【疑問】漫画読み放題アプリは存在する?今後マンガの読み放題サービスは登場するか考察してみた

先日、雑誌読み放題アプリおすすめランキングを執筆しました。dマガジン、楽天マガジン、はたまたKindleUnlimitedのどこがおすすめなのかを徹底的に比較してみたので、あとでご覧ください。

そこで漫画ブログを運営してるドルジ露瓶尊としても気になるのは、やはり「漫画やコミック」に特化した読み放題のアプリやサイトサービスの存在。週刊誌や女性誌で提供できてるのだから、当然マンガやコミックでも読み放題アプリが登場してもおかしくないはず。

そう考えてる読者も多いと思いますが、じゃあ果たして漫画読み放題のアプリやサイトは存在するのか?

漫画読み放題のアプリやサービスは存在しません

結論から書くと、漫画読み放題のアプリやサイトは存在しないというのが答え。もちろん古いコミックなどを取り揃えてる読み放題のマンガアプリは存在しますが、少なくとも最新作の漫画が読み放題になるサービスは存在しません。

例えば、少年ジャンプの最新号が読める「少年ジャンプ+」ですら月額約900円ちょい。しかも方式は買い切りのため、バックナンバーは買わないと遡っては読めない。一紙ですら、この状況。

現状、理想的な漫画読み放題のアプリがあるとしたら、「コミックDAYZ」。モーニングやヤングマガジン、イブニングなど講談社のマンガ雑誌6誌が読み放題になります。バックナンバーも2~4号ほど遡って読める上に、それでいて料金は月額720円とお安い。

ただ雑誌のラインナップを見ても分かるように、少年マガジンや進撃の巨人が掲載されてる別冊少年マガジンは除外。コミックDAYZには少女漫画雑誌も含まれてることなどを考えると、感覚的には少年ジャンプ+に近い漫画アプリではないか。

つまり現状、やはり漫画読み放題のアプリは存在しないと考えていいはず。

マンガ読み放題のアプリは今後登場しない理由

じゃあ、今後マンガ読み放題のアプリやサイトが出てくる可能性はどれだけあるのか?漫画読者として淡い期待感を抱いてしまうのが本音。もし月額500~1000円程度で色んな漫画雑誌の人気作品を読めたら、これほど嬉しいことはない。

でも正直、dマガジンなど雑誌で展開されてるような読み放題サービスを「漫画コミック」で実現させるのは不可能だと思います。理由は至って、シンプル。何故なら「漫画は手軽に読んで消費されてしまう」から。

dマガジンといった雑誌読み放題のサービスは、読者に「読まれた分だけ」の収益や報酬が出版社に配分される仕組み。逆に言うと、「ほとんどの雑誌が読まれてないからこそ成立」できてるサービスとも言える。

例えば、女性誌に興味がある読者は自動車やバイクの雑誌は読まない。逆も然り。オッサンや中年読者は女性誌なぞ読もうと考えたことすらないでしょう。たまに自分は可愛い女の子が出てるとチェックしますが…(^q^)

○漫画は老若男女問わずに「読まれてしまう」という悲劇

ただ漫画の場合、良くも悪くも読まれてしまう。短時間で漫画は消費できるので、読み放題で漫画を提供すると読者は無意味に読んでしまう。実際、ラーメン屋や床屋に漫画雑誌があれば、つい手にとってしまう方は多いでしょう。

しかも、漫画のジャンルと読者の年齢や性別は意外とリンクしない。少年漫画を読んでる女性も多い。特に『ONE PIECE』といった人気のバトル漫画が好例でありましょう。それぞれの漫画雑誌には、そういった鉄板の人気作品が数多くある。

つまりアプリの運営会社からすれば、漫画家や出版社に配分しなければいけないお金が爆発的に増えてしまう。配分するためのお金がどこから来るのかと言うと、もちろん読者が支払う月額料金。

例えば、Amazon Kindle Unlimitedでも「同時ダウンロードは10冊まで」と制限されてるのは、むやみに読者に読まれないようにするため。読まれたら読まれた分だけ、Amazonは出版社にお金を払う必要が出てくるから。

消費者はどこまで漫画読み放題アプリにお金を払う覚悟があるのか?

つまり、もし少年ジャンプも少年マガジンも少年サンデーも読めるという夢のような漫画読み放題サービスを実現させようとすると、おそらく「月額料金は5000円程度」では全然足りない気がします。

もちろん有名な動画配信サービスの月額料金は高くても数千円程度。じゃあ、たかだか漫画の読み放題アプリが、そこまで月額料金が高くなるのか感覚的には解せない人もいるでしょう。映像作る方が金かかってるやんけ!?って話。

でも動画の場合は、映画やスポーツの試合を筆頭に一つのコンテンツが数時間と非常に長い。そのため、意外とそこまで大量に消費されない。大作映画を10時間ぶっ通しで観るのがいかに大変であるかは想像するまでもないでしょう。

だから、出版社の垣根を超える漫画読み放題アプリが登場する可能性はゼロに近いと言えると思います。仮にそういった読み放題サービスが実現するとしても、少なくとも、読者が期待するような「漫画読み放題アプリ」は安値で提供されることはないと思います。

以上、残念なお知らせでした。

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