ワンピース最新1121話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「時代のうねり」。前回のワンピース1120話のネタバレ感想は別途ご参照ください。
次のワンピース最新1122話はレビュー済みです。
サターン聖を倒せ
エッグヘッドから脱出を図ろうとするルフィの前に立ちはだかった五老星・サターン聖。
牛鬼の毒爪で襲いかかってくるが、ルフィの助言もあってエルバフの巨人たちは盾を使ってその猛攻を防ぐ。毒耐性を持つルフィだけは嬉しそうに腕をぐるぐる回してはしゃぐが、ニカ化したボニーの様子が少し息切れ状態だった。
それでもボニーを執拗に攻撃してくるサターン聖の追撃をいなしつつ、ルフィは「お前がやれ!」とボニーを力強く煽る。自分の復讐は自分で果たすべきということ。ボニーも怒りのあまり呼吸が荒くなるが、自らケジメを付けるため空高く飛んでサターン聖と対峙する。
執拗に滅亡を望まれる稀有な種族たち
一方、ベガパンクの配信は世界中を喚起させる。
「空白の100年が呼び起こされる日は必ず来る!全世界の【大陸の沈没】という【人為的大災害】を引き起こした兵器が未だ意図して存在する事実!」
「歴史の因果により、執拗に滅亡を望まれる稀有なる種族の末裔たち!」
…とベガパンクがスピーチしている際、ルナーリア族やバッカニア族以外にも三つ目のシャーロット・プリンの姿もあります。ビッグマムが全種族集めきれなかっただけで、未採取の3種族以外にもイム様たちと対立した種族があったのか。
白ひげが「レッドラインの上に神の国があった」と語っていましたが、イム様がまさに侵略というカタチで今の聖地マリージョアの場所を乗っ取った模様。パンゲア城もかつてジョイボーイが住んでいた城だったのかも知れない。
くまが舐めてきた数々の辛酸
再びボニー。
太陽の神ニカを憎むサターン聖は「フザけた猿マネを!」と毒爪でボニーにとどめを刺そうとするが、ルフィがやはり蹴りでいなしてサポートする。ボニーは涙を浮かべながら、これまで父親くまが天竜人相手に舐めてきた辛酸の数々が頭をよぎる。
それでも父親くま、母親ジニーが愛情を注いで育ててくれた存在が生きる希望となっていた。くまが幼少期から教えてくれたニカというヒーローも目の前に現れた。神を自称する天竜人たちではなく、ニカは本当に民衆を救ってくれる神だった。
ニカパンチで粉砕されるサターン聖
そしてルフィと共にサターン聖に向かって、ボニーは「解放のニカパンチ」を繰り出す。
その大半はルフィのガトリングガンだったが、サターン聖は木っ端微塵に吹き飛ばされる。これまでの鬱憤を全て晴らせたのか、ボニーは思わず感情が高ぶって号泣する。意識は失っているはずですが、父親くまもどこか嬉しそうに微笑んでいるように見えた。
そこへちょうどタイミング良く、サニー号が上空から降って麦わらの一味は全員合流を果たす。どうやら五老星の追及から逃れ、このままエッグヘッドからようやく脱出する流れっぽいです。
新時代の幕開け
この間にもベガパンクの配信は垂れ流されていた。
「私は人の知恵を…科学を信じている。ロジャーが死んで25年。白ひげが死んで2年。伝説たちの陥落は新時代の幕開けにすぎない。抑え込もうにも抑え込めぬ者達が…彼らこそがこの真実に最も近づいておる。いや、ロジャーは仕掛けたのかもしれん」
というスピーチを聞いた海賊たちは俄然盛り上がる。そこには四皇の黒ひげやバギーが従える海賊たちの姿もあった。歴史の真実を知らない海軍本部ですら、海賊たちに先を越されないようにその発見に動こうとする者たちもいた。
ワンピースとはひとつなぎの大秘宝を巡る物語
それとは一体何なのか?
まさに「ひとつなぎの大秘宝」。四皇、海軍、革命軍、神の騎士団が全て入り乱れて、物語は改めてワンピースの原点に向かおうとしていた。
果たして、最後は誰がそれを入手するのか!?そもそもひとつなぎの大秘宝とは一体何なのか?どこに隠されているのか?またひとつなぎの大秘宝はどう世界の運命は変わるのか?800年前の真実がどう明かされるのか?という場面でワンピース1121話は終わります。
ワンピース最新1121話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1121話のネタバレ感想でした。
ベガパンクは「私はこう未来を結論付ける」とやや仰々しく語っていましたが、結果的に目新しい情報の開示等はなく、改めてひとつなぎの大秘宝(ONE PIECE)を巡る戦いを強調したようにカタチに留まっていました。
それでもかつての神の国にはルナーリア族やバッカニア族以外にも稀有な種族がいるかのような口ぶりでしたから、今後も新たな種族の登場が期待できそう。かつて聖地マリージョアだった場所に一体どんな国があったのか?
○最終決戦における最終メンツ
ただ最後のページを見ても分かるように、これから勃発する最終決戦のメンツがいよいよ出揃ったカタチ。さすがにこれ以上新しいキャラ(正確には勢力か)は増えないでしょう。特に影として描かれていた、神の騎士団に所属していると思われる謎のキャラが気になるところ。
ガーリング聖は最高司令官という位置づけですが、ドラゴンの回想で描かれる中央に立つ男は髪型から別人だと分かります。今回1121話で最後にイム様の隣に登場したシルエット姿の男がまさにそれだと思われますが、神の騎士団ではどういう位置づけなのか?
ドラゴンが最初に想起した神の騎士団がリーダーであるはずのガーリング聖ではなく、何故かこの男だったのが意味深。何故、あえてシャンクスと同じタイプの刀剣を持っているのか?フィガーランド家はガーリング聖だけなのか?
トンデモ説と思っていましたが、シャンクスの双子説もありうるのか?
ワンピース1122話予想
最後はワンピース1122話の内容を予想します。
麦わらの一味が完全集結したことから、このままエッグヘッドを脱出する流れになりそう。つまり、エッグヘッド編がいよいよ完結しそう。
ワンピース1060話ぐらいから始動しているので、エッグヘッド編は時間にすると約2年続いた計算になります。コミックスは105巻から始動しているので、ボリュームにすると6巻分ぐらいになりそう。意外と長いっちゃ長かった?
逆に言うと、エッグヘッド編の「次のシリーズ」が本格的に始動しそうです。ベガパンクからバトンが絶妙に繋がれたわけですが、まさに最終章が?ただひとつなぎの大秘宝を入手したところで、ワンピースの物語は完結しない。そこでようやく800年以上前の歴史の謎が解き明かされる。
つまり、次のシリーズはあくまで「最終章の一つ前」という位置づけになるはず。だからワンピースが実際に完結するまでは、エッグヘッド編でも2年の時間がかかったことも踏まえると、あと5年(2030年)ぐらいは掛かりそうな予感。
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