ワンピース最新1090話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。
タイトルは「黄猿」。
前回のワンピース1089話のネタバレ感想は別途でご参照ください。
ちなみに次のワンピース1091話のネタバレ感想をレビュー済みです。
良ければ。
守るべきは3つ
舞台はエッグヘッド。
海軍がベガパンクの命を奪おうと一挙に集結していた。しかし、モンキー・D・ルフィは「海賊王になる男だ!Dr.ベガパンクはおれ達が貰った!ヨークの命が惜しければ!海岸の船を全部どけろ!」と啖呵を切る。
この会話を盗聴していた世界経済新聞社のモルガンズは当惑し、横で聞いていたビビも驚愕する。イム様はネフェルタリ・リリィについて執着していましたが、エッグヘッド編でも根底では地味に話が繋がっている模様。
電話相手の五老星はうろたえることなく、「中では誰が生き残っている?」と冷静に疑問を投げかける。ルフィは思わず答えそうになるが、ニコ・ロビンが「情報は武器」と即座に制する。この声を聞いていた五老星は「女の声…ニコ・ロビンか」と察する。
エッグヘッドに唯一乗り込んでいる五老星のサターン聖は「ヨークの身柄」「ベガパンクの脳の集積であるパンクレコード」「マザーフレイムを作る融合炉」の3つだけは守るべきと命令する。
ロブ・ルッチなどを含む味方の命など虫同然だと吐き捨てる。
囚われのセラフィム
一方、囚われのヨークは「あたいは五老星と約束した!あたいに手を出せばこの島ごと消えるよ!オハラみたいに!」と泣き叫ぶ。これを聞いて苛ついたのか、ナミがヨークを思い切り殴り付ける。ウソップも思わず止めに入るが、場はどこか和やかな雰囲気が漂っていた。
そこでロブ・ルッチは「重傷者4名。ベガパンク2名死亡。麦わらの一味は…」と大きな一人言をつぶやき始める。
どこか違和感を覚えつつも、ウソップは研究層地下に囚われだったサイファーポールたちに「お前ら大人しくしているか?」と確認の電伝虫をかける。
そこには久しぶりの食糧にありつくサイファーポールたちの姿があった。
麦わらたちは命の恩人と感謝の涙を流すものの、その近くにはやはり囚われのセラフィムたちの姿もあった。
思わず命の危険を感じるサイファーポールたちだったが、海のエネルギーを取り込んだバブルボールの素材を利用したシャボン玉に捕らわれていため身動きが取れなかった。
「能力者を捕らえておくにはこれ以上のない兵器」と豪語するのはベガパンク本体だった。
「情報」も継承してるセラフィム
ただ「お前たちサイファーポールの抹殺命令など受けておらぬ!お前たちになど用はない!安心しろ!」とはS-スネーク。
あくまでパシフィスタ(人間兵器)の一種ではあるものの、どうやらセラフィムは普通に人間並みの知能を持ち合わせている模様。
他にもセラフィムは「性格」も色濃く反映されていた。
実際、S-スネークが麦わらたちの石化を解除した理由は、ルフィに懇願されたからだった。
「本物のハンコックもルフィにだけは弱い」と思わず爆笑するジンベエ。またクローン製造の責任者だったベガパンクも血統因子で情報も伝達することに深い関心を寄せている様子だった。
ただ尾田さんが意味もなくこういった描写を描いたとは考えにくいため、バーソロミュー・くまの血統因子を継承しているS-ベアが娘のジュエリー・ボニーと遭遇したときに一体どういう化学反応を示すのかは興味深いところでしょう。
実際、ベガパンクは「性格」とは表現せずに、受け継がれるのは「情報」と表現しています。S-ベアがくまの幼少期の記憶も継承していたとしてもなんら不思議はないでしょう。
次の行き先はエルバフ
しかし麦わらたちがエッグヘッドを脱出しようにも、迎撃システム「フロンティアドーム」を制御できないでいた。
ベガパンク本体も思案しかねていたが、ヨークは「ムダだよ!暗証コードがあるもん!あんた達の脳には同期してないし教えないけどね!」とほくそ笑む。
リリスはブチ切れるが、ステューシーは「全方位すっかり取り囲まれているわ。軍艦は大小100隻。兵力は3万ってとこかしら」と冷静に戦況を分析する。
ベガパンク本体は「大事件じゃのう」という言葉とは裏腹に次の一手を探る。
それが「エルバフ」。
巨人族の本拠地にして、オハラの失われた書物が貯蔵されている場所。現在は何故か赤髪海賊団が停泊している場所。ログポースそのものはまだ溜まっていないものの、ルフィもウソップも念願の巨人島に既に心躍らせていた。
ベガフォース1はエッグヘッドの空域内でしか飛行することができないため、白羽の矢が立ったのがサウザンドサニー号のクードバーストだった。
コーラのみで1km近くも飛行できる仕組みに、思わずベガパンクも子供のようにはしゃいだ。
サンジの結婚相手はボニー?
あとはフロンティアドームの解除コードを探すだけ。
ヨークは不敵に挑発するが、かえってベガパンク本体達のやる気をみなぎらせた。
そして、リリスはベガフォース1でサウザンドサニー号を北東の裏手側に移動させようと動く。一度も島の外に出たことがないリリスは無邪気に笑った。
また機嫌が良かったのはジュエリー・ボニーも同じだった。ルフィと出会った当初の夜は泣いていたが、今ではすっかり笑顔を浮かべるボニーを見て「すっかり機嫌直って気味悪ぃ」と悪態をつくルフィだったが、場の雰囲気は上々だった。
ボニーがサンジに好意を抱いている様子なので、サンジのお嫁はシャーロット・プリンではなく、まさかのボニーパターンもあるか。
確かに考えてみると、サンジの出自は王族(ジェルマ王国)でした。ボニーの出自もまた王族(ソルベ王国)でした。
プリンも厳密には女王ビッグマムの子供ではあるものの、貴族感はボニーの方が強いか。
やはり敵のルッチ
一方、海軍の軍隊ではロブ・ルッチから送られてきた通信で、エッグヘッドの内部の状況が詳細に伝わっていた。
即座にルッチの情報は全体に共有される。ルッチはルフィたちと敵対するより、友好関係を結んで内部の情報を伝える選択を選んでいた模様。
黄猿・ボルサリーノは「偉そうに主導権を握ったみてェに喋っていたが、どうやら閉じ込められてる様ですねぇ」とチクリとぼやく。
五老星のサターン聖は迎撃システム・フロンティアドームのレーザーとの親和性が高い、光の能力を持つ黄猿に対して侵入するように命令する。
ただ黄猿は「正直行けますが…その下で友人がベガパンクを守ってんです」と意味ありげに返答する。サターン聖は飛び越えればええやんと若干苛立つが、黄猿は「立ちはだかる男の覚悟を潰しちゃ…こっちも格好つきません」と応える。
これの意味するところは戦桃丸との対峙。
黄猿襲来
戦桃丸は無数の海獣兵器と50体のパシフィスタを保有していることから、もし全面衝突としたとしても海軍側が損耗する兵力が甚大と指摘する黄猿。
サターン聖は思わず頭を抱えるが、だからこそ黄猿が筋を通さなければいけなかった。
海軍側はルッチの情報を元に、融合炉の奪還などに臨戦態勢を整える。ルフィたちはのんきに構えているが、黄猿が八咫鏡を使ってエッグヘッドに侵入してくる。
「来たかオジキ」と異変を察知した戦桃丸は不敵に微笑み、即座にパシフィスタたちに敵対勢力の排除を命令を出す。
そして、二人が対峙。
「行くよォ~戦桃丸君!」と黄猿が先手必勝。しかし、「わいのガードは世界一ィ!」と戦桃丸が軽く受け止める。まさかの黄猿と戦桃丸が対峙するとは当初思いもしませんでしたが、なかなか面白いバトルにはなりそう。
とはいえ、戦桃丸はルッチごときに敗北してたので期待薄か。
一方、黄猿の襲来を察知したかのように、「誰か来た!強ェのが!」とルフィが恐怖する表情を浮かべた場面でワンピース1090話は終わります。
ワンピース最新1090話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1090話のネタバレ感想でした。
海軍・世界政府側がエッグヘッドの攻略に腐心する展開を予想していましたが、早くも黄猿がエッグヘッド内部に侵入。
そして、まさかの戦桃丸との一触即発。戦桃丸と黄猿のバトルは「あり得そうであり得なかった組み合わせ」だと思うので意外と面白そう。
ただルッチにしばかれたばかりですから、黄猿に軍配が上がる未来しか見えませんが、それ故に黄猿の裏切りにも期待が膨らむ?
一方、黄猿がエッグヘッドに侵入した直後、ルフィがビビりまくっている描写に違和感を覚える読者も多そうですが、そこはさすがに海軍大将ということか。
やはり一筋縄でエッグヘッドを脱出することは難しそう。これから起きる壮絶な戦いにワクテカ必至。
またセラフィムは元の七武海の性格が想像以上に色濃く反映されている模様。それ故に先程も触れたように、娘のジュエリー・ボニーと接触させた時のS-ベアの反応が気になる所。
何故、S-ベアだけが幼少期の姿をしていなかった理由も、そこらへんが関係しているのか。
麦わらの一味たちがエルバフに向かうことがほぼ確定。エルバフにはオハラの書物が大量に残されているため、確かに…という流れ。とはいえ、エッグヘッドでの戦いが予言されているため、実際にエルバフに向かうのは数年先の話か。
ちなみに次の少年ジャンプは休載とのこと。だからワンピース1091話が掲載されるのは9月4日になります。
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