『BLEACH(ブリーチ)』の実写映画が現在公開中。作者・久保帯人がずっと実写化を拒んでいたようですが、最適な配役が見つかったことで『BLEACH』の映画化を了承したとか。
そこで今回ドル漫では主人公・黒崎一護の名言ばかりを集めてみたいと思います。黒崎一護はオレンジ色の髪の毛をした高校生。果たして黒崎一護は一体どんな名言を吐いているのか?
大人数相手のケンカなんてのは、背中合わせの方が上手くやれるモンだぜ…黒崎一護の名言
まず最初の黒崎一護の名言は「大人数相手のケンカなんてのは、背中合わせの方が上手くやれるモンだぜ」。
かつて死神たちは世界を守るために、滅却師たちを滅亡させた。そのため滅却師である石田雨竜は師匠の死と共に、死神を恨むようになる。死神と滅却師の負の歴史は『BLEACH』最終盤まで続く因縁。
そして「死神の前で滅却師である自分が虚たちを滅し続ける」ことを誓った。でも黒崎一護はそれに対して「師匠の望みってのは死神に滅却師の力を認めさせることじゃなくて!死神と力合わせて戦うことだったんじゃねえのかよ!?」と一喝。
そして、黒崎一護は「今ソレやんねーでいつやるんだよ」と凶悪な虚たちに立ち向かう。今まで反目しあってたキャラクター同士が手を取り合って戦うベタなシーンですが、それを「背中合わせ」という表現でシンプルに表現した名言。
主人公・黒崎一護と石田雨竜の関係性は『BLEACH』最終回まで続く。まさに二人の友情を彷彿とさせる名言。『BLEACH』が人気漫画になるかならないかの運命を決めた、いわば分水嶺的な名言でもあったか。
『助けてえ』んじゃねえよ!『助ける』んだ!…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「『助けてえ』んじゃねえよ!『助ける』んだ!」。
黒崎一護が朽木ルキアを救出するためにソウルソサエティに乗り込んだシリーズで出た名言。
六番隊副隊長・阿散井恋次と黒崎一護の一戦。阿散井恋次がひたすら圧倒するものの、黒崎一護はその攻撃を耐え続ける。それはひとえに「朽木ルキアを助けたい」という覚悟が黒崎一護にあったから。
「しぶとい野郎だ。そんなにルキアを救いたいか?」と思わず表情を歪める阿散井恋次に対する黒崎一護の名言。まさに「死なせたくない」という気持ちが最終的に勝敗を決し、阿散井恋次は黒崎一護に敗北を喫する。
その後、阿散井恋次から「ルキアを倒してくれ」と黒崎一護は朽木ルキア救出の願いを託される。何故なら、阿散井恋次とルキアは幼馴染であり、『ブリーチ』最終回では結婚を果たす。
阿散井恋次も死神の仕事で黒崎一護と対峙はしたものの、あくまで同じく「ルキアを助ける」という思いは共通だった名シーン。
チャドが負けるとこなんて俺には想像もつかねえよ…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「チャドが負けるとこなんて俺には想像もつかねえよ」。
黒崎一護が朽木ルキアが囚われの身となっている懺罪宮に向かう直前。離れ離れになった茶渡泰虎(チャド)たちに話題が及ぶと、「尚更心配ない」と黒崎一護は豪語。
瀞霊廷の地表からずっとチャドの霊圧を感じることを根拠にしつつも、言うまでもなく黒崎一護が信頼してるから。チャドは誰より強く、誰より優しいことを黒崎一護は知ってる。
だからチャドは絶対に負けない。本当に信頼を寄せている仲間だからこそ言える名言。黒崎一護とチャドの二人の絆の深さが読み取れます。その後、チャドは八番隊隊長・京楽春水と対峙。
果たしてチャドは本当に負けずに勝つことができたのか?
俺が死んだら背中にあるものみんな壊れちまうんでね!…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「俺が死んだら背中にあるものみんな壊れちまうんでね!」。
圧倒的な強さを誇る死神十一番隊隊長・更木剣八を前に、やはり劣勢を強いられる黒崎一護。もはや恐怖に身をすくめてしまうほど。ただ自分が敗北してしまえば、今まで自分に力を貸してくれた仲間の努力が無駄に帰してしまう。
そこで「ビビってるヒマなんかねえ」と自らを奮い立たせた時に出た名言が「俺が死んだら背中にあるものみんな壊れちまうんでね!」。
黒崎一護は自分が背負ってる使命、背負ってきた覚悟。仲間たちの思いの全てを思い出した名シーン。そして黒崎一護は圧倒的な不利な状況が、その後も続くものの最終的には…。いかにも少年ジャンプ的でバトル漫画らしい展開。
じゃあ二度目は何だ?…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「じゃあ二度目は何だ?」。
朽木白哉との一戦で、黒崎一護は天鎖斬月を卍解。黒崎一護の驚異的なスピードに全く反応できない朽木白哉。黒崎一護の剣先は確かに朽木白哉の喉元まで突き立てた。
しかし、黒崎一護は敢えてその切っ先を余裕しゃくしゃくで退ける。朽木白哉は思わず「悔いるがいい。今の一撃で私の喉を裂かなかったことをな。奇跡は一度だ」と怒りから豪語。
ただ朽木白哉は最終奥義の千本桜景厳ですら、黒崎一護の天鎖斬月を全く追い切れず、今度は完全に背後を取られてしまう。それに対して黒崎一護が放った名言が「奇跡は一度だったよな?じゃあ二度目は何だ?」。
まさに痛快すぎる黒崎一護の名言。『ONE PIECE』であれば確実に「ドン」という効果音が使われてるに違いない。しかし朽木白哉は殲景・千本桜景厳を発動し、形勢逆転。果たして黒崎一護と朽木白哉の戦いの結末は?
大丈夫だ。藍染は俺が止める…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「大丈夫だ。藍染は俺が止める」。
尸魂界編が終了後、藍染惣右介という元死神の隊長が反旗を翻す。そして破面編が始動。十刃のグリムジョー・ジャガージャックなど次々と強敵が襲ってくる中、黒崎一護はヴァイザード(仮面の軍勢)の平子真子などのもとで修行を行う。
そこで黒崎一護は心配で声をかけてくれた井上織姫に対して放った名言が「大丈夫だ。藍染は俺が止める」。
圧倒的な強者である藍染惣右介に対して、どこか落ち着いた様子の黒崎一護。でも、それはひとえに修業で確実に強くなったからこそ。井上織姫はその一言に勇気付けられただけではなく、自分自身も強くならねばと決意させた名言。
ちなみにその後、井上織姫はウルキオラにさらわれる。黒崎一護は井上織姫が待つウェコムンドに向かうが、果たして藍染惣右介の暴走を本当に止めることは可能なのか?
てめえが俺より強かったら…俺が諦めると思ってんのか?…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「てめえが俺より強かったら…俺が諦めると思ってんのか?」。
井上織姫をさらった張本人のウルキオラと黒崎一護の戦い。黒崎一護は「虚化」を発動するものの、ウルキオラは十刃として禁じられている「解放」を行う。何故なら、あまりに最強すぎて世界を壊す可能性があるから。
黒崎一護の虚の仮面は簡単に砕け散るが、それでも諦めない姿勢に「これだけの力の差を目にしても、未だ俺を倒せると思っているのか?」とウルキオラは上から目線で突き放す。
しかし黒崎一護は「力の差が何だ?てめえが俺より強かったら、俺が諦めると思ってんのか?てめーが強いのなんか…最初っから解ってんだ。今更てめえの強さなんか幾ら見たって変わりゃしねえんだよ」と明らかにその目は死んでいなかった。
まさに一発逆転を彷彿とさせる名言。
勝たなきゃいけねから…戦ってんだ!…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「勝たなきゃいけねから…戦ってんだ!」。
ただウルキオラ戦ではやはり圧倒的な戦力差は埋まらないまま、黒崎一護は防戦一方を強いられる。しかもウルキオラは二段階目の解放を行い、二人の戦力差は広がる一方。
そして「恐怖を感じるほどの実力差の相手に勝てるつもりで戦いを挑む。理解の外だ」とウルキオラはますます挑発。しかし、それでも諦めない黒崎一護が放った名言が「勝たなきゃいけねから…戦ってんだ!」。
先程の名言もそうですが、黒崎一護がここで負ければ井上織姫の命、これまで戦ってきた仲間の奮闘など全てを失う。黒崎一護の背中には様々な思いと覚悟を背負ってるからこそ出た名言。
果たして黒崎一護はウルキオラに勝利することはできたのか?
あいつはずっと心のどこかでただの『死神』になりたいと願ってたんじゃねえのかな…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「あいつはずっと心のどこかでただの『死神』になりたいと願ってたんじゃねえのかな」。
藍染惣右介の最終決戦において、黒崎一護は無事撃破する。しかし、そこで黒崎一護は刀を交えることで、藍染惣右介の深い孤独を知る。藍染惣右介は幼い頃から有能すぎたが故に孤独だった。
ただ宝玉は「心を取り込んで具現化」する能力を持つ。つまり藍染惣右介は敗北したとは言うものの、実際には「自ら宝玉の力を放棄」した可能性がある。何故なら自分と肩を並べる黒崎一護の出現で、ようやく「ただの何でもない死神」以下になれたから。
敗者の敵にも思いを馳せる心優しき黒崎一護の名言。
みんなを護っててめえと戦うんだよ…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「みんなを護って、てめえと戦うんだよ」。
かつて同様に死神代行だった銀城空吾に、自らの能力を全て奪われてしまう黒崎一護。そして、銀城空吾から「死神代行の現実」を知らされる。あくまで黒崎一護は浮竹十四郎といった「死神たちから一方的に手駒として利用されているにすぎない」ということを。
でも、黒崎一護は銀城空吾の揺さぶりにも動じない。何故なら「黒崎一護は自分自身の意思で護る道を選んだ」道だったから。
そして、黒崎一護は改めて銀城空吾に対して宣戦布告をかました名言が「みんなを護っててめえと戦うんだよ」。この黒崎一護の決意の強さを見届けて、朽木白哉といった死神たちはそのまま尸魂界へ帰還。
改めて絆の深さを印象付けた名シーンか。個人的な感想も含めて、「死神代行編」はそこまで人気がなかったように記憶してますが、その中にも黒崎一護の名言が隠されていたというお話。
助けに来たぜ…黒崎一護の名言
続いての黒崎一護の名言は「助けに来たぜ」。
ユーハバッハ率いる星十字騎士団たちとの戦いで劣勢を強いられる死神たち。そこへさっそうと黒崎一護が登場したときの名言が「助けに来たぜ」。これまで死神たちに助けられてきた黒崎一護。まさに恩返しのようなリフレイン的名言。
この前後では自らの想像力で何もかも創造できるグレミィとの一戦後、ボロボロ状態の更木剣八も思わず「まさかてめえに助けられる時が来るたァな」とポツリと一言言ったのが全てを物語っているでしょう。
その後、再び死神たちの士気も上がり盛り返した名シーン。
【BLEACH】黒崎一護の名言集まとめ
以上、『ブリーチ』の黒崎一護の名言集・名言一覧でした。
やはり黒崎一護は主人公だけあって、シンプルにかっこいい名言が多かった印象。意外とチャラい漫画に思われますが、黒崎一護の名言は「仲間」や「絆」など非常に王道に根ざしてることが分かります。
また名言やセリフとは若干関係ありませんが、黒崎一護がどんどんストーリーを重ねるごとに見た目的にカッコ良くなってるのも注目したい所。『BLEACH』の作者・久保帯人が地味に画力が増してる裏返し。
でも今説明した名言は黒崎一護のみであって、『ブリーチ』の中ではごくごく一部でしかありません。ブリーチの作者・久保帯人は言語センスに満ちあふれており、まさに名言の宝庫的な漫画。
そのためまだまだ『BLEACH』の名言を探せば他にもあって、興味がある方は【BLEACH】ブリーチの熱すぎる名言集26選まとめも参照。