ハンターハンター最新392話ネタバレ感想を画像付きでレビューします、か。前回のハンターハンター391話のネタバレ感想は別途でご参照ください。
今回は再びセリフ量が一段と多かったので、内容はかいつまんでわりとざっくりレビューします。
ちなみに次のハンターハンター393話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
Zombi Girl(ラヴィアンローズ)
前回はシュウ=ウ組の幹部・ヒンリギが、エイ=イ組の構成員・パドイユを抹殺した続き。船内では何も知らない一般市民がマフィア同士の抗争に大騒ぎ。この収拾にあたるため、カキン王国の兵士たちが駆けつけてくる。野次馬に「逃走したのは一人?」などと確認している様子。
しかし、死んだはずのパドイユが何故か普通に立ち上がっていた。何も知らない兵士は「そっちの君ケガは?被害届は出すかね?」と尋ねると、パドイユは「あー大丈夫す。もう仲直りしたんで」とやんわり断る。発砲音についても知らないと答える。
ヒンリギからカタギと伝えられた兵士は、そのままパドイユを帰宅させて事なきを得る。しかしボロボロ状態のパドイユはほとんど焦点が合わないなど、旗から見ればかなり怪しい。実はパドイユはやはり既に死亡しており、とある念能力によって操られていただけ。
その名も「ゾンビガール(ラヴィアンローズ)」。
もともとはヒンリギの部下としてシュウ=ウ組では死体処理版に所属していたミーシャという女の念能力。既にミーシャは死亡しているものの、死後に強まる念として自らが取り憑いて、その死体を操作して穏便に物事を処理させる。
ちなみに、ラヴィアンローズ(La Vie en rose)はフランス語で「バラ色の人生」という意味だとか。楽曲の題名で使われていることも多いそう。
「シュウ=ウ組の誰かが殺害する」という前提と、「穏便に処理する」という目的の軽さから、ほとんど生きている状態と分からないレベルにまで精細に動かすことができる模様。このままパドイユは海に身を投げさせられてフェードアウト。
モレナの居場所
そして、シュウ=ウ組のヒンリギはカキン王国の兵士から「とある有力な情報」を持ちかけられていた。
それが【エイ=イ組の組長(モレナ)】の居場所。ヒンリギは5000万ジェニーで手を打つことを提案。これが高いのか安いのかすぐ分かりませんでしたが、兵士は「気前がいいな。全面戦争ってのはガチらしい」とニンマリほくそ笑む。
ただ「マフィアの組長の情報を売るのは命がけ」として兵士は前金払いを要求するも、ヒンリギはガセの可能性もあるとしてきっぱりと断る。それでも食い下がる兵士に対して、「前金に見合う情報の根拠は?」と問い詰めるヒンリギ。
兵士は「船の見取り図に存在しない部屋に伝わる生活配線がある」ことを、とある造船業者の知り合いに聞かされたとヒンリギにすかさず伝える。兵士の表情から本気度を悟ったヒンリギは承諾し、兵士にその部屋まで直接案内させることを条件に金の準備に動く。
リンチの念能力はパクノダの劣化版
一方、ヒンリギの部下は自らの血液を操作する念能力でヒソカの居場所を探っていた。顔が分からないものの、ヒソカの身長が190cm以上であることから、手当たり次第に同じ身長の人間を探っていた。
ただヒソカはプロハンターな上、天空闘技場のフロアマスターなんだから、ヒソカの顔ぐらい分からないものなのか?と思ったのは内緒。
ヒンリギの部下・リンチは「質問した相手を殴ること」で、その答えを強制的に返答させる念能力を持っていた。かつて幻影旅団に所属していたパクノダのパワー系版といった雰囲気。ただし、相手を殴らなければ答えを聞き出せないため、それなりに実力者ではある模様。
ヒソカついに現る
だから殴られた男の仲間たちは激怒するものの、リンチは「文句あんならかかってこい。慰謝料はすんでやる」とすごむだけ。ただリンチは「明らかなヒョロガリはスルーしない?」ともう一人の仲間に提案するなど、性格はどこかガサツ。
もう一人の仲間は「相手がどんな念能力を持っているかさえ不明なんだから」と呆れるばかりだったが、そこに現れたのが本物のヒソカだった。リンチの攻撃も即座にカウンターでいなし、もう一人のヒンリギの部下は「リンチを遥かに凌駕する強さ!この雰囲気!圧倒的なオーラ」と愕然。
「詳しい事はオレらも聞かされていないが、組総出であんたを捜してる。知りたいなら一緒に来るかい?」と追い詰められたように提案すると、ヒソカは不敵に微笑んで了承する。どこかヒソカがおびき出した感もありますが、果たして?
だから数年前にヒソカの居場所を考察していましたが、結果的にイルミの姿には変装していなかった?今後早くも正々堂々と幻影旅団とバチバチに殺し合う?
オウは幻影旅団とエイ=イ組の潰し合いを目論むが…
続いて動くはシャ=ア組の幹部・オウ=ケンイ(画像右)だった。シャ=ア組は幻影旅団と一時的に手を組んでいるところ。
シュウ=ウ組のヒンリギが起こした騒ぎに駆けつけて、情報屋と思しきタバコ屋の店長からオウ=ケンイの部下・ツドンケがヒソカの居場所、シュウ=ウ組の動向など聞き出している様子。幻影旅団にお熱のようですが、どうやらサイン色紙にサインして欲しいっぽい。
船の第一層の【ヨロズヤ】はドローンなどを使って空輸させることで、後から何でも入手してくれる模様。暗黒大陸に入る直前の限界域までであれば、現世界との接点は維持できるため、もしかするとゴンやキルアは空から暗黒大陸に突入することも可能か。
オウはまずヒソカの確保を優先させる。幻影旅団は一筋縄ではいかないことから、オウは一歩退いて対応。幻影旅団もヒソカの確保に動いているが、まずエイ=イ組の暗殺犯・ルイーニーの存在がカギを握ると考えて、ひとまずこちらに対応する。
オウはヒソカと直接交渉し、最終的にエイ=イ組と幻影旅団の潰し合いを目論んでいるが、どうやら期待薄という表情を浮かべる。
エイ=イ組のルイーニーが旅団に迫る
一方、フィンクスやフェイタン、ノブナガはシャ=ア組の倉庫番の見張りを続けていた。
ノブナガは「フランクリン連れてきて2対2にしようや。したら交代で外も捜せるだろ」と提案するも、フィンクスは「あいつただでさえ狭いトコ大嫌いだしな。呼びに行っても断ると思うぜ」とやんわり否定する。
それでもノブナガは「じゃあオレがフランクリンと組んで外回り」と食い下がった矢先、シャ=ア組の捜索隊が帰ってきたのか扉をドンドンを鳴らす。
しかし、それはエイ=イ組のルイーニーの罠だった。扉の付近から自分の腕だけ出してドンドンと鳴らしている姿が監視カメラにバッチリと映っていた。明らかに見え透いた挑発だった。
そうこうしている内に本当の捜索隊が戻ってくるが、これもルイーニーの手によって即座に拉致される。捜索隊は念能力者ではなかったため、まさに為す術がなかった。ノブナガは「出てくるな。扉を閉めて鍵を掛けてろ」と言って、シャ=ア組の構成員を退避を促す。
しかし、ルイーニーが扉から堂々と姿を現そうとしていた。どっかのホラー漫画のオマージュっぽい気も。
「らしくねェな。あんた達なら秒でシャ=ア一家を一掃して皆殺しにできるだろ?お行儀が良すぎるんじゃねーかぁ?ウィキペには極悪非道の盗賊とあったがどうやら誇張みたいだな?訂正しといてやろうか?」と挑発する。
それに対して、ノブナガが「そうだな頼むわ。ムカツク奴等にゃ容赦しねぇくらいが妥当だろ」と刀を抜いた場面でハンターハンター392話は終了します。
ハンターハンター393話予想
以上、ハンターハンター最新392話のネタバレ感想でした。
なかなかセリフ量が多くてゲンナリしました。特にぽっと出のモブキャラが多すぎるので余計に苦痛だったかな。前回391話でも言いましたけど、せめて単行本コミックは連載再開前に発売して欲しい。さすがに流れにすんなり付いていけない。
ただ今回の注目点はやはりヒソカの存在。意外とすんなり再登場しました。イルミ・ゾルディックになりすましている説も有名でしたが、結果的に間違いだったのか。でもイルミは十二支んのミザイストムに拘束されていたため、敢えてヒソカの姿に戻って逃げ出した?
とりあえず幻影旅団も再登場したということで、ヒソカとクロロの再戦も近いか。そもそもヒソカは単独で船に乗り込んでいる状態。どうやって幻影旅団のフルメンバー相手(ゾルディック家は除く)と対峙していくつもりなのか。
クラピカやカキン王子たちの動向も複雑に絡むため、次の展開は予測しづらいでしょう。
それでも次のハンターハンター最新393話ではノブナガたちとエイ=イ組のルイーニーの対戦は必至か。いくら念能力を体得したと言っても、末端の構成員ごときが幻影旅団にどう立ち向かうのか。久しぶりの胸熱バトル展開にも期待したいところ。
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