【完結まとめ】ザ・ファブル 最終回 ネタバレ感想レビュー!最終話の結末は?最後のラストは?面白い漫画?第一部はおすすめ?

2014年からヤングマガジン(講談社)で連載が始まった漫画が『ザ・ファブル』。作者はヤンキー漫画を連載していた南勝久。元V6の岡田准一で映画化されるなど、『ザ・ファブル』のコミックス累計発行部数は900万部を突破するほど人気に。

でも2019年に第一部となる内容が完結しました。第二部の『ザ・ファブル The second contact』は2021年7月から連載再開されるんですが、そこで今回ドル漫では「ザ・ファブル(第一部)の最終回・最終話」のネタバレ感想を画像付きでレビューしてみた。

記事の最後には『ザ・ファブル』は面白い漫画だったのか評価考察してます。第二部を読む上でも参考にしてみてください。

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最終回までのあらすじ内容まとめ

まずは『ザ・ファブル』の内容あらすじを簡単に解説しようと思います。

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(ザ・ファブル1巻 南勝久/講談社)

主人公は名もなき「最強の殺し屋」。

幼い頃から組織のボスによって殺しの訓練を受けていた男は、射撃であればどんな体勢でも一撃で相手を仕留めてしまうTHEヒットマン。依頼された暗殺は一度も失敗したことがない、まさに殺しの天才。裏社会では伝説的な暗殺者として名が轟いていた。

その一方、ターゲットになった人間はことごとく死亡するため、誰も男の顔や素性は知らなかった。そこで裏社会で付いたあだ名は「ファブル(Fable)」。日本語訳だと寓話を意味する言葉ですが、「ホンマにこんな奴存在するん?」という感じで非現実・非実在扱いされていた。

つまり、漫画タイトルの『ザ・ファブル』とは画像の主人公を指してる。一応、組織のあだ名もファブルという風にはなっています。

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(ザ・ファブル6巻 南勝久/講談社)

例えばヤクザが刃物で襲ってきても、片手間でフルボッコして後に婚約するミサキを助けるように指示を的確に出す。マーシャルアーツに関しても天賦の才を発揮し、動体視力、運動能力、どれをとってもずば抜けてる。頭もキレるため思考の瞬発力も高い。

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(ザ・ファブル12巻 南勝久/講談社)

だから爆弾が仕掛けられていても瞬時でそれを見抜き、爆破を即座に回避するという曲芸もお茶の子さいさい。状況判断能力も図抜けており、ボスをして「最高傑作」と言わしめる殺しの逸材だった。

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最強の暗殺者・ファブルが「一般ピーポー・佐藤明」として平和に暮らす物語?

しかしながら時代が時代。

街中には監視カメラがそこら中に設置されるなど、いくら天才的な殺し屋でも「犯行現場」を撮影されてしまう可能性は排除できない。どれだけ相手にバレずに殺せたとしても、いずれファブルの正体がバレて、更には組織のボスに司直の手が及ぶとも限らない。

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(ザ・ファブル1巻 南勝久/講談社)

そこでボスは【佐藤明(さとうアキラ)】という偽名をファブルに与えて、「約1年間誰も殺さずに《一般人》として平和に暮らせ」という指示を下す。組織のお得意先だった大阪の暴力団「真黒(まぐろ)組」に依頼し、佐藤アキラの生活を手助けさせる。

ただ佐藤は生粋の殺し屋だった。

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○妹役のヨウコと共に共同生活を送るが…

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(ザ・ファブル1巻 南勝久/講談社)

「どんな敵でも常に6秒以内に倒せと育った」と語るように、そこらへんのヤンキーに絡まれた際には、反射的にワンパンで倒してしまうなど殺し屋気質がどうしても抜けない。果たして佐藤は一般人になりきれるのか?という内容の漫画になっています。

他にも同じく組織に在籍するボス直系の女パートナーも【佐藤洋子(さとうヨウコ)】という「妹役」として同居生活を送ります。どっちも本名などは不明(正確には無い)ですが、作中では主人公が「佐藤」や「アキラ」、妹役の女が「ヨウコ」と便宜的に呼ばれてます。

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(ザ・ファブル1巻 南勝久/講談社)

ヨウコの主な能力は瞬間記憶力。佐藤の運転手を務めるなど基本的にサポート役なんですが、こちらもなかなかぶっ飛んだ強さ。だから「平凡な日常生活」と「佐藤のヤバさ」のギャップ感が絶妙にコミカルに描かれた漫画になっております。

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最後に立ちはだかるはラスボス・山岡

その後、一般人の「佐藤アキラ」として暮らすファブルは、デザイン会社オクトパスのアルバイトとして働き始める。そこで後に婚約するミサキと出会うんですが、アキラは殺し屋としての運命を背負うだけあって周りではさまざまな事件が勃発してしまう。

その過程で前述の暴力団「真黒組」のいざこざ(内部抗争)に最終的に巻き込まれる。

意外と人間関係が複雑なのでざっくり解説すると、真黒組の組長が「浜田」。佐藤アキラの生活を補佐する真黒組若頭が「海老原(えびはら)」。その更に下に幹部の「砂川」という男もいた。砂川は次期若頭候補だったんですが、真黒組の乗っ取りを画策する。

つまり、海老原たちの抹殺に動く。実力的に上の二人が消えたら、砂川が組長に自動的に選ばれるという算段。そこで白羽の矢が立ったのが、元殺し屋の「マツ」。現在はバー経営を営むナンデモ屋。「二郎」という毒殺専門の殺し屋を使って、真黒組組長の浜田を暗殺せしめる。

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(ザ・ファブル14巻 南勝久/講談社)

でも、実はマツの裏にいた殺し屋が「山岡(やまおか)」

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○山岡は恐怖心を一切覚えないイカレポンチ

山岡はファブルこと佐藤アキラと同じく組織のメンバー。立場的にはボスと直々に会うことができる数少ない幹部。ただ脳の扁桃体に障害を抱えるせいで、恐怖心を覚えることが一切ないイカレポンチ。そのため常にスリルを求める快楽劇場型殺人者でもあった。

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(ザ・ファブル15巻 南勝久/講談社)

また若かりし頃は「殺し屋の殺し屋」だけあって、山岡の殺しの腕前は今もなお天下一品。山岡は気配を消す能力、格闘能力などは現役の暗殺者と引けを取らない。かつて瞬間記憶力を持つヨウコを組織に引き入れるため、火災を偽装してヨウコの両親を殺したことも。

まさに性格は残忍無比。

マツもかつて山岡に殺されかかったものの(画像参照)、命と引換えに軍門に下った経緯がある。砂川の依頼は結果的に裏で山岡が全て取り仕切っていた。当然、山岡が目論むは単に砂川を真黒組組長にするのではなく、「最高に面白いシナリオ」。

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山岡の暴走

そして、山岡はボスの最高傑作である佐藤アキラとの対戦を目論む。ファブルを一般人に戻そうとするなど、山岡は「最近のボスの経営理念」に強い違和感を覚える。組織のこれ以上成長が見込めないと判断した快楽主義の山岡は、組織の理より自分の欲望を優先させる。

その一方、佐藤兄妹には関わるなというボスの命令は絶対。意外と約束は守る山岡さん。そこで山岡は自分からは佐藤アキラに接触することはせず(そもそも素性を調べることすらできなかった)、アキラ自らが山岡サイドに向かってくるように誘導する。

その手段として、後の婚約者となるミサキを拉致る。しかし偶然、ミサキの拉致現場に佐藤アキラが出くわした。

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(ザ・ファブル18巻 南勝久/講談社)

佐藤アキラは山岡の狙いを即座に察知し、何も知らない「ひ弱な一般人」を装って山岡の潜伏場所の倉庫まであえておびき寄せられることとする。

山岡は佐藤の顔をジッと観察するものの、山岡をして「ひ弱な一般人」以上の何かを読み取ることはできなかった。気配を殺す達人の山岡ですら、佐藤の微々たる気配や殺気を見抜けない。『ハンターハンター』の念能力で言えば、佐藤はさながら絶の達人。

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山岡は最期の死に際に「佐藤の記憶」に残りたい

ただ既にこの場には山岡と因縁深いヨウコも集まっているなど、まさに一触即発の状態。血なまぐさい展開しか待っていなかった。

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(ザ・ファブル18巻 南勝久/講談社)

山岡はミサキを嬲って佐藤アキラを呼び出そうと試みるものの、既に背後には「佐藤アキラの姿」があった。感情が死んだ山岡でも、思わず呆気にとられてしまう。その後、山岡直属の部下であるユーカリたちをフルボッコ無双するなど、佐藤アキラは最高傑作っぷりを披露する。

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○アキラはアザミととっさの連携を取るものの…

一方、実は山岡直属の部下・アザミには「山岡を拘束しろ」というボスの命令が下っていた。読唇術で佐藤とコミュニケーションを取ってとっさに連携を図るが、山岡をスンデのところで逃してしまう。もちろん山岡は「最高のシナリオ」を完成させることは諦めない。

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(ザ・ファブル21巻 南勝久/講談社)

恐怖を失った山岡が最後に目論むのは「佐藤アキラ(ファブル)の記憶に残る」ということ。感情の起伏が一切ないが故に、山岡は「自らのドラマティックな死」を常に追い求めていた。つまり、どうせなら最後は佐藤アキラと戦って華々しく散りたかった。

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最終決戦でも佐藤は圧倒

その後、山岡は次々と佐藤アキラをおびき寄せるために関係者を暗殺していく。山岡の暴走にしびれを切らしたボスから「山岡暗殺の許可」がついに出る。果たして佐藤vs山岡の最終決戦はどうなる?というのが『ザ・ファブル』の最終盤のざっくりした展開になります。

他にも色んな経緯や思惑があるんですが、佐藤アキラと山岡は再び倉庫で相見える。山岡は「佐藤アキラが俺を殺りにくる。俺はただ返り討ちにするだけ」と豪語。アザミとユーカリにとって山岡は父親代わりの存在。アキラと3対1の殺し合いが勃発する。

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(ザ・ファブル最終22巻 南勝久/講談社)

ただアキラは山岡とユーカリを同時に相手するものの、余裕で二人を圧倒する。防戦一方の山岡の腕がしびれる。しかもアキラは遠巻きから狙うアザミの拳銃から身を守るため、山岡をその死角に移動させながら常に「盾」にして戦う離れ業を見せる。

その後アキラはユーカリの銃を奪って、山岡の両足を撃ち抜いて動きを完全に封じ込める。

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(ザ・ファブル最終22巻 南勝久/講談社)

山岡を心配するアザミは一瞬油断を見せるが、その間にアキラはビリヤード台の下の死角で、既にユーカリを失神させていた。

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(ザ・ファブル最終22巻 南勝久/講談社)

その後、残ったアザミとの戦いが勃発するものの、アキラがやはり圧倒。アキラは拳銃を握った腕をアザミに掴まれるものの、一瞬で変則的な持ち方に変えて発砲。それを避けようと手を離したアザミに対して、立て続けに蹴りを見舞わせる。

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ラストの結末は佐藤とミサキが婚約するが…

アザミを蹴りで圧倒している間に、山岡を殺すための銃弾を込めるなど佐藤アキラの手際の良さは圧巻だった。まさに「殺しの美しい方程式」が一方的に解かれていく。

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(ザ・ファブル最終22巻 南勝久/講談社)

ただ最終的に山岡に止めを刺したのは、真黒組の5代目組長となっていた海老原。ユーカリがダーツの矢を手の甲にぶっ刺して抵抗するものの、海老原は動じず。背中に「真黒組のメンツ」を背負っていた海老原は、覚悟の弾丸を山岡の心臓に撃ち込む。

その後、裏で待機していたボスが登場。海老原は不服そうだったが、お互いが「組織の中の膿」を出したということでしぶしぶ手打ち。前組長の浜田を暗殺した二郎も、その裏でヨウコたちが結果的に殺してしまったため、真黒組としては結果的にケジメが付いた形となっていた。

○【最終回】佐藤アキラは「人助け」の道を歩む?

ボスと海老原はトップ同士で「これからの仕事」について会談。その中で「佐藤明と佐藤洋子」の二人は組織を抜ける運びとなる。アキラ曰く、「時代が変わる。組織はやり方を変えるようだ」とのこと。殺し屋稼業は廃業となり、アザミとユーカリも【一般人】となった。

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(ザ・ファブル最終22巻 南勝久/講談社)

そして、アキラはまさかのミサキと婚約を果たす。オクトパス社内で唐突に「俺はミサキちゃんが好きだ」と告白し、ミサキにエンゲージリングを渡す。戸籍を持っていないからか入籍はしないものの、ミサキはドギマギしながら快諾した。

ここらへんのクダリはいろいろ笑えます。

その後、佐藤アキラとヨウコが向かった先は「全国放浪の旅」。佐藤兄妹はまさかの人助けの旅に出る。ムダにポテンシャルに溢れた圧倒的な身体能力を使って、アキラは誰かを助けたいそう。以上が最終回の内容になります。同時にここが『ザ・ファブル』第二部の出発点ともなります。

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以上、『ザ・ファブル』の最終回のネタバレ感想であり、そして第二部までのおさらいになります。最後は面白い漫画だったのかどうか考察しようと思います。

結論から評価すると、『ザ・ファブル』は面白い漫画だったと思います。特に男だったら好きな漫画のはず。画像だけ見ると動きに乏しいんですが、不思議にドラマティック。

主人公・佐藤アキラの【飄々としたキャラクター】と【圧倒的な無敵感】のギャップが面白い。バリバリの殺し屋かつ感情の起伏はほとんどないものの、ほんのり存在する正義感が徐々に芽生えていく過程が読者としても共感を覚えやすい。

ストーリーは基本的には「何気ない日常」が描かれるものの、常にどこか「不穏な要素」が潜んでる。それが読み進めてるうちに一気に爆発する瞬間があって、まさに緊張と緩和。途中で妹・ヨウコを中心に発生するプチイベントが発生も、良い意味でダラダラと読めてしまう。

○ザ・ファブルは飽きさせない漫画

今回の記事ではあっさり説明してますが、実はその過程で敵味方が激しく入り乱れているので【複雑な人間関係】も醍醐味だったりします。逆に実写映画版『ファブル』の内容は微妙。2時間という時間の尺の関係上仕方ない面もありますが、そういう面白さはありません。

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(ザ・ファブル17巻 南勝久/講談社)

またキャラクターのセリフ回しも絶妙。めちゃくちゃ過激なことを言ってるわけではないんですが、要所要所のセリフはピリッとセンスがあって引き込まれる。暗殺シーンも「いかにも少年バトル漫画的な動きのある絵」ではないものの、どこか映像的で見やすい。

だから『ザ・ファブル』という漫画は「飽きさせない漫画」と評価するのが一番適切かも知れない。

一般的に人気漫画も二部作以降は内容が失速しがちですが、作者・南勝久の前作『ナニワトモアレ』シリーズでは二部の方が長期連載だった。そのため『ザ・ファブル』も二部の内容もそれなりに期待できそう。いずれ二部が完結したらレビューします。

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