【名探偵コナン】毛利小五郎のカッコいい名言7選まとめ【名場面】

少年サンデーの人気おすすめ推理マンガを尋ねたら、おそらく十中八九の人が『名探偵コナン』と答えるはず。それを裏付けるように、既に『名探偵コナン』は20年以上も連載が続く長編推理漫画。

その中の名物キャラクターが毛利小五郎(もうり・こごろう)そのひと。詳しくは別記事を参照してもらうとして、毛利小五郎は今まで数々の笑える失態を起こしてきたポンコツキャラとして知られてる。

そこで今回ドル漫では逆に毛利小五郎の名言・名シーンをまとめてみました。普段はポンコツだからこそ、名場面で毛利小五郎の姿がカッコ良く輝く。これまで見せてきたカッコいい毛利小五郎の勇姿をチェックしてみましょう。

「殺人者の気持ちなんて分かりたくねーよ」…毛利小五郎の名言

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(名探偵コナン9巻)

まず最初の名言は、毛利小五郎がかつての柔道部員たちと集まった大学の同窓会。そこで刑事の同級生が痴情のもつれから犯行をおかす。犯人が「お前に何が分かる!?」と詰め寄るものの、毛利小五郎が「どんな理由があろうと殺人者の気持ちなんて分かりたくねーよ」と一本背負いで応酬。

そして倒れ込んだ犯人が「相変わらず腕は落ちてないよーだな」と観念すると、毛利小五郎は「バーカお前が弱くなっただけだよ…心も体もな…」と寂しそうな目で犯人を見下ろす。級友が犯人だったという衝撃的な展開だったものの、毛利小五郎はつとめて冷静に対処。

ただ小五郎の表情からは怒りと悲しみが入り混じった、何とも切ない男のダンディズムが漂ってくる名場面・名シーン。探偵として元刑事として、いや人としての毛利小五郎の人間味あふれる正義感も垣間見える名言だったと思います。

「指輪?コイツのことか?」…毛利小五郎の名言

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(名探偵コナン17巻)

続いての名場面は毛利小五郎がコナンたちを連れて海水浴に出かけた場面。そこには別居中の妃英理と偶然出くわす(厳密には裏で娘の蘭が画策してた)。このとき妃英理の頭の中では完全に離婚を考えていたため、ちょっとした一悶着ですら毛利小五郎と一触即発状態。

特に妃英理が怒ってたのは「自分が指輪をしてないこと」に毛利小五郎が気付かなかった点。お互いに別居してるからこそ気付いて欲しいのが女心。もう夫婦じゃなくてもいいの?って話。

ただ妃英理は毛利小五郎を試すため引っ掛けようとしたわけではなく、砂浜に指輪を落として失くしただけ。これは本筋の事件とは別に進んでいたサブストーリー。ポンコツの毛利小五郎が指輪の存在に気付いてる節はなく、読者の多くも気付いてないと思ってた。

でも最後の最後で妃絵理の指輪をポーンと渡す。しっかり毛利小五郎は最初に出会った場面で、妃英理が指輪を探してることに気付いてた。さも知らないふりをしていただけ。まさに「男は黙って…」という毛利小五郎のイケメンダンディズムが発揮され、再び妃英理は毛利小五郎にトキメクという名場面。

そして同時に何故そのダンディズムと考察力を普段から発揮しない!?と、誰もが毛利小五郎にツッコミを入れたであろう名シーン。

「そろそろ戻って来てくれねーか?限界なんだよ」…毛利小五郎の名言

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(名探偵コナン27巻)

再び今度は海水浴ではなく、どこかのホテルのプールで妃英理と再会した場面。ちなみに『名探偵コナン』の時間軸は止まってるようで何度も同じ季節を繰り返します。読者としてはそこら辺を気にしたら負けです(笑)

このシーンでは毛利小五郎が犯人に間違われそうになるものの、妃英理の推理でズバッと解決。その御礼も兼ねて、毛利小五郎は勇気を出して言った名言が「そろそろ戻って来てくれねーか?限界なんだよ」。

「限界」という表現が男としてカッコ悪そうに聞こえますが、普段の毛利小五郎はこんなことを言わない頑固者だからこそ「本音を吐くという潔さ」がカッコいい。別居のキッカケとなった妃英理の料理もディスりつつも褒めるという「不器用な小五郎らしさ」も垣間見える名シーンでカッコ良かった気がします。

「こんなつらくて悲しいウソで一生縛りたくねーからな」

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(名探偵コナン37巻)

続いての名言は「幼なじみのお前をこんなつらくて悲しいウソで一生縛りたくはねーからな」。

毛利小五郎の雨城瑠璃が事件に絡んだ回。瑠璃はテレビ女優なんですが、実の生き別れた父親の俳優が犯人だった。被害者の俳優は瑠璃たちの秘密をバラそうと画策していたため、父親の俳優が瑠璃を思って犯行に至った。

だからみんな被害者と言えば被害者なわけですが、そこで瑠璃は「幼なじみを助けると思って…」とダメ元でお願いしてみるものの、毛利小五郎はキッパリ拒否。でも無機質な法ルールを重んじてのセリフではなく、幼なじみの心を思ってのこと。ずっと誰にも言えない秘密を抱え続けるのは残酷。

普段の毛利小五郎はスケベオヤジ全開ですが、幼なじみがいくら美人でもピシッと一線を画する姿勢がカッコいい。やっぱり毛利小五郎はいい人。某自民党議員さんのように不倫には走らない。

ちなみに、この名言シーンでは毛利小五郎が単独で事件を解決するので、なんやかんやで頭が良いのかなーとも思わせる場面でもあります。

「クソミソに野次られようが、次の試合で出番が来りゃ、平気な顔でマウンドに立たなきゃいけねーんだ」

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(名探偵コナン45巻)

続いての毛利小五郎の名言は「ストッパーっていうのは、チームにとって最後の砦。ボコボコに打たれようがクソミソに野次られようが、次の試合で出番がくりゃ、平気な顔でマウンドに立たなきゃいけねーんだ!我を見失って人殺ししちまうような奴にチームの命運を背負い続けることはできなかったと思うぜ」。

かなり長文の名言になってしまいましたが、怪我で引退した元ピッチャーの本山が能勢という頭脳派ピッチャーに復讐した回。本山は能勢のフェイクのアドバイスに騙されて、練習のしすぎて肩を壊してしまう。

そのことに本山は恨みを抱いて犯行に至ったものの、毛利小五郎はそれは甘えとピシャリ。ある意味、『名探偵コナン』のストッパーである毛利小五郎が言うからこそ説得力がある名言。今まで周囲にボコボコにされてきたかって話ですw

「2人っきりで祝おうじゃねぇか。恋人だった頃に戻ってよ」…毛利小五郎の名言

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(名探偵コナン68巻)

続いての毛利小五郎の名言は「せっかくの誕生日。2人っきりで祝おうじゃねぇか。恋人だった頃に戻ってよ」。妃英理の誕生日を祝うため、ホテルに泊まることとなったコナン含む4名。

そこでやはり何やかんやで事件が起きてしまうものの、シンプルな毛利小五郎のダンディズムが垣間見える名シーン。毛利小五郎が「夫婦」「新婚」という表現を敢えて使わず、お互いが純粋に好きだった頃を思わせる「恋人」というフレーズを使ってるのが粋。学生時代の恋愛は色んなしがらみがありませんから、それだけ愛という感情もウブ。

ここまで来るとそろそろ復縁の二文字もチラつくぐらい毛利小五郎も手慣れてきた感がありますが、ご存知のようにここから30巻以上経ても2人は復縁することはありません。泣けるぜぇ(T_T)

「俺だけだ」…毛利小五郎の名言

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(名探偵コナン93巻)

最後の毛利小五郎の名言は、『名探偵コナン』の最新93巻から「俺だけだ」。毛利小五郎の表情が完全にイケメンキャラ。隣の妃英理の表情を見ると、毛利小五郎に対して完全にホの字。ここまで来たら「さっさと復縁しちまえよwww」と言いたくなる名言です。

この状況をもう少し説明しておくと、若干カッコ悪い部分もなくはないんですが、弁護士の妃英理がある日さらわれてしまう。そこで犯人が「気絶させて服をひん剥いてXVIDEOに流してやるぜ」と妃英理にスタンガンを押し当てようとした瞬間!!!!

犯人の腕を掴んで「バーカ!英理の裸を見ていいのはこの世で唯一…俺だけだ!」と、さっそうと毛利小五郎が登場する。この三枚目キャラ、もう完全なヒーローですやん。冷静に読むとそこまでカッコ良いセリフではないかも知れませんが、久々に毛利小五郎のカッコいい名場面が見れました。

ちなみにこの「俺だけだ」という名言を知ったから、何となく毛利小五郎単体の考察記事を作ったのは内緒。

意外にイケメンな毛利小五郎の名言・名シーンまとめ

以上、ドル漫による毛利ポア郎こと「毛利小五郎の名言・名場面・名シーン」に関するまとめ記事でした。

『名探偵コナン』の既刊済みコミックが現在90巻以上という大ボリュームを考えると、毛利小五郎の名シーンはさほど多くないものの、それでもどの名言も印象的に記憶に残ってるのは、まさに普段は三枚目の毛利小五郎が持つ「ギャップ感」がなせるわざでありましょう。

毛利小五郎はさしずめ雰囲気的には『クレヨンしんちゃん』の名物キャラ・野原ひろしといったところ。野原ひろしもアニメ映画ではめっさ活躍してカッコいいですからね。普段の三枚目キャラが触媒となって、いい感じに輝きます。

特に毛利小五郎は本気を出せば一本背負いをかまし、圧倒的な防御力を誇る(笑)ほど強い姿もカッコいいキャラとしての要素なのかも知れない。

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