ワンピース最新1131話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「冥界のロキ」。前回のワンピース1130話も良かったらご参照ください。
次のワンピース最新1132話のネタバレ感想はレビュー済み。
ロキの懸賞金26億ベリー
ついにルフィとエルバフの王子・ロキが邂逅を果たす。
ルフィはエルバフに到着したテンションからか、一方的にロキ相手にまくし立てる。ロキが話しかけようとしても、ルフィが一方的に喋るばかり。いい加減、しびれを切らしたロキがブチ切れると、その覇気に触発されたのか周囲の雪山から猛獣たちが降りてくる。
ロキは自らを「太陽の神」と自称。またここで懸賞金が26億ベリーであることも判明。やはり世界政府特別懸賞金」という表現が気になるところ。海賊は海軍が懸賞金をかけていますが、それ以外の重要犯罪者には世界政府が直々に懸賞金を掛けている?
世界政府にとってニカは最も忌むべき存在でしょうが、ロキのみ限定して作られているとは思えないため、他にもロキ以外に世界政府特別懸賞金の対象者はいるのでしょう。もしエネルあたりが世界政府に発見されていれば、ロキと同じく世界政府直々に懸けられていたか。
宝樹アダムはエルバフにあった
そして、ロキは「6年も捕まっている」ことをルフィに伝える。6年前だとフランキーがウォーターセブンに帰還して一家を立ち上げたぐらい。7年前にはブルックがモリアから影を奪われてたりします。昔のようで割と最近にも思えます。この6年前にロキは父親を殺したのでしょう。
またこの場面でエルバフの中心部に鎮座する巨木が「宝樹アダム」であることが判明します。
フランキーはこの宝樹アダムを使ってサウザンドサニー号を建造していました。確かに戦士たちの国(ウォーランド王国)の巨木ですから、そりゃ強そう。エルバフいちの力自慢を自称するロキであっても簡単には切れなさそうですから、逆にどうやって市場に流通したのか気になるところ。、
ロキ曰く、この宝樹アダムはウォーランド王国そのものとのこと。北欧神話において、アースガルズやヨトゥンヘイムといった国を内包する世界の中心に位置していた世界樹が「ユグドラシル」でした。考察している人も多かったですが、北欧神話とリンクさせていることはもはや明白らしい。
エルバフの最下層
実際、ロキが囚われている場所は「冥界」と呼ばれるエルバフの最下層でした。北欧神話でもユグドラシルの最下層には、ヘルヘイムと呼ばれる冥界が存在しました。ここはロキの娘・ヘルが統治しているため、いずれロキの仲間も登場するかも知れない。
宝樹アダムがそそり立つ島…というか山は何万年も前から存在していたそう。現時点で判明しているワンピースの歴史は1000年2000年前程度だった気がしますが、こういう時間軸を持ち出されると悪魔の実や太陽の神ニカはどこからいつやって来たのか、現れたのか気になるところ。
エルバフで語り継がれる神話では最下層の冥界は「第一世界」と呼ぶんだそう。改めて北欧神話の世界観とこれでもかとリンクさせてることが分かります。ワンピースの世界における神話も、いつ誰がどう紡ぎ出して語り継いできたのか意味深です。
数千年、数万年前まで歴史を遡ると、空白の100年どころの騒ぎではなくなってしまいそうですが。
山の猛獣とルフィ
太陽の神が崇められるエルバフにおいて、雪がふりすさぶ最下層の地はまさに「太陽の死んだ世界」だった。
このエルバフの冥界には数々の猛獣(山の主)が生息していた。それらはロキが昔から手懐けていた友達だったことから「お前がおれに逆らうならこいつらが黙っちゃいない」と脅すものの、ルフィにとってはシルバーズ・レイリーに修行を付けてもらったルスカイナ島を彷彿とさせた。
だから、ルフィは山の猛獣たちを一瞬で手懐けてしまう。
いいハンターは動物に好かれちまう、とはどこぞのカイトの名言ですが、この極寒の冥界にはエルバフに逆らった人間たちも囚われていた。こいつらに鎖を外す鍵を持ってこさせたらいいやんと思いましたが、少し前にエルバフにやって来たシャンクスの覇気で気絶させられて困ったとぼやく。
ルフィ、ブチ切れるの巻
これを聞いたルフィは嬉しそうにテンションが上がるものの、それまで自分の挑発に全く乗ってこなかった姿を見て苛立っていたロキは「シャンクスは腰抜け海賊」と煽る。これを聞いたルフィは一瞬でブチ切れて、ロキの顔面に向けてギア4を叩き込もうとする。
結果的にルフィのパンチは外れたものの、ロキは囚われの身であることを思い出したのか「冗談冗談」と必死になだめてその場を収める。「冗談でも言うな。動けねェならおれを怒らすな」とロキを一喝するものの、何気に卑怯者だったルフィに草。
いくらシャンクスを尊敬しているからと言って、これぐらいで目くじらを立てていたらバルトロメオの蛮行なんてどうなることやら。シャンクスへの思いの強さを描きたかった感じでしょうが、ルフィのギア4程度でビビってる時点で、エルバフ一の怪力の実力も知れてそう
前述のようにロキの懸賞金は26億ベリーに設定されていましたが、ルフィを超えないように微妙に調整されていた感があります。
エルバフの村に向かうナミやサンジたち
一方、オモチャの国(部屋)から脱出を図ったナミやサンジたち。
ルフィとはぐれた後も吊橋でのんびりしていると、ドカドカと吊橋が揺れたかと思うと、オモチャの国の主だったロードがものすごい剣幕で追走してきていた。しかも、後ろにはサニー号を抱えながら、先程見かけた巨人族の女戦士・ゲルズたちの姿もあった。
状況を理解できないナミやサンジたちは全速力で逃げるものの、ゲルズはロードに会うと話していたことから大慌てで謝罪しに来た感じか。もちろんそんなこともつゆ知らず、ナミたちは島上部にあるであろうエルバフの村へ向かう。
でも冷静に考えると、エルバフからドリーやブロギーたちが迎えに来ている以上、麦わらの一味が来ることはエルバフに話が通ってるとナミたち側も考えてて良さそうですが。
新巨兵海賊団のメンバー構成
ウォーランドの冥界にはハイルディンの姿もあった。新巨兵海賊団の船長にして、麦わら傘下の一人。
いつになったら麦わら大船団が大きな事件を起こすのか興味深いですが、ハイルディンは冥界の猛獣たちをわんさか捕獲していた。確かルフィたちを迎えに来ないとは言っていた気がしますが、船大工のスタンセンと共に料理を振る舞おうと今から準備していた。
ここで改めて新巨兵海賊団のメンバー構成が明らかにされます。一番右の航海士・ロードが謎の影の正体であり、ルフィたちを捉えていた首謀者でした。ゲルズたちの発言を聞いている限り、おそらく一番最後に加入したオタク風の男。
ロビンとサウロの再会は?
そして、エルバフ近海にはドリーやブロギー、大人組と言われている残りの麦わらの一味の姿があった。
ニコ・ロビンの髪型がブルックの手でセットされていた。
もうすぐ到着するエルバフには懐かしのサウロと再会するということで、ロビンはかつてのように前髪がパッツンヘアーに戻っていた。新世界編以降、ナミも短髪ヘアーからロングヘアーになっていましたが、いずれ終盤に向けてショートカットに戻る可能性も。
麦わらの一味は新世界編でコスチュームがいろいろ変更されましたが、正直あんまり評判も良いイメージがないですからね。しかし、ロビンやドリー・ブロギーたちの目の前にエルバフが迫った時、このエルバフではサウロが何故か倒れて動かなくなっていた。
果たしてロビンとサウロは再会できるのか?何故サウロは倒れたのか?過労?病気?という場面でワンピース1131話は終わります。
ワンピース最新1131話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1131話のネタバレ感想でした。
ついに宝樹アダムの存在が判明しました。魚人島にあった陽樹イブと関連性があると言われているため、アダムもまた太陽光をどうこうする性質があるのかも知れない。このアダムで建造されてるサウザンドサニー号にも新たな特殊能力が開花したりするかも興味深い。
ロキの懸賞金が26億と判明したものの、囚われの身である点も含めて、実力的には相応レベルではあるのか。「お前の潰してほしい海賊団を一つ跡形もなく消してやる」とロキは息巻いていましたが、ルフィに速攻ボコられそうになっている姿を見る限りは…。
ただ海楼石で囚われている以上、ロキが悪魔の実の能力者であることは確定。伝説の悪魔の実を食べるために父親を殺したとも言われていますが、太陽の神を自称している点も考えると、ルフィのゴムゴムの実(ニカ)と対を成す悪魔の実なのかも知れない。
次のワンピース1132話予想
最後は次のワンピース1132話の内容を簡単に予想します。
サウロがいよいよ再登場しそう。既にロビンたちの目の前にエルバフの大地があったことから、出し惜しみすることなく次か次の次ぐらいには再会するはず。ただ何故、サウロが倒れてしまったのか?今更、クザンの攻撃のダメージの影響が出てしまったのか?
さすがにロビンと再会しないまま死亡することはないでしょうが、サウロが「先生」呼ばわりされていた点も踏まえると、これまでの研究成果も気になるところ。オハラがバスターコールで焼き払われたのが22年前ですから、最低でも20年以上の蓄積があるはずですから。
またルフィはシャンクスがエルバフを訪れた理由を聞いた際、ロキは「タダで教えるワケねェだろ」と返答しているので、何やかんやでルフィがロキを解放する流れも読み取れます。とりあえずエルバフ編が既に完全始動している模様。
ここからどう最後のロードポーネグリフに繋がっていくのか。シャンクスもそれ目的でエルバフにやって来ていたはずですから、そこら辺も意識しながら読んでっても良さそうです。
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