ハンターハンター最新399話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のハンターハンター398話のネタバレ感想は別途でご参照下さい。
ちなみに改めて記事後半で触れますが、次の400話でちょうどピッタリ再びハンターハンターが長期休載に入ります。来週発売される少年ジャンプは年内最後なので、ちょうど年内ピッタリでハンターハンターの連載も一時中断される予定です。
ちなみに次のハンターハンター最新440話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ヒンリギにリードされるノブナガ
エイ=イ組の本拠地に侵入する幻影旅団の【ノブナガ】とシュウ=ウ組の【ヒンリギ】。既にそこはもぬけの殻だったが、洗濯部屋には解体された人間の痕跡があった。少年ジャンプ本誌ではモザイク付きですが、単行本だとモザイクは解除される?
ヒンリギも「パッと見は無人だがついさっきまで人がいた感がある」と分析すると、ノブナガは「そういえばあっちの隠し部屋の方もそんな感じだった」と振り返る。そこでノブナガは各部屋の隣にいた人間の仲間だったことに気付き、今更ながら後悔する。
実際、血みどろの塊は既に固まっており、他に新しい血痕があるわけでもなかった。それでもヒンリギは別角度から必ずしもそうとは限らないと分析し、「今更考えたところで答えは出ない」としてノブナガをなだめる。何故なら、本丸は【最後の扉】だったから。
個人的には前回398話で開けた扉が本丸ちゃうかったんかい、と思ったのは内緒ですが、すっかりヒンリギが場をリードしている雰囲気。
エイ=イ組の余裕
そこでヒンリギが恐る恐る扉を開くと、そこには仲良く談笑するエイ=イ組の組員たちがいた。
どうやらモレナから与えられる念能力について話し合っている?ヒンリギはその会話を無視して「ここがエイ=イ一家のアジトでお前等が組員ってことでいいか?」と尋ねる。しかしエイ=イの組員たちも一切驚くことなく、やはりヒンリギを無視して会話を続ける。
ノブナガは「扉付近に罠があるのはほぼ確定だな。オレ達がここからあっちに入れねぇからこそのあの余裕なんだろ」と分析。「生憎見つけたゴミは早々に片付けたくなる性分なんでな」とするノブナガに対して、ヒンリギもそれに同調する。
そして、ヒンリギはすかさず自らのナイフを思いっ切り投げつける。そのナイフはエイ=イ組員の右側頭部にしっかり刺さったが、その組員は何事もなかったかのように立ち上がる。
そして刺さったナイフを引き抜くと、そこには刃先が消えていた。
こいつの【スウィートホーム(Damage)】と呼ばれる念能力は、ダメージを与えた武器ごと移動させることができた。ヒンリギのナイフの刃先はエイ=イ組員が触れていた空き缶に移動させられていた。
ただし、ダメージを受けた瞬間に男が左手で触れていたモノに限られるため、それなりに制約はある模様。
モレナが率いる【器官】とは?
そのため、そのエイ=イ組員は無傷だった。
ただヒンリギが立て続けにナイフを投げると、その男は慌てたようにそれを避ける。何故なら、男の左手をエイ=イの仲間の女が掴んでいたから。つまり、男が攻撃を受けるとそのダメージが女に移っていた。エイ=イ組は仲間意識が意外と強い組織っぽい。
しかし、ヒンリギが投げ飛ばしたナイフは別の組員に向かっていた。どうやら何らかの勝算がありそうな能力を持つ男(タラコ唇)が右手を掲げて受け止めようとすると、さらに別の組員(バンダナ)が分厚い漫画雑誌でそれを食い止める。
助けられた男(タラコ唇)は感謝を述べるが、「何能力使おうとしてんだよ?」と漫画雑誌を持つ男(バンダナ)に叱責される。どうやらモレナに「器官(精鋭部隊?)」の一人に選ばれている模様。モブ臭しかしませんが、今後多少活躍しそうな鳩…ひろゆk…タラコ唇。
更にそこに現れたのが、ヨコタニと名乗るエイ=イ組の顧問弁護士。
オールバックスタイルの張り付いた笑顔のヨコタニは「ヒンリギさんですよね?不法侵入の上に傷害罪、それも限りなく殺人未遂に近いものですね。お聞きの通り、通報しますが宜しいですか?ああ…貴方も見覚えがあります。幻影旅団のノブナガさんだ」と飄々と挑発する。
弁護士・ヨコタニ登場
ただノブナガはすかさず刀を飛ばして、ヨコタニの額を突き刺す。柄部分に紐をつけて、さながら鎖鎌のように刀を扱う模様。刀部分は周で強化しているため、ちょっとした放出系に近い戦い方もできる模様。その分、中距離戦にもある程度は対応できる模様。
しかし例の男がヨコタニに触れてダメージを逃がそうと試みる。実は自分以外にも能力が発動できた。ただ左手で何も触れることができなかったため、ヨコタニが受けたダメージを自ら負ってしまう。ノブナガは「随分と献身的な能力だな」とほくそ笑む。
実力差が歴然だからか、ノブナガは「他のヤツもどんどん近付いてこいや!全員串刺しにしてやるよ!」と殺気剥き出しで刀を構える。
ヨコタニは「まさか武士の魂を投げてくるとは思わず…我が故郷の侍は元来戦闘において…」などと言い訳して立ち去ろうとするが、例の男は「お前はガードだろうが」と激怒する。
そしてヨコタニは【墨攻(LSDF)】という念能力を発動する。
ちなみに流星街の過去編が少し前に描かれていましたが、ノブナガという日本風の名前然り、意外と出生の秘密が明らかになったわけではないよなーと。
ヨコタニの墨攻(LSDF)が最強すぎる?
じゃあヨコタニの墨攻(LSDF)は一体どんな念能力なのか?
端的に言うと、ロボットのような衛兵を具現化する念能力になります。職業が弁護士だけあって、その衛兵は「法律を犯した侵入者を排除すること」以外の行動は取れない。ターゲットとなる侵入者に物理的な攻撃を加えることができません。
ただし侵入者が犯した罪が重いほど、強力な衛兵を具現化できる。また発動できるのはモレナたちがいる「エイ=イ組の本拠地のみ」という場所的制約もあるため、衛兵は無敵の防御力を誇ります。まさに完全にガードに特化した能力。
それ故に、ノブナガであっても簡単に排除されてしまう。衛兵のオーラが異様に増幅されている点から、衛兵を攻撃することは実質的には殺人罪に匹敵する扱いか。ノブナガも「逃げろ!自動操作で排除するまで追って来るぞ」とヒンリギに警告。
衛兵の暴れっぷりを見る限り、実質的には物理攻撃してるのと同じじゃね?と思ったりしますが、場所限定とは言っても、幻影旅団相手でも通じる念能力はそれなりに強力と言えそう。結局、人生もそうですけど殺されなきゃ勝ちなので。
しかし逆にここまで強力な念能力を見たヒンリギは、ノブナガの最後のアドバイスも手伝って「完全にエイ=イの本拠地」と確信する。そして衛兵に排除される前に、体内に仕込んだ発信機を取り出してアジトのとある場所に隠す。
その後、同じく衛兵に排除されたヒンリギはノブナガと合流。エイ=イのアジトに仕込んだ発信機の捜索をノブナガたちに依頼し、「モレナの能力とキカン(器官)の正体が不明な内は油断禁物だぞ」と言い残してヒンリギは立ち去る。
ハンターハンター最新399話ネタバレ感想まとめ
以上、ハンターハンター最新399話のネタバレ感想でした。
エイ=イ組の念能力者がいろいろ登場していますが、どれもいかにもモブキャラでしかないので基本的には盛り上がりに欠ける印象です。そもそもキャラクターの名前すら分からない。ヨコタニの具現化した衛兵のデザインももっとなかったものか。
ノブナガに関してもここまで手こずる?という。ヨークシンで世界中のヤクザを相手にしていた頃の面影は全くなし。流星街の過去編でも若かりしクロロも「世界中の人間が恐れ慄くほどの悪党になる」と公言していたわけですし、基本的に甘っちょろい。
幻影旅団はいずれ全滅するとも言われていますが、ここらへんのウダウダした展開の中にその伏線(既に罠が仕掛けられていたなど)を張っているのかも。でもカキン継承戦以降の展開は頑張って読まないと辛いレベルではあるかなーと。
そこで次のハンターハンター400話の内容を予想しておくと、いよいよエイ=イ組長・モレナとの一戦が始まるか。エイ=イのケツモチであるツェリードニヒは念能力の習得に余念がないようなので、モレナ関連の展開には意外と絡んでこないか。
ただモレナが仕掛ける「器官(キカン)」の謎が解明されていないことから、実際に戦闘が起きる or モレナを倒すのは401話以降の話かも。
ちなみに次の400話で再びハンターハンターは休載に入ります。しかし前回も触れましたが、あと30話分のネームが既に完成している状態とのこと。また冨樫義博のツイッターを見ても作業はやや順調にも見えます。
そのためこれまでと同じように年単位の休載はなく、2023年半ばまでには再び連載が再開される予感がします。
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