【2017】第48回衆院選 終盤情勢の予想まとめ(西日本編)

つい先日2017年10月10日に公示がされ、10月22日に第48回衆議院議員選挙が行われます。国会議員定数が10ほど減らされて、改選議席数が465議席は戦後最小とのこと。そこで今回は2017年10月22日に投開票が行われる第48回の衆議院議員総選挙の情勢をまとめてみました。

ただし記事のボリュームが膨大になるため、今回は「西日本の選挙ブロック」に限定してるので悪しからず。今回の情勢記事では明らかな泡沫候補などについては基本的に割愛してるため、それぞれの選挙区の細かい候補者などについては新聞社のサイトでもチェックしてください。

中国ブロックの情勢予想

○鳥取選挙区

鳥取1区は自民・石破茂が安定した戦い。鳥取2区は自民・赤沢亮正が安定した戦い。元民進の希望・湯原俊二は比例復活を狙うためにも、保守層への切り崩しもカギを握る。終盤情勢でも変わらず。

○島根選挙区

島根1区は自民・細田博之が安定した戦い。細田と一騎打ちの構図に持ち込めたが、立憲民主・亀井亜紀子は厳しい戦い。島根2区は自民・竹下亘が安定した戦い。終盤情勢でも変わらず、まさに無風地帯。

 

○岡山選挙区

岡山1区は加計学園関係から献金をもらっていたものの、無役の王様の自民・逢沢一郎が今回も安定した戦い。立憲民主・高井は希望・蜂谷に野党票や政権批判票が分散されるため、更に苦しい展開。終盤情勢でも変わらず。

岡山2区は自民・山下貴司が先行するカタチだが、元民進の希望・津村啓介が激しく追う。前回の衆議院選挙では1万5000票差だったが、希望・津村は立憲民主や無党派など政権批判票の取り込みで挽回を図る。共産の自民アシストは痛いが、終盤情勢でも接戦を繰り広げるなど無党派への取り込みを急ぐ。

岡山3区は保守分裂。平沼赳夫の息子・平沼正二郎と、平沼赳夫と激しく争った阿部俊子が無所属で対決。自民の公認候補をかけた血みどろの戦い。希望・内山は両者の間隙を縫いたいが厳しい戦い。序盤情勢は平沼と阿部の横一線だったが、終盤情勢では無所属・阿部がややリードとの報道。

岡山4区は橋本龍太郎の地盤を引き継ぐ自民・橋本岳がやや優勢。希望・柚木道義は希望や維新支持層だけではなく、立憲民主支持層の浸透などを図り必死に追う。

前回の衆議院選挙では自民・橋本が9.1万票に対して、民主・柚木は7.5万票だった。希望の風が止まったことと共産の自民アシストによって、無党派層へ浸透を図るがやや苦しい展開。終盤情勢でも変わらず。

岡山5区は自民・加藤勝信が安定した戦い。希望・樽井はやや厳しく、終盤情勢では更にリードを広げられている。

岡山選挙区はそこそこ野党が勝負できそうな選挙区もありますが、共産の自民アシストで相変わらず盛り下がる傾向。どの面下げて「安倍政権打倒」を叫んでいるのか失笑しかこぼれません。

○広島選挙区

広島1区は自民・岸田文雄が安定した戦い。共産しか候補者がおらず無風区。広島2区は自民・平口洋が安定した戦い。希望・松本は連合などの支援も受け追いかけるものの、維新・灰岡は泡沫レベル。終盤情勢でも自民・平口がリードを維持。希望・松本は党の失速に伴って、無党派層での支持が伸び悩む。

広島3区は自民・河井克行がリード。元都議の塩村文夏が必死に追いかけるが、無所属のため活動に制限があるのが厳しい。終盤情勢でも変わらず。維新の出馬で野党票が分散されるのも足を引っ張る。

広島4区は自民・新谷正義が優勢。ちなみに元々は不倫王こと中川俊直の選挙区。弁護士の落合洋司は公認漏れで無理やり出馬するものの勢いはなし。希望や維新の候補も政権批判票を分散するだけで勢いはなし。広島5区は自民・寺田稔が優勢。終盤情勢でも同様。

広島6区は希望・佐藤公治と自民・小島敏文が横一線の戦い。佐藤公治は新進党→民主党→自由党と渡り歩いてきた元職。そのため元々は自由党から出馬を予定したものの、希望の党に直前で鞍替え。

序盤情勢では希望・佐藤は無党派、自民・小島は自民票を固めつつある。またこの6区は元々は亀井静香の選挙区であるため、どこまで亀井静香の票を取り込めるかがポイント。広島選挙区では唯一の見所。終盤情勢では公明支持層にも切り込む希望・佐藤がややリードとのこと。

広島7区は宮沢喜一の地盤を活かして自民・小林史明がリード。今回の衆議院選挙でも盤石。

2017年衆議院選挙の広島では6区が唯一の見どころかな。亀井静香の引退に伴って、自民に議席を奪還されないかが肝要。

○山口選挙区

山口1区は自民・高村正大がリード。ちなみに高村正彦の息子で、いわゆる世襲。山口2区は自民・岸信夫が優勢。山口3区は河村建夫がリード。山口4区は安倍晋三がリード。例の安倍昭恵がドサ回りしてるのこと。何という無風区でしょう~。

特に見どころはないが、山口県の人口は今回2017年衆議院選挙から定数が減少した奈良県や長崎県などとほぼ同水準。そのためいずれ山口県の定数が減少することは確定的であるため、この中からどの重鎮議員が弾き出されるのかが面白ポイントである。

四国ブロックの情勢予想

○徳島選挙区

徳島1区は自民・後藤田正純が優勢。希望・仁木博文が必死に追う。ただ終盤情勢では希望・仁木は肝心の無党派層で伸び悩むなど、更にリードを広げられている。徳島2区は自民・山口俊一が安定した戦い。無風区。共産党がアシストしたおかげもあり、自民の議席独占が濃厚の情勢。

○香川選挙区

香川1区は自民・平井卓也と希望・小川淳也が横一線。今回は共産が立候補を断念。前回の衆議院選挙の結果が自民・平井7.4万票に対して、民主・小川が6.5万。そこに共産1万票がまるまる宙に浮くため、今回2017年衆議院選挙では前回以上に接戦になるものと予想されます。

そのため自民・平井はTwitterで共産・志位和夫に対して「何で出馬しないの?」とツイートしたことがプチ話題になったほど。ただし中盤情勢では自民・平井が一歩抜け出す。終盤情勢でも変わらず。無党派層や立憲民主票などの取り込みがカギを握る。

香川2区は希望・玉木雄一郎が今回も安定した戦い。高校の同級生などを軸にした後援会など、徹底したドブ板戦略は今回も盤石。加計問題の追及の急先鋒で一気に知名度が高まったことで、自民支持層にも食い込むなど更に安定感が増す情勢。終盤にかけても自民候補を引き離す。

ちなみに安倍晋三などは香川2区に重点的に演説に入っている(玉木雄一郎のフェイスブックなど参照)らしいですが、大半は玉木本人の個人票のため情勢には影響なさそう。むしろ選挙後の展開を考えると、安倍がケンカを売ってる感があるため希望・玉木は再び追及を強めるか。

香川3区は自民・大野敬太郎が父親の地盤を引き継ぎ安定した戦い。社民・藤田は厳しい。

加計学園事件は捏造だと騒いでいたネトウヨは、その「急先鋒だった玉木は落選に違いないwww」と何故か喜んでいましたが、このザマです。

○愛媛選挙区

愛媛1区は自民・塩崎恭久が優勢。元民進の希望・富永は民進系組織から支援を受けるものの、希望の党の政党支持率が立憲民主党に逆転されるなどやや厳しい情勢は中盤以降も変わらず。

加計学園事件と発端となった、愛媛2区は自民・村上誠一郎が優勢。村上は反安倍の急先鋒であり、自民党議員でありながら加計学園問題で安倍を追及してるねじれ現象が話題に。希望・横山はやはり党の失速に伴い、今回も厳しい戦い。また維新や共産の自民アシストも足を引っ張る。終盤情勢でも同様。

愛媛3区は希望・白石洋一と自民・白石寛が横一線。自民・白石はスキャンダルはあったものの、自民や公明の支持層の7割程度を固める。また共産出馬も自民・白石にアシストに働く。希望・白石は連合票や政権に批判的な無党派層への浸透に躍起。終盤情勢でもデッドヒートが続く。愛媛4区は自民・山本公一が安定。元次世代の希望・桜内文城はやや厳しい。

愛媛3区はもともと補選が行われる予定だった。そこで共産党は必死に共闘をアピールしてましたが、結果的に共産は出馬して野党側の邪魔をしてる模様。コイツラどこまで馬鹿なんですかね?

○高知選挙区

高知1区は自民・中谷元が安定した戦い。終盤情勢でも変わらず。

一方、高知2区は無所属・広田一と自民・山本有二が横一線の戦い。前回の衆議院選挙では自民・山本が8.3万。民主・武内が4.2万。共産が3万。自民・山本の圧勝だったが、一騎打ちに戦いに持ち込まれて自民・山本は苦戦気味。

また広田一は元々は高知選挙区の参議院議員。そのため元々は知名度が高く、連合票など組織票を固めることにも有利に働く。元々は山本有二や国替えする前の中谷元の無風区だったが、一気に接戦区に変化した稀有な選挙区。

終盤情勢でも接戦は変わらないが、無所属・広田は無党派層にも浸透するなど勢いがある。結果は投票率次第か。

九州ブロックの情勢予想

○福岡県

福岡1区は自民に入党したばかりの井上貴博が有利に展開を進める。立憲民主・山本が必死に追いかけるが、希望・石井英俊や共産など野党票が分裂しているため苦しい戦い。福岡2区は自民・鬼木誠と希望・稲富修二が横一線。ただ共産出馬による自民アシストと希望の党への逆風もあり、希望・稲富はやや苦しいか。中盤情勢でも接戦は二人の接戦の構図は変わらず。

福岡3区は自民・古賀篤が安定した戦い。立憲民主・山内康一は一騎打ちの戦いに持ち込めたものの、やや苦しい。福岡4区は自民・宮内秀樹が安定した戦い。維新・河野は苦しい。福岡5区は自民・原田義昭が優勢。元民進の希望・楠田大蔵は必死に追いかけるが、共産の邪魔などもあって今回もやや苦しい。

福岡6区は自民・鳩山二郎が安定した戦い。福岡7区は自民・藤丸敏が安定した戦い。福岡8区は自民・麻生太郎が安定した戦い。福岡9区は自民・三原朝彦が優勢。元民進の希望・緒方林太郎が追いかけるが、共産の邪魔や希望の支持率下落も手伝ってしんどい。連合票の取り込みや無党派層への浸透を図る。福岡10区は自民・山本幸三、福岡11区は自民・武田良太が有利に戦いを進めている。

野党側はいくつかの選挙区でそれなりに戦えてはいるものの、政党支持率で希望が立憲民主に追い抜かれることもあって、今回2017年衆議院選挙でも福岡の選挙区は自民が盤石の戦いを展開。終盤情勢でも変わらず。修羅の国は意外と保守王国。

○佐賀県

佐賀1区は無所属・原口一博がやや優勢。元々高い知名度を誇る原口は、今回も幅広い野党支持層の8割9割を手堅く固めてる。また結果的に希望の党からの出馬取りやめたことで、共産の出馬を防いだことも無所属・原口にとっては功を奏している。

前回の衆議院選挙では民主・原口が8.5万票だったのに対し、自民・岩田が8.3万票だった。今回2017年の衆議院選挙ではそこまでの接戦にはならないと予想されます。終盤情勢でも無所属・原口がリードを維持。

佐賀2区は自民・古川康と希望・大串博志が激しく争う。前回は自民・古川が11万票だったのに対し、民主・大串は8.2万票だった。今回も共産が邪魔をして自民アシストを狙っているため、基本的に希望・大串は劣勢。それでも勢いのある立憲民主といった野党票・政権批判票を徹底的に固められるかがカギとなる。

終盤情勢では希望・大串が無党派へ浸透したことも手伝って、互角の戦いまで持ち込むなど接戦を展開。あとは投票率次第。

 

○長崎県

長崎1区は希望・西岡秀子と自民・冨岡勉が激しく競り合う。元々は髙木義明の地盤。希望・西岡は父・西岡武夫の地盤や連合票を軸に、無党派層への浸透も図る。希望・西岡は2016年参院選の雪辱を狙うが、自民アシストの共産党が足を引っ張るのは少し気がかり。非自民票をいかにまとめ上げるかがカギ。

ただ終盤情勢では自民・冨岡が支持層を手堅く固めてリード。希望・西岡はやはり苦しい展開なものの、無党派層へ浸透するなど猛追する展開。

長崎2区は自民・加藤寛治が安定した戦い。長崎3区は自民・谷川弥一が安定した戦い。長崎4区は自民・北村誠吾と希望・宮島大典が激しく争う。宮島は希望の失速が気がかりのため、立憲民主などを含めた野党票の結集がカギとなる。終盤情勢では自民・北村が組織を固めてリード。希望・宮島は立憲民主などの票を固めつつあるが、無党派への広がりが見られないなど苦しい展開。

○熊本県

熊本1区は自民・木原が優勢に戦いを進める。共産不出馬で一騎打ちの戦いに持ち込んだ希望・松野は追い上げるものの、希望の失速に伴い全体的に伸び悩む。立憲民主や無党派層など安倍不支持層への幅広い浸透が課題。また区割りの変更も希望・松野にとっては痛いか。

ただ産経新聞の終盤情勢では、希望・松野と自民・木原が接戦を展開しているとの報道。希望・松野は無党派へ食い込むなど、希望の失速を挽回。それでも前回前々回の衆議院選挙では自民・木原に1~3万票以上の大差で負けているため、希望・松野は更なる追い込みが必須。

熊本2区は自民・野田毅が今回も安定した戦い。無所属・西野と保守分裂選挙になったものの、自民・野田は公明支持層をまとめるなど終盤でもリードを維持。熊本3区は自民・坂本哲志、熊本4区は自民・金子恭之が安定した戦い。相手候補が社民や共産が多いというのも理由。

熊本は1区が見どころ。自民・木原と希望・松野は2005年から続く因縁の戦い。お互い勝ったり負けたり。何故か希望に移ったものの共産は不出馬してることも手伝って、希望・松野は負けられない戦い。

前回の衆議院選挙では自民・木原が8.7万。維新・松野が7.3万。共産が1.5万。松野と共産を足せばちょうど互角。本当に面白い選挙区。いかに投票率を伸ばして無党派層を取り込むかがカギを握るはず。

○大分県

大分1区は自民・穴見陽一と元民進から希望に鞍替えした吉良州司が横一線。吉良が安定して勝利を収めている選挙区ではあるが、希望の失速が気がかり。連合などの組織票固めだけではなく、無党派への浸透も図れるかがカギ。

終盤情勢でも接戦は続く。ただ希望・吉良は共産の自民アシストが最終的に響きそう。いかに勢いのある立憲民主や無党派を更に取り込めるかが重要。

大分2区は自民・衛藤征士郎がわずかに優勢だが、社民・吉川元が激しく追う展開。共産の出馬取りやめや、勢いがある立憲民主支持層への浸透も手伝って、これまでより勢いが力強い。

ただ2区の終盤情勢を読む限りは、やはり自民・衛藤が社民・吉川を大きく引き離す展開とのこと。やはりこれまでの衆議院選挙の結果を考えると、3~5万程度の票差を社民が埋めるのは大変。社民は比例九州ブロックで議席を落とすとも予想されてるので、社民・吉川の比例復活は厳しくなるか。

大分3区は自民・岩屋毅が安定した戦い。立憲民主の横光克彦は苦しい展開を強いられている。

○宮崎県

宮崎1区は自民・武井俊輔、宮崎2区は自民・江藤拓、宮崎3区は自民・古川禎久が安定した戦い。

希望の党の候補者は風もなく、組織もなく、全てにおいて苦しい展開を強いられている。下手すると共産候補者の票数より少なくなる可能性もありそう。当然、共産は全滅。

○鹿児島県

鹿児島1区は自民・保岡宏武と立憲民主・川内博史が接戦。自民・保岡は父・保岡興治から地盤を引き継いだ初めての選挙。立憲民主・川内は知名度の高さと野党統一候補という状況を生かす。また維新・山ノ内は力強さに欠けているため、結果的に立憲民主・川内に政権批判票が集まっているのも奏功。

ちなみに前回の衆議院選挙の結果は自民・保岡興治が6.7万票、民主・川内が4.7万票、維新・山ノ内が3.0万票、共産が0.8万票となっている。そのため維新からどれだけ票をひっぺがすのか、他にも投票率の高さなどによって選挙情勢にも影響を与えると予想される。

終盤情勢でも自民・保岡と立憲民主・川内が激しい競り合いをしている状況は変わらず。立憲民主・川内は無党派の取り込み、自民・保岡は組織固めがカギを握る。

鹿児島2区は自民・金子万寿夫が優勢。鹿児島3区は自民・小里泰弘が有利に戦いを進め、希望・野間健が追う展開。区割りの変更に伴って、野間は票の掘り起こしにやや苦戦。鹿児島4区は自民・森山裕が優勢。社民・野呂は厳しい戦い。

○沖縄県

沖縄1区は今回も三つ巴。共産・赤嶺政賢と自民・國場幸之助、維新・下地幹郎が横並び。

今回もオール沖縄の支援を受け、無党派層にも食い込む共産・赤嶺と、自民・國場が与党支持層を固める構図は変わらず。維新・下地は今回もゼネコン票をベースに戦い、希望支持層の7割に食い込む。

ただ党の失速に伴い、希望支持層のパイ減少が気がかり。そのため維新・下地は三者の中ではやや伸び悩む。維新は九州ブロックで比例議席を獲得できないため、まさに背水の陣ではあるが維新・下地の完全落選も見えてきた。

ちなみに前回の衆議院選挙の結果が共産・赤嶺が5.7万票、自民・國場が5.3万票、維新・下地が3.4万票。今回は幸福・下地が立候補しているため、その僅かな票差が勝敗に影響を与えそう。

また選挙前後でも相次ぐ在日米軍のヘリ事故を食い止めることができていない、安倍政権の仕事の遅さも選挙情勢に影響を与えそう。実際、毎日新聞の中盤情勢では共産・赤嶺がリード。自民・國場は自民支持層を固めきれていないらしい。産経新聞の終盤情勢でも共産・赤嶺がリード。安倍晋三の沖縄へのなめきった態度が悪影響か。

沖縄2区の社民・照屋寛徳と沖縄3区の無所属・玉城デニーが今回も安定した戦い。沖縄4区は自民・西銘恒三郎と無所属・仲里利信が今回も激しい接戦。仲里は80歳という年齢がそろそろネックに働くか。ただ終盤情勢では無所属・仲里が一歩抜け出すといった報道も。

序盤情勢では自民候補の健闘も目立ちましたが、終盤情勢を紐解く限りは今回も「自民全敗」が見えてきました。今回2017年の衆議院選挙後には沖縄県知事選挙も待ち構えているため、そこへの影響も必至。野党側は全勝で勢いをつけ、自民側は一つでも勝利してダメージを最小限に抑えたいところでしょう。

2017年 衆議院選挙における西日本の情勢まとめ

以上、2017年衆議院議員総選挙の西日本における情勢調査まとめでした。今回の西日本編の記事ボリュームが増えすぎたため、関西圏の情勢については「2017年 第48回衆議院選挙の情勢予想まとめ(近畿・東海ブロック編)」に別記事でまとめてあるので興味がある方は後でそちらをご覧ください。

結論からまとめると、自民はやっぱり西日本では圧倒的に強い。基本的に全勝パターンのブロックが多く、福岡県のような人口が多い都市部でも勝てるのが強み。ただ今回第48回衆議院選挙では意外と接戦区も多く、下手すると前回衆議院選挙よりも自民党は負けを増やす可能性もありそうです。

例えば、香川県、愛媛県、広島県、岡山県、長崎県、大分県、鹿児島県。特に九州の一部では次の次の選挙以降まで視野を広げると、ますます差を縮められそうです。ただ一方、沖縄県ではオール沖縄の退潮に伴って、自民が取り返す選挙区もありそう。

他にも「2017年 第48回衆議院選挙の情勢予想まとめ(東日本編)」、「2017年 第48回衆議院選挙の情勢予想まとめ(東京ブロック編)」、「2017年 第48回衆院選 比例+全議席数予想まとめ」なども既にまとめてるので、今回の衆議院議員総選挙の情勢に興味がある方はご覧ください。強制はしません。

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