【2019】絶対面白いファンタジー漫画おすすめ12選まとめ【最新版】【人気コミック】

管理人のドルジ露瓶尊はこれまで何千冊以上の漫画をレビューしてきました。2013年ぐらいにFC2ブログで漫画ブログを開設したので、決して古参ではありませんが漫画のレビュー量的にはトップクラスでありましょう。

そこで今回はそんな筆者がおすすめしたい「ファンタジー漫画」をピックアップしてみました。

ファンタジーと言えば、やはり魔法描写。派手な魔法を使ったバトルなどにハマる読者も多そうですが、意外とそれ以外のおすすめポイントも多い。是非ファンタジー漫画好きな方は参考にしてください。

ちなみに一応ランキング記事ですが、細かく優劣を付けるのは難しいので漠然と下へ行くほどおすすめファンタジー漫画だと思ってください。

テガミバチ…おすすめファンタジー漫画

最初のおすすめファンタジー漫画は『テガミバチ』。ジャンプスクエアで連載してた割りと人気作品。『テガミバチ』の累計発行部数は600万部700万部を超える人気ファンタジー漫画。1巻あたり数十万部以上の売上。

○ファンタジー漫画「テガミバチ」のあらすじ

このファンタジー漫画の主人公はラグ・シーイング。

テガミと呼ばれる郵便物を運ぶテガミバチ(BEE)。郵便配達員みたいなもんを想像すれば分かりやすいはず。ただテガミには単純な文字だけではなく、人々の思いやココロが込められていた。

『テガミバチ』の世界は夜が明けることはなく、鎧虫(ガイチュー)と呼ばれる人々の「ココロ」を食らうモンスターであふれていた。果たしてラグ・シーイングは人々に「テガミ」を配達することはできるのか?

そのため設定的には辛気臭い少女漫画風ではあるものの、意外としっかりとしたバトル描写が満載のファンタジー漫画になっております。

○テガミバチのおすすめポイント

『テガミバチ』のおすすめポイントは、やはり幻想的な世界観とバトル要素が巧みに組み合わさったところ。

このラグ・シーイングといったテガミバチは「心弾銃」と呼ばれる武器を使う。自分のこころを弾丸に込めて使う。キャラによって「赤針」など個性的。いわば必殺技。まさに少年読者向けのバトル描写が展開される。

一方で、小さい星型が煌めき合う独特の世界観は幻想的であり、いかんも女子ウケしそう。キャラクターの見た目も、どちらかと言えば可愛らしさが勝る絵柄。割りと幅広い読者にターゲットにできる潜在力の高さはありそう。

どうしても独特の単語や地域名が多いものの、ストーリーも序盤はオムニバス形式が多いと思うので、途中で付いていけなかったら or 合わなかったらいつでも止めることが可能。また全20巻というボリューム感も含めて意外と買いやすいはず。

良くも悪くもオリジナリティーにあふれてるので多少クセはあるものの、それでも『テガミバチ』をおすすめファンタジー漫画に選ぶ価値はあるかなーとは思います。ファンタジー漫画好きなら一度は読んでおきたいか。

とんがり帽子のアトリエ…おすすめファンタジー漫画

最後のおすすめファンタジーは『とんがり帽子のアトリエ』。2016年からモーニング・ツーで連載が始まったばかりのマンガ。

○ファンタジー漫画「とんがり帽子のアトリエ」の内容

このファンタジー漫画の主人公はココ。魔法に憧れる、どこにでもいる仕立て屋で生まれた女の子。

しかし魔法は魔法使いしか扱えず、何故か誰も魔法をかける瞬間を見たことがなかった。ある日、ココの家に魔法使い・キーフリーが現れる。好奇心に勝るココは、思わずキーフリーが魔法をかける場面を覗いてしまう。

するとキーフリーは魔法のインクが入ったペンで魔法陣を描いていた。つまり魔法は「かける」ものではなく「描く」ものだった。そして、ひょんなことからココはキーフリーの弟子となり、魔法使いの道に歩むこととなる。二人の出会いは運命か必然か。

○とんがり帽子のおすすめポイント

32ba1aee17b885c1e07cf1f8c93dee1f 450x336

とんがり帽子のアトリエ1巻

『とんがり帽子のアトリエ』のおすすめポイントは、やはり作者・白浜鴎の圧倒的画力。

東京芸術大学出身だけあって割りと超絶的。でも模写する力が高いだけではなく、コマ割りや構図の使い方がセンスにあふれてる。例えば「浮遊する魔法」を一つとっても、今まで見たことあるようなかった描写に魅せられる

またココのキャラクターも面白い。ちょっとした喜びを表現する仕草の一つ一つに「無邪気な少女」を体現されてて、何とも愛おしい。様々な困難に立ち向かっていくココに対して、思わず後押ししたくなる庇護欲がくすぐられる。

今後の期待も込めて個人的におすすめしたいファンタジー漫画だと思います。

宝石の国…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめは『宝石の国』。月刊アフタヌーン(講談社)で連載中のファンタジー漫画。

○ファンタジー漫画「宝石の国」の内容

このファンタジー漫画の舞台は、人間が一度滅びてしまった地球。

ただ無機物たちが時間をかけて、宝石の体を持つヒト型生命体28人が生まれた。しかし、それゆえに美しい宝石たちを狩ろうとする敵も発生。それが「月人」と呼ばれる月からの侵略者。そして、宝石たちは日夜戦いを繰り返していた。

主人公は、その宝石の一人・フォスフォフィライト。最も硬度が柔らかく、最も若い宝石。それ故に、最も戦いには向かない存在。果たして月人たちの侵攻に耐えられるのか?宝石たちに平穏な日々は訪れるのか?

○宝石の国のおすすめポイント

『宝石の国』をおすすめしたいポイントは、まさに独特の世界観。

オリジナリティーの高さは前述の『テガミバチ』を良くも悪くも超えてくる。何と言ってもキャラクターが宝石ですからね。主人公以外だと辰砂、ダイヤモンドやジルコン、アメシストなどが登場。

また宝石の硬度や特徴を活かした、バトル展開も見どころで面白い。ファンタジーマンガではあるものの、さながら能力バトルもの。一方で宝石らしくキラキラ、トゲトゲ、まさに結晶が砕け散るような戦いはもはや幻想的。

辰砂(シンシャ)だと硫化水銀から構成される宝石なので、毒を使って攻撃する。でも、それ故にシンシャは周囲が汚れていくことに思い悩む。それぞれの性質を的確に捉えた、キャラクターの心理描写や心情描写もおすすめ。

だから内容や絵柄などクセしかないと言ってもいいファンタジー漫画ではあるものの、きっとハマればハマる内容のはず。特に少年マンガ好きの女性読者におすすめか。既に『宝石の国』はアニメ化されて人気らしい。

FAIRY TAIL(フェアリーテイル)…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめファンタジーマンガは『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』

少年マガジンを代表するファンタジー漫画。なんと累計発行部数は脅威の6000万部超え。作者・真島ヒロの前作『Rave』も一世風靡したファンタジー漫画のため、まさに誰にもおすすめできる王道人気ファンタジー漫画。

ちなみにカタカナ表記(フェアリーテイル)だと検索しづらいらしく、基本的にはアルファベット表記(FAIRY TAIL)で書くのが正しい模様。

○ファンタジー漫画「フェアリーテイル」の内容

このファンタジー漫画の主人公はナツ。

イグニールと呼ばれる最強のドラゴンに育てられた過去を持つ、炎を操るドラゴンスレイヤー。ナツは様々な依頼をお金で解決する魔道士ギルド「フェアリーテイル(妖精の尻尾)」で働いていた。

このファンタジー漫画のストーリーは魔道士ギルド「フェアリーテイル」に新米魔道士の少女・ルーシィが加入した場面から始まる。しかし「フェアリーテイル」は無法者の魔道士たちの集まりで有名だった。

果たしてルーシィの運命は?この魔道士ギルドを中心に様々に降りかかる困難をナツの炎が駆逐していく物語になっております。

○ファンタジー漫画としての万能性がおすすめ

4003c3abdc377c750aa4a3fc16be6269 450x339

フェアリーテイル48巻

『FAIRY TAIL』のおすすめしたい点は、とにかく誰にとっても面白い万能的な内容。

ナツは主人公らしく、それなりにカッコいい。魔法バトル描写もそつなく派手。敵も含めて、キャラクターも豊富。ややもすると可もなく不可もなくといった内容でもあるものの、小難しい設定や展開も少ないのでマンガを読み慣れてない初心者の方でも無難に楽しめるはず。

さすがに『FAIRY TAIL』の巻数は60巻を超えるので大人買いはしんどいものの、良くも悪くも初心者におすすめの内容。ルーシィは多少のムフフなお色気シーンも割りと多く、特に男子諸君にとっては買い集めやすいか。

ベルセルク…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめファンタジー漫画は『ベルセルク』。1990年から連載が開始した長編ファンタジー漫画。『ベルセルク』1巻はきっと100刷以上重版出来が続いてる人気ファンタジー漫画。

○ファンタジー漫画「ベルセルク」の内容

このファンタジー漫画の舞台は、戦乱の世が続く荒んだ中世の世界。主人公は、そんな血みどろの世界で戦いのみを追い求める剣士・ガッツ。

ガッツは数メートルはある大剣を振り回し、左腕には鉄の義手を身に着けた全身黒ずくめの剣士。復讐の炎を燃やすガッツの行く先には血の雨が降る。まさに「狂戦士(バーサーカー)」という異名がピッタリの剣士だった。

この主人公・ガッツが憧れる最強の傭兵団「鷹の団」を率いるグリフィスと両軸にストーリーは展開していく。『ベルセルク』の世界観はまさに漆黒で重苦しいものがあり、これぞダークファンタジーの金字塔と呼ばれるファンタジー漫画。

○おすすめポイントはド迫力のファンタジー描写

0ca9e6df3b09a4134924eaf93a2f176b 450x356

ベルセルク38巻

『ベルセルク』のおすすめしたいポイントは、やっぱり作者・三浦建太郎の圧倒的な画力が紡ぎ出される圧巻の世界観であり、血湧き肉躍る魔法描写、バトル描写。とにかく描き込みが緻密だから、ガチでこんな世界が存在するんじゃないかと思わせるリアリティと説得力。

da37edfb9b7a18074073e8ec5577e44a

ベルセルク32巻

『ベルセルク』はダークファンタジー漫画にカテゴライズされるだけあって、モンスターたちもいかにもファンタジーの世界に登場するオドロオドロしい造形が素敵。クリスタルドラゴンなどいかにも男子が好きそうなカッコいいキャラデザのモンスターも多い。個人的にはゾッドがおすすめ。

『ベルセルク』は本格ファンタジー漫画だからこそストーリーはやや取っ付きにくさもあるものの、一度ハマればハマるファンタジー漫画のはず。

クジラの子らは砂上に歌う…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめファンタジーマンガは『クジラの子らは砂上に歌う』。ミステリーボニータというマイナー雑誌で連載中の人気ファンタジー漫画。

○ファンタジー漫画「クジラの子らは砂上に歌う」の内容

このファンタジー漫画の舞台は、砂に全てを覆い尽くされてしまった世界。

『クジラの子らは砂上に歌う』の舞台は、まさに砂の世界に浮かぶ漂泊船の「泥クジラ」。泥クジラには500人ほどが生活しており、9割以上の住人がサイミアという念能力が使えた。ただサイミアが使える能力者は、何故かみな短命のまま亡くなってしまう。

主人公は泥クジラに住む一人の少年・チャクロ。サイミアの使い手であり、泥クジラでの生活を一部始終記録していた。ある日、リコスという少女が泥クジラに漂着したところからストーリーは動き出す。

何故泥クジラは砂の世界をさまようのか。そもそも本当に世界は砂だらけなのか。何故サイミアの使い手はみな短命なのか。今まさにチャクロを筆頭に「クジラの子たち」の冒険と試練の旅が始まる。

○おすすめポイントは丁寧な世界観の描き方

b74dfd3373af2a8254fe34e38b3058c5 450x347

クジラの子らは砂上に歌う1巻

『クジラの子らは砂上に歌う』のおすすめは、世界観の描き方が丁寧な所。

「サイミア」や「アパトイア」や「ヌース」といったいかにもファンタジー漫画特有の独特なワードが多く登場するものの、意外と話に付いていけなくなるってことはない。

普通のファンタジー漫画だと世界観だけが広がっていきがちですが、良くも悪くも作者が踏みとどまって「限られた閉じた世界観」の描写に終始してくれてるので、さながら知らない世界・異世界に連れて行ってくれるような錯覚を与えてくれるのが面白い。

バトル描写こそ月並みレベルなので特におすすめしませんが、それでも幻想的な世界観を楽しめるという点ではおすすめ。泥クジラの船内やサイミア(魔法)といった「雰囲気」を描くのが上手い。

ダンジョン飯…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめファンタジー漫画は『ダンジョン飯』

○ファンタジー漫画「ダンジョン飯」の内容

このファンタジー漫画の舞台は、ある日突如として現れた謎のダンジョン。

このダンジョンの地下深くに黄金が隠されてるらしいものの、多くの冒険者たちが挑戦しては敗れる日々が続いていた。主人公は冒険者の一人・ライオス。妹・ファリンや魔道士・マルシルたちと共にパーティーを編成してダンジョンの攻略を目論む。

しかし途中で食糧が底をつき、しかも凶悪なレッドドラゴンに遭遇。結果レッドドラゴンに全滅させられそうになる。ただ妹・ファリンが転送魔法で主人公・ライオスたちパーティーのメンバーを脱出させるものの、ファリンだけはレッドドラゴンに食べられてしまった。

そこでファリンを奪還するために、ライオスは再びマルシルたちとダンジョンに潜ることを決意する。ただし今度は空腹でダンジョン攻略が失敗しないために、途中でモンスターを食べてお腹をシッカリ満たしながら進んでいく。

まさに、これぞ「ダンジョン飯」と呼べるファンタジー漫画。

だから最初は『ダンジョン飯』はおすすめグルメ漫画に選ぼうかなとも迷ったんですが、さすがにモンスターはリアルでは食さない上、ほとんど美味そうに食う描写も少ないのでおすすめファンタジー漫画にピックアップしました。

○おすすめポイントは独特の発想と切り口

ca4f4491ea26037a5b24041f9696b386

ダンジョン飯2巻

『ダンジョン飯』のおすすめポイントは、やっぱり「モンスターを食べる」という独特の設定と考察力が面白い。

説明だけ聞くと奇をてらってるだけに思えますが、しっかりリアル。動く鎧やスライムの食べ方が「確かにそういう風に食うのかもな」と思わずうならせてくれる。画像のようにゴーレムを畑代わりに使ったり、やはりファンタジー漫画ということで魔法を調理のために使用するなど、発想もいちいち面白い。

また作者・九井諒子の描写力は高いのでモンスターは迫力があって、意外とバトル描写も魅せてくれる。コメディーがベースではあるものの、意外と本格的なファンタジー漫画の様相も呈する。

さらなる考察については「ダンジョン飯が面白い理由」もご参照下さい。

魔法使いの嫁…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめは『魔法使いの嫁』。月刊コミックガーデンというマイナー雑誌で連載中のファンタジー漫画なんですが、発行部数は7巻発売時点で400万部超え。今かなり話題なファンタジーマンガ。

○ファンタジー漫画「魔法使いの嫁」の内容

このファンタジー漫画の舞台はイギリス。

主人公は生まれつき妖怪や幽霊のたぐいが見える少女・羽鳥智世(チセ)。それ故に不遇な人生を歩み、いつしか闇のオークションにかけられて、異形の魔法使いのエリアス・エインズワースに落札されてしまう。

何故なら、チセはスレイベガ(夜の愛しの仔)。魔法使いとして生まれ持っての才能を素質を持っていた。ここにエリアスは目をつけて、チセは「魔法使いの弟子」に見初められる。そして2人が一緒に生活するに連れて、チセは徐々に人生に生きる希望を見出し次第にエリアスに恋を焦がれていく。

そしていつの間にか、チセは「魔法使いの嫁」になる。つまり魔法描写こそ描かれるものの、どちらかと言えば「ラブストーリー寄り」のファンタジー漫画かも知れない。まさに「人外と少女との恋物語」といったファンタジー漫画。

○おすすめポイントは表現しようがない人外ラブロマンス

271beb75a26d0297937f29f455655d6e 450x328

魔法使いの嫁5巻

だから『魔法使いの嫁』のおすすめも、やはり何とも表現しようのないラブストーリーにありそう。エリアスは最初あくまで「魔法使いの弟子」としてチセを認識していたものの、徐々に自分の中でチセの存在価値が変貌していく。

ただ魔法使いとして優秀でも、エリアスは恋愛シロート。自らの感情を言語化、コントロールするのがたまに苦手。それ故に進みそうで進まない絶妙な距離感が、女性読者にとってはたまらなさそう。

また『魔法使いの嫁』の世界観や時間軸はは「現代」でもある。

霞がかった現代のイギリスが醸し出す中世ヨーロッパ感と幻想的なファンタジー空間の絶妙にマッチング。スマートフォンといった文明の利器とファンタジーな世界観はミスマッチング。そういう絶妙な立ち位置から描かれる世界は、きっと女性読者にはおすすめできそう。

正直、男の自分からしたら「どこがおすすめか」「どこが400万部も売れる要素があるのか」など言語化するのが難しい部分はあるものの、それ故に女性読者にはおすすめできそうな稀有なファンタジー漫画になります。

マギ…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめファンタジーマンガは『マギ』。何度もアニメ化されるなど、累計発行部数は2000万部をゆうに超える人気。まさに少年サンデーを代表するファンタジー漫画。残念ながら、つい先日ファンタジー漫画『マギ』は完結しております。

○ファンタジー漫画「マギ」の内容

14年前、世界中に突如として見たことがない建物が出現。そこには大量の金銀財宝だけではなく、不思議な魔法のアイテムが隠されていた古代王朝の遺跡群だった。そこを人々は「迷宮(ダンジョン)」と呼んだ。

この迷宮ダンジョンを支配しているのが「ジン」と呼ばれる巨大な魔神の精霊。そして迷宮攻略者にはジン自らが強大な力と願いを与えてくれるというもの。主人公は迷宮攻略で一攫千金を夢見る青年・アリババ。

そしてアリババがもう一人の主人公・アラジンに出会ったところからストーリーが始まる。アラジンは見た目は幼い少年だが、巨大な魔神の精霊ジン(ウーゴ)を操る偉大な魔法使い・マギだった。

果たしてアリババは迷宮を攻略できるのか?アラジンは何故ジンを操ることができるのか?マギとは一体何者なのか?一応完全なオリジナルファンタジー漫画だと思いますが、『マギ』の内容は千夜一夜物語をベースに作られてるとのこと。

○おすすめポイントは規模が違いすぎる魔法描写

a2b7897a01b8237f727aca2e2ba48f8d 450x371

マギ32巻

『マギ』のおすすめポイントは、最強の魔法具「金属器」を使った魔法バトル描写。金属器を身にまとった魔装による殴り合いや、ほぼ天変地異に近い極大魔法は圧巻。何万人同士の軍隊による衝突も描き込みが、目に見えて緻密。

また『マギ』じゃ少年誌で連載されてる割にストーリーが骨太。絵柄こそ子供向けに思えますが、前述の『ベルセルク』に負けないぐらい内容が戦争や奴隷といったヘビーなことを扱ってる。

だから哲学的な世界観やストーリーはややもすると小難しく、意外と展開に付いていくのが大変か。ただそれ故に、大人でもしっかりおすすめできるファンタジー漫画という裏返し。400円ちょいで買えるのはお得と言わざるを得ません。

七つの大罪…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめファンタジー漫画は『七つの大罪。少年マガジンを代表するファンタジーマンガ。累計発行部数は2000万部台ではありますが、2015年だかh年間を通しての発行部数は『ONE PIECE』を超えたほど。

○ファンタジー漫画「七つの大罪」の内容

このファンタジー漫画の舞台は、リオネス王国。大陸ブリタニアの大国ではあったものの、かつて「七つの大罪」によって滅ぼされかけた。しかし、そんな窮地を救ったのが現在も王国を守る聖騎士たちだった。

しかし国民から崇められているのかと思いきや、現状のリオネス王国では聖騎士による圧政が続いた。そんな状況を憂いて、王女エリザベスが逆賊である「七つの大罪」たちを探す旅に出る。果たして本当の悪は誰なのか?七つの大罪たちは一体なにをもたらすのか?

○おすすめポイントは圧巻の魔法バトル描写

9651216e240d231025bcc7bfea51db81 450x353

七つの大罪15巻

『七つの大罪』のおすすめは、シンプルに圧巻すぎる魔法バトル描写。この一点のみに尽きると言ってもいいぐらい。逆に考えると、それだけで2000万部を超えてる。どの程度のクオリティーかは想像に難くないか。

内容的には前述の『フェアリーテイル』の上位互換版。そこまで多数のキャラクターは登場しないからこそ、それ故に読みやすい。どっちもそこまで濃い内容ではないものの、だからこそ圧巻の魔法描写にシンプルに魅入られる。

まさに少年読者におすすめしたい誰でも読めちゃうファンタジー漫画。ちなみに既に「七つの大罪最強ランキングまとめ」は執筆済み。後で興味があるかたはご覧ください。

蜘蛛ですが、何か?…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめファンタジーマンガは『蜘蛛ですが、何か?』。同名ラノベ小説をコミカライズしたマンガ。

○ファンタジー漫画「蜘蛛ですが何か?」の内容

このファンタジー漫画の主人公は、どこにでもいる女子高生の「わたし」。

ある日、授業を受けていると世界が崩れる。そして気付いた時には異世界の奥深いダンジョンにいた。しかも何故か「蜘蛛(クモ)」に転生していたのであった。

確かに「か弱い」という点では似てるけれども、可愛らしかったJK時代とは似ても似つかぬキショすぎる姿!果たして元女子高生、現クモの「わたし」は謎の異世界を脱出することはできるのか?…というファンタジーマンガ。

○ファンタジー漫画「蜘蛛ですが何か」のおすすめポイント

05e450e592fe22d777e8657b729cbbb6

蜘蛛ですが、なにか?1巻

『蜘蛛ですが、なにか?』のおすすめポイントは、さながらゲーム風の小気味よい展開。

「わたし」が徐々にレベルアップして、様々なスキルを素直に身に着けていく展開が小気味良い。下手に出し惜しみしないのも良い。また元女子高生とは思えないほど、バトル漫画に劣らない様になってる戦闘描写もおすすめ。

そして「わたし」のキャラクターが面白い。見た目はクモではあるものの、しっかりデフォルメされており表情や言動が意外と愛おしい。変に楽観主義で前向き。だからシリアスとコメディーの程よい調和が見事。重すぎず軽すぎずという空気感が展開を飽きさせない点がおすすめ。

どうしてもラノベをコミカライズした漫画はファンタジーに限らず、「うーん?」となることが正直多い。ただ『蜘蛛ですが何か』に関しては、漫画家・かかし朝浩に救われてる部分が多い。しっかり一つの作品として楽しめて面白い。

ラノベ原作のマンガを忌避してる読者にこそおすすめしたいファンタジー漫画。

ブラッククローバー…おすすめファンタジー漫画

続いてのおすすめは『ブラッククローバー』

○ファンタジー漫画「ブラッククローバー」の内容

このファンタジー漫画の舞台は、クローバー王国。魔法こそが全ての国。このクローバー王国では15歳になった少年少女たちには、自身の魔力を高める魔導書(グリモワール)の授与式が行われる。

そして、グリモワールが授与された若者たちは魔法帝が率いる魔法騎士団を目指した。

主人公はアスタ。ただ魔力を全く持ち合わせていなかった。もちろん魔導書は授与されないかと思いきや、謎の黒い魔導書を手に入れる。奇跡の四つ葉のクローバーを超える「五つ葉のクローバー」が刻み込まれていた。

果たして黒い魔導書(ブラッククローバー)とは一体何なのか?魔力なきアスタは魔法帝にのし上がることはできるのか?アニメ化されるなど少年ジャンプで連載中の人気のファンタジー漫画になっております。

○ファンタジー漫画「ブラッククローバー」のおすすめポイント

e4fc38d5863cbc95b54cada7ccfc28f2 450x353

ブラッククローバー6巻

『ブラッククローバー』のおすすめは、これぞ王道のファンタジー漫画といった世界観や設定。魔法もキャラクターごとに個性的。「炎」や「水」「闇」だけではなく、「鏡」や「綿」「水銀」「イバラ」など一つとして同じ魔法が存在しない。見開きページいっぱいの魔法バトルは描き込みが圧巻。

また主人公・アスタのキャラクターもおすすめ。アスタの魔法は「アンチ魔法」。魔力がないからこそ、魔法を無効化する魔法。この逆説的な設定も面白く、しっかり展開の中で巧みに活かされてるのも良い。セリフも力強く名言が多くておすすめ。

ファンタジーマンガおすすめ評判・評価・口コミまとめ

以上、ドル漫がおすすめしたいファンタジー漫画ランキングでした。

改めてランキングを振り返ってみると、基本的には「魔法バトル描写の派手さ」などを軸におすすめ度合いを判断したカタチ。やっぱりファンタジーという壮大な世界観を扱っている以上、非現実的な魔法が小ぢんまりしてたら面白くない。

基本的に、どのファンタジー漫画も一部の作品を除いてどれも絵的に見応えがあるはずです。

また人気ファンタジー漫画であっても、意外と巻数が少ないタイトルも多い。少なくとも50巻を超えてるようなファンタジー漫画は数えるほどもなかった。そのため他の人気ジャンルと違って、実はファンタジーマンガ全般はまとめ買いしやすい点でもおすすめ。

コメント

ドル漫@YouTubeチャンネルも運営してるので是非チェックしてね◀

タイトルとURLをコピーしました