今年2018年は少年ジャンプ創刊から50周年に当たるらしい。そこで少年ジャンプでは2018年で様々な読み切りマンガを掲載していく予定。詳しくは「2018年の少年ジャンプが楽しみwww」という記事を参照。
そこで先週木曜日(成人式が月曜にあったため発売が不規則)に発売された少年ジャンプ6号に掲載されたのが、ニセコイで一世風靡セピアした古味直志の読み切りマンガ『eの原点』。
そこで古味直志の読み切りマンガ『eの原点』のネタバレ感想をレビューしたいと思います。今後コミックスとして発売されるか微妙な気もするので、もし読みたい場合は少年ジャンプ+を定期購読しましょう。
eの原点の内容ストーリー・登場人物キャラ
『eの原点』の主人公は友内工(ともうち・たくみ)。どこにでもいる高校生。成績は平凡。スポーツも特別できるわけじゃない。ただ友内はとにかく「ゲームが大好き」だった。そのゲームにかける情熱は誰にも負けない自信があった。
この友内工が現在ハマってるゲームが「CODAS」と呼ばれる格闘ゲーム。様々なロボットをモチーフとしたキャラクターを操作して、世界中のプレイヤーと戦うことができる。友内もご多分に漏れず、夜中までCODASに遊びふけることもしばしばだった。
友内の学校内での天敵が美菜原五月(みなはら・さつき)。クラス委員を務める才色兼備。勉強も優秀な上、学校生活全般でもまさに品行方正。ゲーム好きの友内自身は「対極の存在」と感じていた。
しかし、ひょんなことから五月が大のゲーマーであることを知る。しかも五月は単なるゲーム好きではなく、友内が愛してやまないCODASのランキング一位を誇る強者プレイヤー。将来の夢もプロゲーマーと友内を遥かに上回っていた。
そして「eスポーツ」の世界でプロゲーマーを目指す五月に感化され、主人公・友内は人間的に成長していく…みたいな内容の読み切りマンガになります。読み切りだからオチや結末をネタバレしてもいいんですが、一応割愛。
eの原点が面白いのか評価してみた【感想まとめ】
ということで、ここからは読み切りマンガ『eの原点』が面白いのかつまらないのか簡単に評価していこうと思います。
結論からレビューすると、そこまで面白くなかったかなーというのが正直な感想。端的にまとめるなら、「eスポーツを丁寧に解説する説明マンガ」以上でも以下でもない内容だと思います。
さすがに進研ゼミとまでは言いませんが、企業が宣伝マンガを作るとこんな感じになるよなー…といった感想しか持てませんでした。おそらく古味直志自身がゲームが好きなんだと思います。でも好きだからこそいろいろ伝えたいと思うんですが、それ故に全体的にまどろっこしい感じ。
オチに繋がる展開もベタではあるものの、説明くさい展開が続いたが故に「安っぽいなぁ~」という読後感が残りました。私ドルジ露瓶尊も自分自身で少しハードルを上げすぎた感もあるものの、それを差し引いても「平凡」という評価が妥当かな。
でも古味直志は格闘漫画を連載していたこともあって、ロボット同士の格闘描写自体は決して乾燥しては悪くなさそうだと思いました。基本的にそういった描写をベースにシンプルにストーリを作った方が良かったかも。
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