『東京喰種:re(東京喰種:re)』11巻のネタバレ感想をレビュー。作者は石田スイ。掲載誌はヤングジャンプ。出版社は集英社。ジャンルは青年コミックのバトル漫画。AmazonのKindleや楽天koboなどでも試し読み・立ち読みできます。
漫画「東京グール」が面白いかについての考察記事は、いずれまたこのドル漫で改めて考察し直したいと思います。
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東京喰種re11巻までのおさらい
主人公・金木研が「ゴート(黒山羊)」と呼ばれるグールの組織を結成。人間たちと話し合えば和解すれば、どっちにとっても平和が訪れる。そういう金木研の理念のもとに、大勢のグールが集まった。
ただ、その矢先にCCGを掌握しつつある旧多二福は大量のピエロを使って、次々とCCGの支部を襲撃させる。この目的は「ゴート」を筆頭に「グールは悪」であると世間に対して更に印象付け、旧多二福という指揮官が有能であるとCCG内での地位を高めるため。
金木研は白スーツを着用しピエロたちを倒すことで、この旧多二福の印象操作を潰すと同時に、一方で負傷した真戸暁を助けるためにRc抑制剤を手に入れるためにCCG内のラボに潜入。しかし、そこにはカプセル内に培養されている亜門鋼太朗の姿が…。
ということで11巻は再び理性を失った亜門鋼太朗氏とのバトルが勃発という展開。
亜門鋼太朗 vs 滝澤政道
この亜門鋼太朗と戦ったのは滝澤政道(+クロ)。かつて亜門鋼太朗と同様にCCG捜査官だった男。でも嘉納教授の人体実験によって強力な喰種(オウル)になってしまった。それ以降も様々な因縁が渦巻いている様子。
なんやかんやがあって、滝澤政道が命がけで亜門鋼太朗の赫包を打破し、無事暴走を止めることに成功。ただ最近の『東京喰種』のバトル描写が劣化してるように思えるのは自分だけでしょうか?(だいたひかる風)。
とりあえず抑制剤を入手したことで、一命を取り留める真戸暁。その後は真戸パパをあやめた霧嶋董香、真戸パパに両親があやめられた笛口雛実や亜門鋼太朗とのクダリが描かれる。最終的に亜門鋼太朗と真戸暁がチッス。人間と喰種のハーフができそうな雰囲気。
ただ感動的なシーンとして描写されるものの、思いの外あっさりか。
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旧多二福に完全に掌握されるCCG
金木研はCCGの暴挙は許せない。喰種化以降も亜門鋼太朗は理性を失わず、常に対話の道を取り続けた捜査官だったから。何よりの屈辱だったに違いない。あれもこれも全て、旧多二福の策略。既に嘉納教授を呼び込むなど、もはや完全にCCGを掌握済みだった。
だから再び亜門鋼太朗が暴走したのも、嘉納教授のせい。しかもコピー金木研を大量に作るなど、カオスな展開が更にカオスに。
ちなみにクラウンことドナート・ポルポラにフルボッコされた瓜江久生も暴走してましたが、コチラは米林才子が止める。最強赫子使いの本領発揮。若干身長が伸びた気もするけど、意外とこんなキャラクターは嫌いじゃない。でもバトル描写は…。
和修政 vs V(芥子)がアホすぎて笑った
一方、CCGはピエロの襲撃に対して対応してる。そこには和修政も傘下。旧多二福に命じられてCCG本部の背面防衛に当たっていた。
例えば、オカマのニコと対峙した時には「なんだこの親近感…」と震える和修政。ゲイとおネエ系は微妙に違う感じもしますが、そこにやってきたのが旧多二福の息がかかった「V(ヴィー)」。和修家お抱えの武装集団。その中でも芥子と呼ばれる構成員が最強っぽい。
つまりは和修家の血を引く政が邪魔。この頭を貫かれるまで一切気付かないという、和修政のあっけなさが爆笑もの(笑)
最後は何故か和修政が全裸になって、「修羅場なら切り抜けるまでだ」と芥子に対してカッコ良く立ち向かう。ただ吹き出しにもあるように「このあと政は滅茶苦茶斬られた」と、滅茶苦茶あっさり最期を迎える。作者の扱いがあまりに雑すぎやろ(笑)
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東京グールre11巻のネタバレ感想総括
という感じで旧多二福がCCG内で権力と地位を掌握していく。そこでクインクス部隊「オッガイ」を結成し、主人公・金木研が率いる「ゴート」の潜伏先を襲撃していく。何故ならオッガイたちは鼻が利くから。
つまりは旧多二福による「東京の全喰種の殲滅」の火蓋を切られた。レッツパーティー(反撃)♪あげぽよ~♪
いよいよ『東京喰種:re』も最終局面を迎えつつありそう。だから、色んな意味で展開に粘り気はないか。淡々とご都合主義的にストーリーが処理されてってる印象。同じ喰種であるはずの旧多二福がグール殲滅を目論む理由が分かりづらい。
他にも何故か霧嶋董香が金木研に対して「アンタDT?」とか聞いてみたり、よく分からんない方向に。ヤングジャンプはリアルタイムで読んでないので詳細は不明ですが、最終的に二人はヤッちゃう模様。
え?『東京喰種:re』はどこに行こうとしてるの?とつい思った11巻のネタバレ感想でした。
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