ワンピース最新1119話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「エメト」。前回のワンピース1118話のネタバレ感想は興味があればご参照ください。
ちなみに最初に言っておくと、エメト（emeth）はヘブライ語で【真理・真実（אמת）】を意味するそうです。英語のtruthのような感じか。
次のワンピース最新1120話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
行ってくれステューシー
ジュエリー・ボニーが自らの能力でニカ化した続きですが、五老星たちから逃れようとしていたのは麦わらの一味たちだけではなかった。マーズ聖の襲来から間一髪逃れたCP0のカクとステューシーとて同じだった。
（ONE PIECE1119話 ©尾田栄一郎／集英社）
ただカクは「行ってくれステューシー。友達じゃと？笑わせるな…ルッチがここへ来たらわしゃあ止めきれんぞ…」と背を向けて突き放すが、その表情は口を真一文字で固くつぐんで、感情を明らかに押し殺しているようだった。
ステューシーは「ねぇ…カク…私…」と涙を流すが、おそらくカクもまた涙を見せたくなかったのか。ステューシーの反応も見ている限り、どうやら友情というより愛情を抱いている？わざわざこんな描写を差し込むってことは、ステューシーとカクの恋仲発展もありうる？
五老星は人外？
一方、ボニーが自分と同じニカ化したことで仲間ができたと思ったのか、テンションがぶち上がるルフィ。この姿を見た海兵たちはそこで手配書の顔と合致したことに気付く。神と崇めていたエルバフの巨人たちは改めてテンションが上がる。
しかし五老星のマーズ聖は「ニカが2人？トシトシの実のまやかしだ！」と、ルフィやボニーたちに向かってすかさず口から火炎を吹き出す。ルフィは「こいつらちぎれても潰れても何も効かねェ！」と周囲に注意喚起し、体をふくらませるとマーズ聖の火炎をいってに受け止める。
五老星は20の王家の名字が付いてるものの、元から存在した人間が不老不死になったのではなく、ルフィの口ぶりからイム様が一から生み出した非人間の可能性も依然として考えられます。不老不死になったからと言って、ここまでダメージを無効化できるものなのか？
吹きとばせ！マーズ聖！
そこでルフィは自らの肉体を叩くように促し、マーズ聖の翼をむんずと両手で掴まえる。ゴムの反動を利用してマーズ聖を遠くまで飛ばそうとルフィは考えた。
サンジは「イフリートジャンプヘルメモリーズ」、フランキーは「ストロングインパクトライト」、ボニーは「ニカのパンチ」でルフィの背中を思い切り攻撃する。それぞれが武装色の覇気で強化されていたから、ルフィは思わず痛みで悶える。
今更感もありますが、フランキーも武装色の覇気が使えている以上、ブルックも同様に覇気は使えるのでしょう。ウソップはドレスローザ編で見聞色の覇気が使えるのは判明済みですが、ナミもワノ国編終わりに覇王色が使えてそうな描写もありました。いずれ明らかに？
ベガパンクの配信が再開
フランキーは「ルフィの息の根を止める気で押せェ！」と発破をかけて更に畳み掛けると、ギリギリまで膨らんだルフィのお腹にマーズ聖は遥か彼方まで弾き飛ばされる。事なきを得るが、アトラスがリリスと共に戦線から離脱しようとする。
何故なら、脳ミソが繋がっているヨークに監視されていたから。
一方、海底奥深くまで沈んでいた鉄巨人の中では、ベガパンクが隠していた配信電伝虫が目を覚ます。どうやら五老星の攻撃の衝撃で一時的に気絶していただけだった？そのため配信電伝虫が目を覚ますと、再びベガパンクの配信が世界中で流れ出す。
しかし要領は得ない配信
ヨークの分析によると、やはり配信電伝虫そのものを直接破壊しない限り、念波の発信を止めることはできなかった。黒ひげ海賊団に襲撃されたホールケーキアイランドでは、カタクリなども固唾をのんでベガパンクの独白を聞いていた。
しかし、ベガパンクの配信の中身は既にかなり進んでいた。
Dの一族について話そうとしていた部分は結果的にガッツリ端折ったまま、ベガパンクは「何も…などないからじゃ…その脈々と受け継がれる…意志と言える…その理由に翻弄された者に、この声が届くことを祈っている」と続けるが、肝心の中身は要領を得なかった。
配信電伝虫の記憶メモリは最終的に破壊されるでしょうから、後から調べ直すことは難しいか。
鉄巨人の名前はエメト
そこへ突如として大量の瓦礫とサイファーポールの工作員たちが空から大量に降ってくる。その中にはセラフィムの姿もあった。これはサンドワームのピーター聖が一度飲み込んだそれらを、噴水のように大量に上空に吐き出していたから。
これは逃亡する麦わらの一味を吸い尽くそうと、大量の風を吸い込もうとするためだった。案の定、エルバフの古代船は引き戻されてしまうが、ルフィがワンパンでピーター聖を殴り飛ばす。その間隙を縫って、イノシシ封豨のウォーキュリー聖がエルバフの古代船に突進してくる。
（ONE PIECE1119話 ©尾田栄一郎／集英社）
ただこの窮地を救ったのが海中に沈んでいたと思われた鉄巨人だった。この鉄巨人は「いいかエメト…いざって時だ…」という、ジョイボーイとの過去の会話が頭によぎっていた。ここで鉄巨人の名前がエメトだと判明します。
ルフィはロボットの登場に目をランランと輝かせるものの、果たしてエッグヘッドから無事脱出することはできるのか？という場面でワンピース1119話は終わります。
ワンピース最新1119話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1119話のネタバレ感想でした。ちなみに翌週号は休載です。
鉄巨人の名前がエメトとついに判明。あのままフェードアウトするかと思いきや、ここから本格的に参戦してくる模様。
前述のように、エメト(emeth)はヘブライ語で「真理」「真実」を意味しています。ベガパンクが核心部分を語ることはなかったものの、エメトの口から過去の真実が少し語られる可能性が出てきました。エメトの思い出からジョイボーイの輪郭もついに描かれそう？
ただ状況を考えると、エメトが犠牲となって麦わらの一味が逃げるような展開が自然か。だから前述のように、ベガパンクの配信電伝虫が五老星によって破壊されることが想像に難くないので、やはり真実（エメト）がどこまで判明するかと言うと？
そういえば関係ないですが、ルフィがカタクリ撃破後に【五皇】と呼ばれるようになりましたが、当初は他の四皇と手を組んで五老星と各々戦わせようとしていた？でなきゃ、わざわざ四皇から一つ増やす必要性がないよなと。
次のワンピース1120話予想
最後は次のワンピース1120話の内容を予想して終わります。
やはり鉄巨人エメトの活躍が期待されそう。イノシシ封豨のウォーキュリー聖の牙を簡単に折るぐらいですから、まさに怪獣大戦争が勃発か。数百年前に五老星と聖地マリージョアで衝突済みのはずですから、過去の因縁の詳細も明らかになりそうか。
何故、数百年前に鉄巨人エメトは覚醒したのか？ルフィ以前に誰かがニカの実を食べていたのか？何故、聖地マリージョアに向かったのか？それにも関わらず、どうしてエッグヘッドまでおめおめと逃げ出したのか？ここらへんの謎も不透明なまま。
ただルフィたちの目的は、あくまでエッグヘッドからの脱出。前述のように、エメトが犠牲となってルフィたちが逃げる展開がメインで描かれるか。いよいよエッグヘッド編完結も近そうです。
コメント
初めまして、いつもブログ読ませていただいています。
ワンピースも、終わりが近づいていることが、改めて実感できる展開になってきましたね。
ひとつなぎの大秘宝の正体も、片鱗が見えた感じです。
エメトですが、ゴーレムに深く関係がある言葉だそうで、「轟轟戦隊ボウケンジャー」では、エメトの頭文字を破壊することで、メト（死）を意味する言葉に変える場面がありました。
尾田先生のことだから、ゴーレムのこの設定も上手く利用するかもしれないですね