを含めた野党票の結集がカギとなる。終盤情勢では自民・北村が組織を固めてリード。希望・宮島は立憲民主などの票を固めつつあるが、無党派への広がりが見られないなど苦しい展開。

○熊本県

熊本1区は自民・木原が優勢に戦いを進める。共産不出馬で一騎打ちの戦いに持ち込んだ希望・松野は追い上げるものの、希望の失速に伴い全体的に伸び悩む。立憲民主や無党派層など安倍不支持層への幅広い浸透が課題。また区割りの変更も希望・松野にとっては痛いか。

ただ産経新聞の終盤情勢では、希望・松野と自民・木原が接戦を展開しているとの報道。希望・松野は無党派へ食い込むなど、希望の失速を挽回。それでも前回前々回の衆議院選挙では自民・木原に1~3万票以上の大差で負けているため、希望・松野は更なる追い込みが必須。

熊本2区は自民・野田毅が今回も安定した戦い。無所属・西野と保守分裂選挙になったものの、自民・野田は公明支持層をまとめるなど終盤でもリードを維持。熊本3区は自民・坂本哲志、熊本4区は自民・金子恭之が安定した戦い。相手候補が社民や共産が多いというのも理由。

熊本は1区が見どころ。自民・木原と希望・松野は2005年から続く因縁の戦い。お互い勝ったり負けたり。何故か希望に移ったものの共産は不出馬してることも手伝って、希望・松野は負けられない戦い。

前回の衆議院選挙では自民・木原が8.7万。維新・松野が7.3万。共産が1.5万。松野と共産を足せばちょうど互角。本当に面白い選挙区。いかに投票率を伸ばして無党派層を取り込むかがカギを握るはず。

○大分県

大分1区は自民・穴見陽一と元民進から希望に鞍替えした吉良州司が横一線。吉良が安定して勝利を収めている選挙区ではあるが、希望の失速が気がかり。連合などの組織票固めだけではなく、無党派への浸透も図れるかがカギ。

終盤情勢でも接戦は続く。ただ希望・吉良は共産の自民アシストが最終的に響きそう。いかに勢いのある立憲民主や無党派を更に取り込めるかが重要。

大分2区は自民・衛藤征士郎がわずかに優勢だが、社民・吉川元が激しく追う展開。共産の出馬取りやめや、勢いがある立憲民主支持層への浸透も手伝って、これまでより勢いが力強い。

ただ2区の終盤情勢を読む限りは、やはり自民・衛藤が社民・吉川を大きく引き離す展開とのこと。やはりこれまでの衆議院選挙の結果を考えると、3~5万程度の票差を社民が埋めるのは大変。社民は比例九州ブロックで議席を落とすとも予想されてるので、社民・吉川の比例復活は厳しくなるか。

大分3区は自民・岩屋毅が安定した戦い。立憲民主の横光克彦は苦しい展開を強いられている。

○宮崎県

宮崎1区は自民・武井俊輔、宮崎2区は自民・江藤拓、宮崎3区は自民・古川禎久が安定した戦い。

希望の党の候補者は風もなく、組織もなく、全てにおいて苦しい展開を強いられている。下手すると共産候補者の票数より少なくなる可能性もありそう。当然、共産は全滅。

○鹿児島県

鹿児島1区は自民・保岡宏武と立憲民主・川内博史が接戦。自民・保岡は父・保岡興治から地盤を引き継いだ初めての選挙。立憲民主・川内は知名度の高さと野党統一候補という状況を生かす。また維新・山ノ内は力強さに欠けているため、結果的に立憲民主・川内に政権批判票が集まっているのも奏功。

ちなみに前回の衆議院選挙の結果は自民・保岡興治が6.7万票、民主・川内が4.7万票、維新・山ノ内が3.0万票、共産が0.8万票となっている。そのため維新からどれだけ票をひっぺがすのか、他にも投票率の高さなどによって選挙情勢にも影響を与えると予想される。

終盤情勢でも自民・保岡と立憲民主・川内が激しい競り合いをしている状況は変わらず。立憲民主・川内は無党派の取り込み、自民・保岡は組織固めがカギを握る。

鹿児島2区は自民・金子万寿夫が優勢。鹿児島3区は自民・小里泰弘が有利に戦いを進め、希望・野間健が追う展開。区割りの変更に伴って、野間は票の掘り起こしにやや苦戦。鹿児島4区は自民・森山裕が優勢。社民・野呂は厳しい戦い。