【考察】テザリングのみでパソコンのネットも十分か検証した【固定回線は不要?】

昨年2016年末に初めてスマートフォン(XperiaXZ)に機種変更しました。ガラケーの時代からテザリング機能はあったものの、最新スマホは割りと簡単にテザリングが使えて驚きました。ちなみにテザリングとはスマホの回線を使ってパソコンでインターネットを行える機能のこと。

せっかく良い機会なので家用のインターネット回線を思い切って解約して、ここ半年近くは完全にスマホのテザリング機能だけでインターネットをやってました。

そこで今回は光ファイバーといった固定回線なしでもインターネットは不便はないのか、スマホのテザリング機能だけでインターネットサービスをもれなく享受できるのかを検証・考察してみました。

要するに「インターネット通信費を節約するために、フレッツ光といった固定回線サービスは解約しても大丈夫なのか?」という疑問に答えたいと思います。

スマホのテザリング機能だけで全部まかなうのは不可能

結論から先に書いてしまうと、ご想像どおりの結果。やはりスマホテザリングだけでインターネットに関する様々なサービスを享受・対応するのはかなり大変。いや、動画配信サービスが最盛期の現在のインターネット社会ではほとんど不可能に近い。

実際、こんな検証をしたのも自分はスマホのテザリング機能を使うのを止めて、つい最近WiMAX2+というインターネット回線と契約したから。ちなみに「WiMAX2+の評価レビュー」も参照。

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今月6月中盤頃までに自分が使用したデータ使用量がコチラ。

例えば、YouTubeといった動画配信サイトではサムネイル画像だけで我慢するなど、どれだけ節約に節約を重ねても通信容量は一日1GBは余裕で消費してしまう。上手く街中のフリーWi-Fiなどを活用したいものの、インターネットセキュリティー面が心配だから多用はしにくい。

特に、自分の場合はこういった漫画のブログなどを運営してることもあって、どうしても毎月Kindleの電子コミックなどをダウンロードすることが多い。他にも車ブログ【くるまん】を運営してることもあって、DoCoMoの「dマガジン」で雑誌をチェックしてるとあっという間にデータ通信量が跳ね上がる。

だからそういったことを重視した結果、YouTubeに限らず、ほとんどのインターネットに関して楽しめなかった記憶。

ちなみに何故スマホ版Kindleなどのアプリのデータ使用量は少ないかというと、もちろんパソコン版のKindleなどからダウンロードしてるから。「テザリング」という大きなククリでしかカテゴライズされないので、パソコンでのインターネットは事細かく分けて表示されません。

Windows Updateが地味にテザリングには痛い

特にパソコンでインターネットをする時に注意したいのが、Windows10のアップデートに関するデータ通信量も意外と馬鹿にならない。

インターネットで一番重要なのはセキュリティ。まさに絶対欠かせない要素ではあるものの、Windowsの大型アップデートになると数GB単位のデータを無条件でダウンロードしなきゃいけなかったので、この月は大変でした。

またWindows10で気を付けたいのが「p2p」というインターネット技術。実はウィンドウズアップデートでデータをダウンロードしなくても、どこぞのユーザーが更新アップデートするために「中継地点」として自分のパソコン(通信回線)が使用されることもある。

ちょっとしたウイルスとしか思えない仕様ですが、当然、その分だけのインターネットのデータ通信量が無駄に消費されます。これに気付くのに時間がかかりましたが、やや複雑な手順を踏むものの設定で停止することは可能。

あと、スマホには様々なアプリの更新(グーグルプレイストアetc)があることも忘れてはいけません。この更新が数MBから数十MBと一回のダウンロードデータはそこまで重くないものの、アプリの数が10個20個となればデータ通信量だけでも月500MB以上は確実か。

意外とデータ通信量を食うSNSアプリ

スマホだと事細かくデータ容量を記録してくれるので気付きませんでしたが、インターネットをやってると想像以上に通信容量がかさむことが分かります。

特に個人的に意外だったのが、もはやスマホ・インターネットでは欠かせない「SNS(ソーシャル・ネットワーキングサービス)」が意外とデータ通信使用量が多いこと。

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先程のスマホのインターネット通信容量を確認すると、Twitterやインスタグラムはほとんど自分では見てないと思ってるんですが、それでも意外と上位に食い込んでることが分かります。

特にインスタグラムは写真が中心のコンテンツを占めてるので、軽く5分程度チェックした程度も数十MBは余裕。インスタグラムではライブ配信してる有名人も多く、気付くとデータ通信量が目に見えて増える。

恐るべしインターネット。

だから毎日SNSをチェックしてるようなヘビーユーザーさんであれば、確実に月数GBぐらいの通信容量を消費してしまってるはず。特に意味もなくアプリを開いてチェックしてしまうのがSNSだと思うので、漫然としたデータ通信量の伸びに気付きにくい。

DAZNやネットフリックスといった動画配信サービスは可能

つまり高画質な動画配信を売りにしたDAZNやネットフリックスといった配信サービスが数多く展開されてますが、そういった「動画コンテンツ」をスマホのテザリング機能だけで楽しむなんて以ての外ということです。

例えばDAZNだとスポーツの試合を中継・配信してるそうですが、サッカーの試合だと一試合90分ある。これをデータに換算すると、およそ通信容量は一試合で4~6GB程度。サッカーは土日しか試合が行われませんが、それでも普通に利用すればおそらく一週間すら保たないはず。

Amazonだとプライム会員にさえなれば、無料でたくさんの動画を視聴することも可能。かなり身近な存在になってますが、そういったインターネットサービスもスマホのテザリング機能ではまともに楽しむことは不可能。YouTubeですらダラダラ数時間視聴した場合でも、数GB程度は余裕で消費するか。

スマホが速度制限されれればインターネットは何もできない

スマホのテザリング機能を使ってパソコンでインターネットをやると、当然速度制限に抵触する期限が大幅に早まります。

多くの人々が既に体験済みだと思いますが、実際にスマホが速度制限されると相当キツイ。DoCoMoやSoftBankだと128kbps程度まで一気にネットの回線速度が絞られる。この回線速度は20年前のISDN並ですから、ろくに使えたもんではありません

具体的には一秒あたり10KB程度のデータしかダウンロードできず、アプリの更新すらままならない。動画が見れないのは当たり前として、まともにインターネットサーフィンもできない。スマホでこんな状態ですから、パソコンでインターネットしようと思ったら言うまでもありません。

だからブログの更新も一切できなくなるので非常に焦りました。それぐらい速度がとにかく遅い。スマホのテザリング機能が速度制限されると回線速度は想像以上に遅い。もはや20年前の日本人は一体どうやってインターネットを楽しんでいたのか、と問い詰めたくなるレベル。

もし家にフレッツ光といった光回線サービスと契約していればいいですが、スマホのテザリング機能のみだと完全にお手上げ状態。手の施しようがない。わざわざ外に飛び出てWi-Fiスポットを探さなきゃいけない。惨め。今更128kbpsの通信速度で何で我慢しなきゃいけないのかって話

インターネット回線はテザリング機能で十分?かのまとめ

ということで、ラストの締めのまとめ。

一応、YouTubeといった動画配信サイトをほぼ視聴しないなら、スマホ・テザリング機能だけで十分やっていけます。ただフレッツ光といったインターネット回線(固定回線)がなくても代用できるとはいえ、それでもスマホの契約は月額1万円近いプラン(月30GB程度のデータ通信量)に加入するのは必須

例えば月2GB程度にデータ通信量が制限されてる安いプランであれば、まず両立は不可能。その程度のデータ使用量だとテザリングどころか、もはやスマホでインターネットすることすらままならないでしょう。

また今後は2018年3月を目処に携帯会社は一斉に「テザリング使用料」も課してくる予定。DoCoMoだとテザリング機能を使用した月は、月額の利用料金から+1000円が勝手に加算されます。他のauやSoftBankも同様。

自民党・高市早苗(奈良2区)のババアが携帯電話会社に圧力をかけたけれども、結局、携帯料金に関しては一切何も変わらず。むしろ単に携帯端末代金の引き下げが取り止められただけという。この無能なオバハンだけでは本当に…

それはさておき、つまりスマホのテザリング機能だけでインターネット通信費を節約しようとしても、結果的には大して節約にならないどころか負担が増える。それでいてインターネットを快適に使えないという、まさに二重苦。WiMAX2+といったサービスも展開されてる中、むしろスマートフォンのテザリング機能の存在意義があるのか疑問が湧きます。

だから本当にインターネット通信費を節約したいのであれば、ワイモバイルやWiMAX2+といった格安スマホ(MVNO)と契約し、素直にフレッツ光といった固定回線を引くのが一番経済的 and まともな社会生活を遅れます。下手にケチケチせずスマホとは別に、家用のインターネット回線(固定回線)はしっかり契約しておきましょう。

以上、スマホのテザリングに関する考察・検証でした。ちなみに「光回線サービス vs WiMAX2+」の比較記事も良かったら参照。

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