【2017】第48回衆院選 終盤情勢の予想まとめ(近畿・東海ブロック編)

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○大阪府の情勢

大阪1区は維新・井上英孝と自民・大西宏幸が今回も横一線。立憲民主や共産の候補は伸び悩むが、前回の衆議院選挙では4000票差しかなかったため、そういった支持層への切り崩しも有用。毎日新聞の中盤情勢では維新・井上が先行と報道されたり、産経新聞の終盤情勢では引き続き「競り合う」という表現が用いられるなど投票日まで混沌。どっちが当選してもおかしくない状況。

大阪2区は自民・左藤章が優勢。立憲民主・尾辻かな子は立憲民主支持層だけではなく共産票に食い込むなど、維新・椎木保はやや苦しい戦いを迫られている。ちなみに立憲民主・尾辻のポスターが笑えるので、この2区の有権者はチェックしてみて下さい。終盤情勢でも自民・左藤がリードを維持。

大阪3区は公明・佐藤茂樹が優勢。共産・渡部結は山本太郎などに演説してもらうなど票の上積みを目論むが、やはり共産支持層以外への広がりに欠けるため苦しい。終盤情勢にかけても同様。もし共産が小選挙区で勝ちたいなら無用なプライドを捨てて、どれだけ他の支持層に応援してもらえるかを考えるべき。

大阪4区は自民・中山泰秀と維新・美延映夫が互角の戦い。お互いは従来の支持層を固めるが、その他の支持層への浸透が課題。共産・清水忠史は共産支持層を固めるが、それ以外の広がりに欠けて苦しい。終盤情勢では自民・中山がやや先行する展開で、維新・美延は失速気味。

大阪5区は公明・國重徹が優勢。立憲民主と票が分散する共産は苦しい戦い。大阪6区は公明・伊佐進一が優勢。元自由党の立憲民主・村上史好は共産支持層にも浸透し追い上げを図るが、無党派層など広がりに欠けて今回も苦しい戦い。大阪7区は自民・渡嘉敷奈緒美が優勢。維新・奥下が追うが、無党派層など維新以外の支持層への浸透が課題。終盤情勢では自民・渡嘉敷が更に維新・奥下を引き離す。

大阪8区は自民・大塚高司がやや有利に戦いを進める。前回の衆議院選挙の結果は自民・大塚が6.7万票、維新・木下は6.2万票(他は共産社民次世代)と接戦。そのため維新・木下智彦は立憲民主・松井の出馬によって、中道やリベラル票が食われている可能性もある。終盤情勢では自民・大塚が維新・木下を突き放しにかかる展開。

ちなみに森友学園問題で話題になった場所が大阪8区であるが、自民も維新も総スルー状態である。なげかわしい。

大阪9区は自民・原田憲治と維新・足立康史が横一線の戦い。前回の衆議院選挙の結果が自民・原田が9.5万票、維新・足立が9.1万票とわずかな差。ただ維新は無党派に嫌われているためやや苦しい展開。

実際、毎日新聞の最終情勢では自民・原田がやや優勢と報道。社民候補も地味に1割程度を得票するなど、暴言王の足立は劣勢気味。終盤情勢でも自民・原田が更にリードを広げるなど、「永田町のポンコツを一掃する」という自身の発言がブーメランになるか乞うご期待。

大阪10区は立憲民主・辻元清美と自民・大隈和英と維新・松浪健太が今回も三つ巴の戦い。前回の結果は保守分裂に伴って、自民と維新が5万票台で留まっていたのに対し、民主・辻元だけが6万票台。

また共産党は出馬せず辻元清美の応援に入るため、今回も立憲民主・辻元清美が有利か。毎日新聞の中盤情勢では立憲民主・辻元が一歩リードと報道。終盤情勢にかけては、産経新聞の情勢でも立憲民主・辻元が抜け出すと報道。今後はそれぞれの支持層以外の層への浸透がカギを握る。

大阪11区は元民進の積極的無所属・平野博文と自民・佐藤ゆかりが接戦。後ろから維新・伊東信久が追う展開は今回2017年衆議院選挙でも同様の情勢。無所属・平野は立憲民主以外や無党派層へも浸透。また自民・佐藤ゆかりは地元の自民関係者とイザコザが起きたせいか、無所属・平野に自民支持層に食い込まれている。維新・伊東は無党派層など全体的に広がりに欠けるため、やや苦しい展開。

ただ終盤情勢では自民・佐藤が組織を固めて、ややリードしているとの報道。それでも三つ巴の戦いが続くことには変わりなく、いかに無党派層へ浸透するかがカギを握る。

大阪12区は自民・北川知克と維新・藤田文武が接戦。維新・藤田は無党派層など伸びしろに欠けるのが課題。前回出馬した希望・樽床伸二の4万票の行方もカギを握る。終盤情勢では自民・北川がややリードとの報道が目立ち、維新・藤田は苦しい展開。

大阪13区は自民・宗清皇一と維新・青野剛暁が接戦。ただ維新・青野の出馬が直前だったため、知名度不足が足を引っ張る。無所属・西野弘一は苦しい戦い。最終情勢では自民・宗清がややリードと報じられるなど、維新・青野はリードされつつある

大阪14区は維新・谷畑孝と自民・長尾敬が今回も横一線の戦い。前回の衆議院選挙では維新・谷畑が7.8万票に対して、自民・長尾は7.6万票。もし無党派やアンチ維新の左派層が自民に流れると、維新・谷畑は非常に苦しい戦いを強いられる。ただ終盤情勢では維新・谷畑がリード。後半での巻き返しが奏功か。前回衆議院選挙の次世代・三宅の1.2万票の取り込みに成功か。

大阪15区は維新・浦野靖人と自民・竹本直一が横一線の戦い。終盤情勢でも同様に接戦。自民・竹本の名前が先に表記されるなど、予断を許さない状態。ただ前回の衆議院選挙では自民・竹本が1万2000票差で勝利してるため、維新・浦野は厳しいか。

大阪16区は公明・北側一雄が先行し立憲民主・森山浩行が激しく追い上げる。前回の結果は公明・北側が6.6万票、民主・森山浩行が3.8万票、次世代・西村が2.6万票、共産が2.3万票。無党派層だけではなく、保守層への浸透もカギを握るため非常に面白い選挙区の一つである。ただ終盤情勢では公明・北側がリードを広げる展開か。

大阪17区は前回は7000票差だった、維新・馬場伸幸と自民・岡下昌平が今回も横一線の戦い。終盤情勢でも同様に激戦。特に維新・馬場は幹事長のため地元を離れることがマイナス要因。

大阪18区は維新・遠藤敬と自民・神谷昇が横一線の戦い。17区と同様に前回は7000~8000票差しかなかっため、今回2017年の衆議院選挙でも激しい接線が繰り広げられそう。どちらも無党派層やその他の支持層への浸透が課題。ただ終盤情勢では維新・遠藤がややリードする展開。

大阪19区は維新・丸山穂高が優勢。希望・長安豊が兵庫選挙区に国替えしたため、その票が維新に流れているのか大阪で唯一維新が優勢の選挙区。ただネットのやりすぎなのか、終盤情勢では維新・丸山は自民・谷川に追いつかれて横一線の戦いを強いられている。

読売新聞以外の序盤情勢では「維新は現有議席から積みます」という情勢も見られますが、基本的に維新が優勢な選挙区は1つだけ。維新が比例議席が近畿ブロック以外ではまともに取れないことを考えると、さすがに維新が議席を増やすことは考えられない。前回は5議席に留まったんですが、今回2017年の終盤情勢では更に当選数が下回る可能性。馬場あたりは落選しそう。

特に維新は無党派層への浸透が弱いため、もし投票率が上がると結果的に自民が今回の衆院選でも利することになりそう。そうすると大阪で比例復活枠を消費するため、2017年衆議院選挙の維新全体の議席数は10以下という可能性も十分出てくると予想されます。さすがの大阪人でも「維新に投票するのはイカレポンチ」という認識が広まりつつあるのか。