今回ドル漫では2015年に公開された映画『テッド2(ted2)』のネタバレ感想をレビューしていこうと思います。
タイトルからも分かるように、2012年に公開された『テッド』の続編にあたります。その当時は毒舌芸人としてブレイクしたお笑い芸人・有吉弘行が起用されたことで話題を呼びました。『テッド2』では引き続き起用されていました。
今更ですが『テッド2』は面白い映画だったのか?
内容あらすじ・登場人物まとめ
まずは『テッド2』の内容あらすじを簡単に解説します。
主人公は【テッド】。1985年にとある少年がサンタクロースに「親友がほしい」と願ったことで、人間としての意志(魂)が宿ったテディベア人形だった。そのとある少年とは【ジョン・ベネット】。2人の友情は30年近く経っても継続していた。
このジョン・ベネットが離婚した直後、テッドは【タミ・リン】というガールフレンドと結婚式を上げていた。ただ一年後、2人の夫婦仲は急速に冷える。そこでテッドは子供を儲けることで仲直りしようと提案すると、子供がかねてから欲しかったリンは快諾した。
ただテッドにはポコ&チンが付いていなかった。そこで頼ったのが養子縁組の紹介所だった。リンの素行の悪さから案の定断られたが、その身元調査の過程でテッドの法的人権が当局によって正式に剥奪される。結果、テッドはクレジットカードや銀行口座が解約される。
他にもリンと一緒に働いていたスーパーマーケットの職も奪われてしまう。テッドは州を相手に人権回復を目的とした裁判を起こそうと動く。そこで出会ったのが見習いオンナ弁護士の【サマンサ・レスリー・ジャクソン】だった。
果たしてテッドは法的人権を回復できるのか?
テッド2 総合評価・評判まとめ
ということで『テッド2』の個人的感想をレビューします。
結論から言うと、「まあまあ」程度の面白さでした。
「大人になるまで待てない」とかなりブラックジョークが効かせた内容という触れ込みだったと記憶してますが、個人的にそこまで下品さは感じませんでした。アマプラ限定の『ザ・ボーイズ』といった最近のドラマと比べると、むしろ内容的には大人しいぐらい。
マりフアナ(大麻)のクダリはありますが、現実世界のアメリカでは既に多くの州で合法化されて久しいです。下ネタ関連でもガッツリと何かが直接的に表現されることも少なく、「ぶっ飛んでる映画」という意味で評価すると、テッド2は平凡なクオリティに留まっているか。
ストーリーそのものは良くも悪くも、起承転結がしっかりしているのでカオス感がありません。それ故に割りと見やすい映画だったりするんですが、ラストの結末もハッピーエンドで終わっているので、良くも悪くも「普通の映画」にまとまっている印象です。
何となくカオス感がない。
○言うほど下品な映画でもない
英語ではおぞましいほど汚い表現を使っているのかも知れませんが、日本語訳では大人しい表現に置き換えている可能性もあります。だから主役の有吉弘行も声優として違和感なく聞こえるものの、良くも悪くもドギツい表現に聞こえないこともマイナス要素か。
確かに子供には見せたくない映画ではあるものの、下品な大人がしっかり楽しめる映画かと言うとそういう訳でもないか。せいぜい高校生・大学生ぐらいの下ネタの範疇。だからそこまで人を選ぶ映画でもないと思いますが、『テッド』1を見ていないと相関関係やノリが分からない点はマイナス。
また笑いのネタにしている対象(有名人など)がどうしてもアメリカ人向けということもあって、日本人には伝わらない笑いも多いです。最近なにかと話題のジャニーズや歌舞伎役者を笑いのネタにしても、日本人以外には伝わらないのと同義。そこらへんで地味に人を選ぶかも。
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