少年サンデーが誇る人気おすすめ推理漫画が『名探偵コナン』。自分が小学生の頃から連載が開始したぐらいなので、かなりの長期連載。多分自分が初めて買い集めたコミックスも名探偵コナン。
だから言うまでもなく、現在は更に幅広い読者層に『名探偵コナン』は人気。実際、ここ数年になってアニメ映画版『名探偵コナン』の興行収入がさらに倍増してるぐらい。日本テレビもウハウハですわ。
この『名探偵コナン』を代表する名物キャラクターと言えば、やはり毛利小五郎。日本を代表するポンコツ探偵。
そこで今回ドル漫では「毛利小五郎」という三枚目キャラクターを徹底的にまとめてみたいと思います。毛利小五郎は中身はポンコツではあるものの、毛利小五郎ほど「かっこいい三枚目キャラ」はいないかも知れない。
【解説まとめ】毛利小五郎とは?
まず簡単に「毛利小五郎」とは一体どういうキャラクターなのか簡単にまとめてみたいと思います。そんなん既に知ってるわという方は下へスクロール推奨。
毛利小五郎は、名探偵コナンのヒロイン・毛利蘭のお父さん。ただ探偵業を営むものの、いつも客は来ずに鳴かず飛ばず。そのため毛利小五郎はいつも真っ昼間からお酒を浴びてるような中年ダメオヤジ。
○小五郎の年齢はまだ38歳
でもこう見えて、毛利小五郎の年齢はまだ38歳。キンキキッズの堂本剛の方が年上。
小学生や中学生頃に『名探偵コナン』を読み始めた読者からしたら、おそらくいつの間にか自分の年齢が小五郎を追い抜きそう or 追い抜いてしまったという読者も多そう。ドラえもんやサザエさんが典型例ですが、漫画のキャラクターの年齢を追い抜くって結構ショックなのは自分だけ?w
毛利小五郎の名前の由来と身長
毛利小五郎の名前の由来は、残念ながら定かではありません。
ただ娘の毛利蘭の名前の由来が、『ルパン』の生みの親であるフランスの小説家「モーリス・ルブラン」と言われてる。ちなみに、このモーリス・ルブランは『シャーロック・ホームズ』の生みの親であるイギリスの小説家「アーサー・コナン・ドイル」のライバルと一般的に言われがち。
だから毛利という名字の由来は「毛利蘭の父親だから」という理由以上でも以下でもないと思われます。一方、小五郎の由来は江戸川乱歩が生み出した探偵の「明智小五郎」から由来してるものと思われます。
あと毛利小五郎の身長も定かではありませんが、他のキャラクターと比較すると毛利小五郎の身長は180cm強ぐらいと推察されます。割りと毛利小五郎の身長は大きめ。またアニメ版『名探偵コナン』では、毛利小五郎は高所恐怖症とのこと。
毛利小五郎が警察刑事を辞めて「探偵」になった理由
恵まれた体格を活かしてか、毛利小五郎は探偵になる以前は元々は警察官だった。
所轄の刑事から警視庁の捜査一課強行犯係まで上り詰めた、いわゆる叩き上げの刑事。本庁でも一二を争うほどの射撃の腕を持ち、阿笠博士も当時を振り返って「昔の毛利小五郎は敏腕刑事」と称するほど、毛利小五郎は刑事としての実力はそれなりに高かったと推察されます。
一方で毛利小五郎は人情に篤く、仮出所した殺人犯を出迎えるといった行動を取ることもあった。その粋な性格から見せる毛利小五郎のカッコいいシーンはラストに後述。
じゃあ何故毛利小五郎は警察・刑事を辞めて、今現在はしがない探偵業を営んでいるのか。この理由は残念ながら漫画版『名探偵コナン』では描かれてなかったものの、アニメ映画『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』で描写されてるらしい。
愛妻・妃英理が危ない目にあったから
毛利蘭という娘がいることからも分かるように、毛利小五郎は妻帯者。具体的には妃英理という奥さんがいる。ただし現在は別居中のため毛利英理という本名を使わずに、旧姓である妃英理を使って弁護士事務所を運営してるやり手。
この妃英理がある事件で人質になってしまう。
でも警察はどうにもこうにもできないため、毛利小五郎は妃英理の足をめがけて発砲。もちろん毛利小五郎は射撃の名手。間違って撃ったのではなく負傷した人間は人質としては足手まといになるため、きっと犯人は妃英理を解放するだろうと毛利小五郎は考えた。
ただ毛利小五郎の人質への発砲は問題となって、追い込まれるようにして警察・刑事を辞めるハメになったということ。刑事を辞めれば危険な事件に巻き込まれることも少ないため、毛利小五郎は探偵になった…というのがざっくりした理由になります。
妻・嫁・妃英理とは何故別居したのか?毛利小五郎の最低すぎるセリフ
じゃあ何故毛利小五郎は妃英理と別居中なのか。この理由も前述のエピソードが関係してます。
毛利小五郎は無事妃英理を犯人から救出した。妃英理はお礼も兼ねて晩御飯を丹精込めて作るものの、毛利小五郎は「まずいメシを作らなくていいから大人しくて寝てろ」と心配からつい妃英理を怒ってしまう。
ただ妃英理からしたら不慣れな料理を足を負傷しながらも頑張ったのに…と怒り心頭で別居コースの道を歩む。言ってしまえば、よくある男女のすれ違いが妃絵理との別居の理由らしい。毛利小五郎と妃英理は小学生の時から幼なじみなので、積もり積もったものもあったのか。
個人的にはどっちの気持ちもよく分かるものの、確かに毛利小五郎のガサツな言動が割りと最低www
例えば、盲腸で入院してる妃英理に対して、毛利小五郎はお見舞いに来た。
まだそこまでならいいんですが、「お前もさっさと出すモン出して退院しろよ」と謎のイケメン表情でアドバイス。本人的には優しさから出たセリフのはずですが、妃英理の思わずムッとした表情が笑えます。確かに誰が見ても最低のセリフ。特に女性からしたら言わずもがな(笑)
毛利小五郎のポンコツ探偵っぷりが笑えるwww
だから様々な事件に出くわしても、毛利小五郎が披露する推理はことごとく的外れ。元刑事という肩書こそありますが、どちらかと言えば腕っ節の良さを得意としてた。そこで毛利小五郎の笑えるポンコツっぷりを簡単にまとめてみました。
○自身のポンコツ推理を疑わない
例えば、毛利小五郎が複数の容疑者から真犯人を見つけ出そうと被害者に会いに来た中で、今この場にいない人間が犯人に違いないと推理してる場面。毛利小五郎はきっと逃亡したからに違いないと判断した。
でも、その直後にその容疑者の一人が現場に戻ってくる。そこで思わず毛利小五郎は「なんだ来ちゃったのーー?」とお茶目にガッカリする。いや、このセリフは色んな意味でアカンやろwww
そのため推理がポンコツすぎる毛利小五郎は、基本的に主人公・江戸川コナンの力を借りて事件を解決することが多い。
ただ推理中は江戸川コナンに麻酔されるため、毛利小五郎はその間の記憶が一切ない。普通探偵であれば身の回りに起きた状況に対して色んなことを疑うべきなんですが、そこは毛利小五郎は一般人とは違う。
テレビ番組に出演して「なーんも覚えてないんですわ」とあっけらかんにガハハ。むしろ自分が秘めた覚醒状態に入ってるとすら思ってるぐらい。ここまで来たら一周回って、毛利小五郎のポンコツっぷりが笑いを飛び越えて怖い。
○探偵の守秘義務っておいしいの?状態
でもまだ凶悪な事件だったらいざ知らず、毛利小五郎は簡単な探偵業すら怪しい。
例えば依頼者から周囲に聞かれないように「不倫相手からのメールが来るから無くした携帯電話を探して欲しい」とコソコソと相談されるものの、毛利小五郎は「今晩不倫相手からメールが届く!?」とすぐ口に出しちゃう。
お前の脳ミソはトコロテンか。毛利小五郎に浮気調査とかゼッタイ頼みたくないやんwww
○とりあえず破壊行為で解決しようとする毛利小五郎
他にも毛利小五郎は日常生活でも意外とヤバイ。例えば娘・毛利蘭たちとスキー場に遊びに来た場面。そこで貸別荘の鍵をなくした毛利小五郎は、「仕方ねぇ強行突破だ!」とガラスを破ろうと試みる。
いや、スペアキーとか借りてこいよwwwまだまだ他に取るべき手段があるし、最終手段を取るのが早すぎ。どう考えてもカタギの人間の発想じゃないwww
また毛利蘭やコナンたちとBBQをした時には、まさかの自分たちが借りたレンタカーが川に流される。しかも釣り竿で「くそぉ流してたまるか」とレンタカーを釣り上げようとする。ここまでポンコツっぷりを発揮したら、もはや奇跡。
だから江戸川コナンからもつい「バカだな!おじさん!」と言われちゃう始末。基本は子供を演じてる江戸川コナンも毛利小五郎のポンコツっぷりにイラつくと、思わず心の声が出てしまうこともあるらしい。あまりにド直球すぎる表現で笑っちゃいました。
○トリックを実践される毛利小五郎がクソワロタ
最近の『名探偵コナン』のシーンで笑ったのが、画像の場面。千葉刑事がトリックの再現を行ってるんですが、まさかの実験台が毛利小五郎。
「なるほど大は小を兼ねる!これなら窒息死させられそうだ!」と笑顔で言ってる千葉刑事の心の深い深い闇しか見えませんが、毛利小五郎は人としてすらまともに認識されてないwwwこの後も千葉刑事は謝罪の一言すらありませんからねwww
『名探偵コナン』でも一二を争うほど、この場面は本当に面白かった。
毛利小五郎の顔芸がおもしろいwww
だから毛利小五郎は意外と表情が多彩。もはや顔芸と表現した方が適切だと思いますが、思わずワロタな毛利小五郎の表情を簡単にまとめてみました。
まずは「名探偵」と褒めそやされて、上機嫌の毛利小五郎の表情。アゴ外れるんちゃうかというぐらいの大笑い。舌もベロリンチョ。これぞ「下品」という表情。
毛利小五郎はアイドルの沖野ヨーコが大好き。特にヘソ出しルックという格好もあってか、毛利小五郎はデレデレ状態の鼻が伸びまくり。ちなみに意外と作者・青山剛昌が描くへそが好きなのは俺だけ?
毛利小五郎はちょいちょい若い女の子を目の当たりにすると、こんなデレデレした表情を浮かべる。でも、たまに妃英理が出くわして復縁が遠のくパターンもしばしば。
毛利小五郎は激怒したシーンでは、顔の大きさが巨大化。ふすま一枚分ぐらい倍化。『名探偵コナン』はカチッとした推理漫画と思われがちですが、割りと毛利小五郎を筆頭にギャグシーンも垣間見られます。
眠りの小五郎のワロタシーン
以上のまとめを読んだら分かるように、毛利小五郎は至ってポンコツ。そのため基本的に自分の推理で事件を解決することは少ない。でも、何故「毛利小五郎は名探偵」と世間の評判なのか?
その理由は毛利小五郎の背後で主人公・江戸川コナンが解決するから。
コナンは毛利小五郎を麻酔銃で眠らせて、変声機を使って小五郎の声でズバッと名推理を展開する。いわゆる「眠りの小五郎」状態。『名探偵コナン』13巻では睡眠薬のCMにも誘われるぐらいwww
○小五郎の背後にいる江戸川コナンバレバレ説
ただ江戸川コナンの姿がちょいちょい見えるのが面白い。フスマからコナンの目がチラッと見えてるのが笑う。こんな感じで「コナンの存在がバレてないか?」と思うシーンも結構存在します。
例えば画像の場面だと、毛利小五郎の頭より江戸川コナンの頭頂部が上に来てる。おそらく前にいる人間が居たら、江戸川コナンの姿がゼッタイ確認できるやろ。さすがにコナンも推理に前のめりになりすぎ。最近の『名探偵コナン』もやっつけ仕事感がありありで面白いです。
毛利小五郎からしたら唐突に睡魔に襲われるもんだから、江戸川コナンの気持ちも知らないでトンチンカンな推理を披露してしまう。その後、江戸川コナンは急旋回して推理を訂正することが定番なので、目暮警部も「相変わらずさっきと言ってる事が間逆だな」とほぼほぼバレてるw
だから毛利小五郎は「行く先々で事件が起きる呪われた探偵」と警察内でもウワサになるものの、あくまで江戸川コナンの呪いに巻き込まれてるだけ。いわば、もらい事故。そう考えると江戸川コナンの驚異的な事件遭遇率が怖すぎる。
この驚異的な事件発生率をネタにしたスピンオフ漫画『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』も面白いので既にレビュー済み。
コナンに麻酔を打たれまくりで毛利小五郎の体は大丈夫か?
ただ気になるのは毛利小五郎の体調。さすがにこれだけ多くの事件に遭遇し、江戸川コナンに何度も麻酔を打たれると体が心配になります。しかも即座に眠りに入ってしまうほど即効性が高い麻酔。
結論から書くと、毛利小五郎の体はヤバい状態のはず。
何故なら、やはり麻酔は副作用が強い。お医者さんの中でも麻酔の扱い方は極めて難しく、麻酔医を敬遠する医者も多いほど。だから麻酔は一般人は言うまでもなく、医者でも簡単に入手できるような代物でもない。
こんな非常にキケンな麻酔を毛利小五郎は年がら年中コナンに打たれてる。ましてや『名探偵コナン』の時間軸はずっと同じまま。そのため毛利小五郎は極めて短期間に麻酔を打たれてる計算。確実に麻酔による中毒症状も心配されます。
毛利小五郎の体調が大丈夫なはずがない(笑)
○麻酔の副作用以上に頭部へのダメージが心配な毛利小五郎
さらに毛利小五郎の身体が心配な点もある。何故なら、麻酔以外で毛利小五郎が眠らされるシーンも多い。コチラに関しては、麻酔以上に画的にいろいろとヤバイ。
具体的には、毛利小五郎は頭部へのダメージ。画像は名探偵コナン序盤の方で阿笠博士に麻酔針を作ってもらえなかったので、江戸川コナンは苦肉の策として「灰皿」を毛利小五郎の頭にめがけてぶっ放す。
でも、よりによって後頭部は一番アカンでしょ!!いやいや、もう一つここで新たに殺人事件が起きてますけどーー!!??と叫びたくなったのは内緒。逆にここまで鈍器で殴っても何の支障も起きないなら、『名探偵コナン』の被害者の存在って(笑)
他にも毛利小五郎の頭部への攻撃が散見され、例えば自分の娘である毛利蘭にも思いっきり蹴りを入れられることも。毛利蘭のケリはクルマの窓ガラスを突き破るほど。実際後ろのコンクリが粉々状態。
これでも毛利小五郎はほぼほぼ無傷wwwウソだろおいwww
だから毛利小五郎の頭部の防御力がめっぽう強い。ある意味、唯一無二の最強の防御力を誇るキャラクターと解釈する他ありません。先程は麻酔を打たれすぎて中毒症状になるんじゃないかと書きましたが、こんだけ毛利小五郎が無敵だったら基本的に心配はないでしょう(笑)
しかもコナンも「おーしチャンスだ!」とまさかの意気揚々。もっと毛利小五郎の体を心配してあげて。「大丈夫だ!蘭!おかげでひらめいた!」と毛利小五郎の声でコナンは蘭にフォローするものの、もっと他に良い言い訳あったやろ。
ここまで色んな意味で強かったら、おそらく毛利小五郎は死亡することはないでしょう。まさに最強すぎる迷探偵…名探偵(笑)
毛利小五郎がふいに見せるイケメン姿がカッコいい
ただ、こんな面白い毛利小五郎もたまにはイケメン姿を見せるシーンもあります。やはり元刑事だけあって、事件現場ではそれなりに見せ場を作ることもあります。大体の死因や死亡推定時刻を推察することが可能。
例えば「眠りの小五郎」としてすっかり板の付いた毛利小五郎ではありますが、実は『名探偵コナン』2巻の時点で誰より早くコナンの存在と才能に気付いてる。元刑事だけあってか、やはり天性の勘や相手を見る目に恵まれてる。
画像の場面はバトル漫画『BLEACH』の名言だと「なん…だと…!?」という吹き出しが似合いそう。
ただ、この場面から既に『名探偵コナン』90巻以上のコミックスが発売されてるものの、未だに江戸川コナンの正体を見破れない毛利小五郎は、やっぱりポンコツであることは敢えて言うまでもありません(笑)
ちなみに【名探偵コナン】毛利小五郎のカッコよすぎる名言7選は別記事にまとめたので、カッコいい毛利小五郎の名言や名シーンに興味があれば読んでみてください。
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