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【約束のネバーランド】タイトルの意味とは?【約束】

かつて漫画考察ブログ「すごないマンガがすごい!」マンガ「約束のネバーランドが面白い件」という考察記事もレビューしましたが、掲載されている少年ジャンプでは割りと上位で掲載されてることが多い印象。自分の読み通り、世間的にも比較的面白いと評価されている漫画なのかも知れません。

(約束のネバーランド47話)

この『約束のネバーランド』の最新話を読むと割りとストーリーの核心部分まで迫っていました。主人公のエマやレイは地獄の孤児院から脱出したものの、周りの世界は森ばかり。そこには鬼も巣食っていた。

でも孤児院の中では「外の世界は繁栄」してるはずだった。そこでムジカとソンジュという謎の鬼に出会ったことで、エマやレイは自分たちが現在置かれている「世界の現状」を知ることとなる。このことでようやく『約束のネバーランド』という漫画タイトルの意味も理解できました。

ということで今回は漫画『約束のネバーランド』のタイトルの「約束」の意味を解説したいと思います。

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鬼と人間の間で取り決められた「約束」のこと

まず『約束のネバーランド』の世界観から簡単に説明すると、1000年以上前の地球は一つの世界しかなかった。

(約束のネバーランド47話)

しかし、そこには凶悪な鬼が存在し、人間を食らって生きていた。ただ人間もただ食われるだけではなく、負けずに鬼を次々と駆逐していった。お互いがお互いを憎み合い、まさに血で血を洗う戦いが果てしなく続いた。

(約束のネバーランド47話)

そこであるとき人間側から「人間は鬼を狩らない。だから鬼も人間を狩らない。お互いの世界を棲み分けよう」と相互不可侵の提を案される。鬼たちはその提案を了承(快諾したかは不明)した。

つまり『約束のネバーランド』の「約束」の意味は「人間と鬼がお互いに攻撃しあわないという約束」のことだった。いわば国同士における相互不可侵条約みたいなものか。

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人間の世界に行けないから鬼は「人間を養殖」する

(約束のネバーランド47話)

そして世界は1000年ほど前に2つに完全に分断される。お互いがお互いの世界に行き交うことはなく、その後も1000年近くは人間と鬼が出会うことはなくなった。ただ鬼は人間が大好物。そこで鬼たちが自らの食欲を満たすためだけに取った手段がまさに…

(約束のネバーランド47話)

例の孤児院という名の農園「グレイスフィールド」の運営。鬼の世界にはエマたちがいた孤児院以外にも、鬼の世界には人間を養殖する農園が何個もあるらしい。人間を狩れないなら育てればいいじゃない的なノリ。

でも世界は完全に分断されたわけですから、何故鬼の世界に人間にいるのか?『約束のネバーランド』の最新話を読むと、世界が分断される当時に一部の人間は鬼の世界に「置いて行かれた」らしい。「取り残された」という偶発的な表現ではないため、そこには何かしらの意図を感じます。

とりあえずエマやレイたちは孤児院から脱獄したものの、そこは相変わらず「鬼の世界」のままだった。人間の世界に渡る手段も完全に隔絶されているなど、状況的には何も変わってないどころかむしろ悪化したほど。

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約束があっても人間世界と鬼の世界は行き来できる?

じゃあエマたちは万事休すかと言えば、NO。

(約束のネバーランド47話)

(約束のネバーランド47話)

何故なら謎の人物・ウィリアム・ミネルヴァが人間世界と鬼世界を行き来してる可能性が高いから。このミネルヴァは農園に複数の書籍を贈ってくれた人物であり、本に暗号を残すなどエマたちの脱獄に遠回しに手を貸してくれた人物。

また1000年以上もの間、人間世界と隔絶されているのであれば農園に近代的な最新のアイテムがあったのも不自然。少なくとも誰かが人間世界からやって来ない限り、そんなものが鬼の世界に存在するわけがない。

そういった諸々から推察できるのはもし人間世界と行き来してる人物がいた場合、それはウィリアム・ミネルヴァだろうと期待できる。

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ウィリアム・ミネルヴァという男が約束の提案者?

(約束のネバーランド47話)

そこで改めて鬼に「約束」を提案した人間の姿を見ると、その肩にはどこかで見覚えがあるフクロウが乗っている。

(約束のネバーランド48話)

このフクロウはミネルヴァが贈ってきた本に書かれてあったモールス信号のそれと同じ。つまりミネルヴァは鬼の世界と行き来できる張本人でありながら、同時に世界を二分にするに至った鬼と約束した張本人なのではないかと推察されます。

そこで漫画タイトルの「約束」ではない、もう一つの「ネバーランド」の意味も見えてきます。

一般的なネバーランドの意味は「ピーターパン」に登場するおとぎの国のことを指します。ピーターパンは一切年を取らずに、妖精のティンカーベルや人魚、海賊フック船長も住む世界。この話の冒頭を思い出すと、人間のウェンディたちがピーターパンによって人間世界(ロンドン)からネバーランドに半ば強引に連れて行かれるというものでした。

つまり『約束のネバーランド』の場合、「人間世界と自由に行き来できる点」で考えるならピーターパンがまさにミネルヴァ。また同じく「年齢を取らない」と仮定したら、未だにミネルヴァは1000年前から生きてたとしても不思議ではない。まさにミネルヴァはエマたちにとっての正義のヒーロー。

じゃあ何故ネバーランドこと鬼の世界である農園に本を贈って逃げろと煽るだけに留まり、人間世界のものを鬼の世界に輸出しているのかも解せません。ミネルヴァが鬼の世界に自由に行き来できてるなら、わざわざ回りくどい方法を取らずに直接助けないのかという疑問も同時に湧きます。

人間世界を守る犠牲としてエマたちを置き去りにしたものの、未だに贖罪意識から罪滅ぼしとして支援めいたことを行っているにしても、ミネルヴァの行為は何とも中途半端。助けるならしっかり助けるべきでしょう。

そこで本家の「ネバーランド」の話を参考にするなら、ピーターパンは人間世界にいる時間だけは年を取るという設定らしい。でも『約束のネバーランド』では逆に鬼の世界(ネバーランド)に来た場合だけ、ミネルヴァは年を取るのかも知れない。そう考えるとミネルヴァが鬼の世界(ネバーランド)に長時間留まれないから助けられないのもうなずけます。

以上、『約束のネバーランド』の漫画タイトルの意味に関する考察でした。