ワンピース最新1130話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「呪いの王子」。前回のワンピース1129話も良かったらご参照ください。
次のワンピース最新1131話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
エルバフに向かうフランキーたち
ルフィたちが謎のブロックの王国（巨人族の留置所）に連れ去られたものの、そこから無事に脱出した続き。
突如として船内から消えたルフィたちを探していたフランキーたちだったが、「捜しても捜してもいなかった！だが生きてる！」と早くも捜索を打ち切りをドリー・ブロギーたちに打診する。ロビンも「そうね…後はエルバフで待ちましょう。目的地は明確だもの」とあっさり同調。
ドリー・ブロギーも「仲間が言うなら無事か」と、故郷であるエルバフに向かおうと舵を勢いよく取る。実際、ブルックも言うように船内には食糧が尽きていた。このまま全員が餓死しては本末転倒ということ。とはいえ、一日二日捜索しただけで食糧が尽きるってどうなん？
さすがにご都合主義的すぎる展開に草。露骨にひどすぎてちょっと笑った。やはりルフィたちと二手に分かれさせるためだけの展開だった模様。グランドライン以前と以後組に分けたことに、どんな意味があったのかいずれ明らかになるか。
エルバフに一足先に到達していたルフィたち
一方、ブロックの部屋から脱出したルフィたち。その目の前には超デカい巨木が立っていた。思わず「樹齢何千年だ！？」と驚くのも頷けた。
つまり、ルフィたちは一足先にエルバフの国に到達していた模様。実際、エッグヘッド編かどっかで登場したエルバフに巨木が描かれていました。
だからブロックの部屋の内装は、エルバフの国を模して作っていたらしい。他にも似たような城が建っていたりします。あまりの広大さにナミは目眩がするほど。しかも何故かエルバフの気温は極寒だった。早くも前途多難か。
そこへやって来たのが新巨兵海賊団のゲルズとゴールドバーグだった。
「ハイルディンはなぜあんな変人を仲間にしたの？」と語るなど、どうやらブロックの王国を作っていた同じく新巨兵海賊団のロードについて話している模様。ゴールドバーグいわく、航海士としての腕前が上等らしい。
てか、ハイルディンとゲルズ以外のメンバーを初めて知った件。いつ出てきたんやコイツラ。
ヤルルまさかの生存
またロードが飼っているペットの烏がルフィたちをエルバフに連れてきたことも目撃していた模様。あくまでルフィたちが乗る小船だけだったので、中身の人間までは把握していないものの、エルバフの国でも侵入者は即逮捕案件だった。
ロードは自作自演で侵入者をでっち上げることから、ゴールドバーグはあまり当てにしていない様子だったが、ゲルズだけは「ヤルル様に言いつけてやる」と躍起だった。ヨルルは5歳のビッグマムに殺されていますが、ヤルルはまだ生存している模様。おそらく巨人族の最長老？
ビッグマムが死んだと聞いて喜んでいるに違いないですが、ビッグマムを倒したキッドを倒したシャンクスに何を思う？
この言葉を聞いたルフィたちは思わず身を隠す。新巨兵海賊団は麦わら大船団の傘下に入って久しいものの、お互いの面識は船長・ハイルディン以外は皆無らしい。確かにハイルディンたちが一方的に宣言しただけの話ですが、それで大丈夫なのか？ｗ
謎の咆哮の正体は誰？
ちなみに、ここでウソップたちもようやくエルバフの国に到達したことを確信する。
だからゲルズたちは麦わらたちの気配に一瞬気付いたものの、お互い出会うことなくやり過ごす。ゲルズたちはロードの元に向かっていたようなので、いずれ麦わらたちの存在に気付きそうですが、ルフィたちは巨大な吊橋を歩く。その下には巨大な狼たちが待ち構えていた。
ウソップたちは寒さも相まって震えるが、ルフィだけはビリビリと感じる何者かの存在に気付く。これはブロックの王国で聞いた雄叫びの主だと直感で分かるルフィは、サンジたちの静止も聞かずにその主の元に向かうため吊橋から飛び降りる。
ドリーとブロギーの懸賞金が18億超え
一方、エルバフの国に戻る最中のロビンやブロギーたち。
何故か、世界中を旅している海賊たちに届く新聞がロビンたちの元にも届いた。この新聞社の情報網を使えば世界政府はあらゆる海賊を一網打尽にできそうですが、そこにはドリーとブロギーたちがエッグヘッドを襲った張本人として書かれていた。
「100年の眠りから目覚め巨兵海賊団が復活！四皇・麦わらのルフィと共にエッグヘッドを火の海に変えた！」といったモルガンズの煽りの中に、二人の懸賞金が18億ベリーまで跳ね上がっていた事実も付記されていた。
当初二人の懸賞金額は1億ベリーでしたが、ワンピースの世界にも物価という概念があるらしい。確かに故ベガパンクの存在を筆頭に、直近の文明開化は凄まじいものがあったのでしょう。ウォーターセブンの海列車が通ったのも10年ちょい前の話ですし。
そう考えると、25年以上前に50億ベリーを超えていた白ひげとロジャーの懸賞金は現在の物価で考えると余計ヤバそう（笑）
ルフィの写真に描かれたの謎の✕マーク
ただベガパンク暗殺の首謀者にされたルフィの写真の違和感に気付いたのがロビン。
ギア5状態のルフィの姿がバッチリ撮影されていたが、その写真のルフィの左上で「✕マーク」が描かれていた。
ロビンはニカ化すれば浮き出てくるのかと考えたが、腕だけはブレているのに✕マークだけは鮮明だったことから違和感を覚える。つまり、写真を後から加工したものだと推察。フランキーたちは知らぬ存ぜぬだったが、ロビンだけは何故かそれに見覚えがあったが記憶は鮮明ではなかった。
これは言うまでもなく、アラバスタ編に登場した✕マーク。ルフィたちがアラバスタ王国の王女・ビビとの仲間である証明として付けた左腕の✕マーク。現在ビビはモルガンズと一緒に帯同しているため、ルフィたちに暗に送ったメッセージなのでしょう。
そういえば仲間の印である✕マークを付けたのが「左腕」でした。左目に付いた傷のキャラは仲間説をかつて考察しましたが、改めて補完してくれている感じか。
二手に分かれさせた理由はビビにあり？
アラバスタで仲間に入ったロビンだけうっすら記憶が残っていたのも、ルフィたちの腕にそのマークがギリギリ残っていたから。ただロビン加入後、ビビについて何も話題にしてなかった裏返しとも言えるので、それはそれで寂しいか。
確かにビビは失踪扱いになっているはずなので、自らの居場所を伝えるメッセージとしては分かりやすい。逆に言うと、エルバフでビビたちと合流する流れなのか。それ故に、エルバフ編序盤でグランドライン編以前と以降に合流した仲間に一旦分けた理由がビビにあるらしい。
ビビの情報がルフィたちに先に伝わることにどういう不都合があるのか知りませんが、どのみちビビ再登場の日も近そう。
呪いの王子・ロキ
ドリーたちの口から、新巨兵海賊団の船長・ハイルディンが実は「エルバフの王子」だったことが判明する。麦わら傘下に入ったことからハイルディンが迎えに来ようとしていたが、実はエルバフでは大きなトラブルが発生していた。
エルバフにはハイルディン以外にも、実はもう一人の王子がいた。
それがこれまでビッグマムとの縁談話などで登場したロキ。
当初は優しそうな雰囲気でしたが、どうやら「呪いの王子」と呼ばれるなど性格は真逆。ドリーたち曰く、頭のネジがぶっ飛んでいるらしく、数年前からずっと囚われの身だった。直近で逃亡を図ろうとしたため、おそらくハイルディンたちを筆頭に総出で押さえつけにかかった模様。
ルフィとロキの邂逅
このロキはエルバフに伝わる「伝説の悪魔の実」を欲し、父親のハロルドを殺害するなど、まさに暴虐悪魔。エルバフの恥と呼ばれていたが、あまりの傍若無人ぶりから巨人族の戦士たちが集結するエルバフにおいても、ロキは世界をぶっ壊すと恐れられていた。
この呪いの王子・ロキとルフィが早くも邂逅する。ロキはスリラーバークで凍結保存されていたオーズなどを彷彿。実際、湾曲した大きな2本の角も特徴的。ただ兜のデザインにも見えますが。
ロキが上から目線で「名を名乗れ」と要求すると、ルフィは「おれはルフィ。海賊王になる男だ」といつもの名ゼリフで応じる。ルフィが立て続けにこの場所がどこかと尋ねると、ロキは「かつて戦争に明け暮れた世界最強の王国、エルバフの戦士の王国・ウォーランド」と答えた。
そして、エルバフの戦士たちが恐れるのも納得の発言を続ける。「おれは世界を終わらせる太陽の神！ロキ！」。果たしてロキの目的とは？何故破壊衝動が世界に向かうのか？という場面でワンピース1130話は終わります。
ワンピース最新1130話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1130話のネタバレ感想でした。
早くもロキ王子が登場。しかし、まさかの緊縛状態。回想シーンで何度か登場したロキは優しそうな雰囲気もありましたが、結果的には真逆の雰囲気。ローラに振られて性格が変わったパターンか。でなきゃ最初から、世界を破滅させようとしている男が結婚などしようとするのか？
ちなみに、ロキという名前は日本語だと「終わらせる者」という意味らしい。「世界を終わらせる太陽の神」と自称していましたが、エルバフのロキはまさに北欧神話がモチーフ。ただ神話上のロキは美男だったそうなので、今回の顔を見る限りはドフラミンゴ風のワルか。
また神話上のロキは空中や海上を走れる靴を持っていたそうなので、伝説の悪魔の実も「空を飛べる能力」なのかも知れない。既にそれに近い悪魔の実は何個か出ているような気もしますが、最近は動物ゾオン系がクローズアップされがちなので、空を飛ぶ幻獣種の一種なのか。
次のワンピース1131話予想
最後は次のワンピース1131話の内容を予想して終わります。ちなみに前述の通り、また2週ほど休載になるため、1131話が掲載されるのは11月11日発売の少年ジャンプになります。
やはりロキ王子がメインの回になりそう。何故、世界の破壊を目論むのか？終わらせるという表現を聞くと、必ずしも破壊とは限らないとは思うので、そこらへんのロキの意図が明らかになるのかも知れない。伝説の悪魔の実の正体も気になるところ。
そもそも太陽の神ニカの能力は既にルフィが持っているのに、何故、ロキは太陽の神を自称しているのか？ルフィの能力が判明した時点で、ロキが改心して協力する展開もあるのか？
実際、北欧神話のロキはヨトゥン（巨人族）の血を引くものの、オーディンと協力関係にあったため人間が住むアースガルズに住んでいたりしました。
少なくとも敵対関係には何やかんやならないはずなので、エルバフ編は大量の書物を持ち帰ったサウロがいる点も踏まえると、空白の100年の謎が深堀りされる流れがメインになりそう。伝説の悪魔の実とやらも過去の歴史に大きく関わってくるものではあるのでしょう。
北欧神話に登場する9つの世界には「妖精の国」などもあるので、緑の妖精というお酒の謎もしれっと判明するか。エルバフという国は、それ単体で9つの世界を体現しているのかも知れない。
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