昨年2017年に話題になった面白い漫画が『約束のネバーランド』。今現在少年ジャンプで連載中のサバイバル漫画。内容的に比べる対象やクオリティではないかも知れませんが、さながら『進撃の巨人』の序盤のようなハラハラ感があります。集英社のリベンジが始まるでぇ。
この『約束のネバーランド』で緊張感をもたらしている存在が「食人鬼」。主人公たち人間の子供たち(食用児)を食べようと目論む鬼。【約束のネバーランド】食人鬼の種類一覧まとめといった考察記事も参照。
ただ画像を見てもらったら分かるように、『約束のネバーランド』に登場する鬼たちはみんな分厚い仮面らしきものをかぶってる。そこで今回ドル漫では「鬼たちが仮面を被っている理由」を徹底的に考察してみました。
仮面を被っているのは知性鬼だけ
まず最初に確認しておきたい事実は、全ての鬼が仮面を被っている訳ではないということ。
例えば森の中に生息するようないわゆる「野良鬼」たちは仮面を被っていないことが確認できます。例えばカタツムリの殻や亀の甲羅のように、鬼の仮面は生物として自然発生的に生まれたようなモノでもないと考察されます。
つまり、仮面をかぶってる鬼は「知性鬼のみ」ということ。そら、知性の劣る野生の鬼が何か役立つアイテムを作れる訳がない。では何故知性がある鬼だけが仮面を被っているのか?どうやらそこには何かしら大きな理由があるはず。
鬼が荒野を避ける理由にヒントあり?
そこでヒントとなるのが「鬼は荒野には出てこない」という情報。
『約束のネバーランド』のストーリーでは折に触れて、鬼には「荒野を避ける習性」があることに言及されています。謎のオッサンやソンジュという謎の鬼など、情報源に偏りがないためほぼ確定的な事実。
これまで振り返ってみると、食人鬼は農園で養殖していた食用児を収穫する時間帯は「夜中」でした。当初は他の子供たちが騒がないように寝てる時間帯を狙った or 読者の恐怖心を煽るため演出なのかと思っていました。
ただ「荒野を避ける習性」と「夜の時間帯」という情報を組み合わせて考えたら、おそらく鬼の仮面は「太陽光を避ける目的」があると推察できる。それならば野生の鬼が森の中で生息してる事実も合点がいく。
○仮面は鬼が活動する時間帯に関係あり?
もしかすると人間世界と鬼世界は閉ざされているとムジカは言っていましたが、おそらく一日中夜が来ない白夜の地域が両世界の接点なのかも知れない。丸い地球上において簡単にお互いの世界を閉ざすのは不可能。そう考察すればやはりいろいろと合点が行く。
ただ農園内では食人鬼と研究者が明るい室内で会話していたことから、光そのものが食人鬼にダメージを与えることはなさそう。あくまで「太陽光(紫外線)」に限定されると思います。人間でも太陽光にのみアレルギー反応を示す人がいるのと同じか。
でも、この太陽光説は微妙。
何故ならもし太陽光が仮面で防げてるのであれば、そのまま知性鬼は荒野に繰り出せるはず。しかもグレイスフィールドを管理する食人鬼が既に太陽光が降り注ぐ丘の上から、主人公のエマたちが逃げ込んだ森を眺めてるシーンなどがある。
つまり、「太陽光と仮面の関連性」はほとんどないと筆者ドルジ露瓶尊は考察します。
鬼は仮面で「目を守ってる」
もう出し惜しみしても仕方ないので、サクッと鬼が仮面をかぶる理由を書いちゃうと「仮面は弱点の目を守る」ため。『約束のネバーランド』では折に触れて、鬼の弱点は「目」であることが言及されてきました。
個人的に当初はありきたりな予想すぎて微妙と考察した気はしましたが、鬼の仮面が壊れると素顔は「野生鬼」と同じであることが約束のネバーランド最新話で判明済み。野生鬼も知性鬼も見た目や身体的な構造は、ほとんど同じでした。
つまり鬼の弱点は「目」。
○鬼の目は弱点
実際、既に知性鬼も「目が弱点」であると公言済み。厳密には「目の奥に生命を維持するための核」が鬼には存在するらしい。人間で言うところの心臓か。だから鬼の目は潰れても問題ないものの、その奥にまで攻撃が当たるとヤバイってこと。
そのため知性鬼の顔面にも同様に複数の目が存在するため、敵から大半の目を仮面で守っているとシンプルに考えて良さそう。仮面も非常に硬くて、なかなか壊れる代物じゃなかった。それだけいかに鬼の弱点が「目」であるかを仮面が物語っております。
先程は「荒野を避ける鬼の性質」についても考察しましたが、これはおそらく「周囲に遮蔽物がないと単純に狙われやすいから」と素直に考えた方が良さそうです。例えば遠く離れた場所から弓矢で顔面を狙われると、いくら戦闘力が高い知性鬼でも一瞬でお陀仏。
もちろん鬼の世界には鬼しか存在しないので、知性鬼が強固な仮面を被ってそこまで防御を鉄壁にする意味があるのかは不明。もしかすると「ソンジュとムジカ」のようなイレギュラーの鬼の存在がいたように、鬼の世界は鬼の世界で何かしらの対立関係が存在するのかも知れない。
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