【漫画紹介】刃牙道が面白すぎた件!あらすじ内容ネタバレ感想まとめ!おすすめ度を考察レビュー【画像あり】【板垣恵介】

『刃牙道』の作者は板垣恵介。掲載誌は少年チャンピオン。出版社は秋田書店。ジャンルは少年コミックのおすすめ格闘漫画。AmazonのKindleや楽天koboなどでも試し読み・立ち読みができます。

今回ドル漫でバキ最新シリーズの『刃牙道』が面白いかつまらないかを徹底的に考察レビューしてみました。個人的な感想を先に書くと、バキシリーズの中でも非常に面白い部類に入ると思います。もし『刃牙道』購入時の参考に読んでください。

つまらないキュレーションもどきの法人漫画サイトはパクっちゃダメよ。

刃牙道のあらすじ内容・ストーリー登場人物

主人公・範馬刃牙と範馬勇次郎の史上最強の親子喧嘩が終わって、しばらく経ったある時。

世界最強の勇次郎と対戦した後ということもあって、範馬刃牙だけではなくあらゆる格闘家たちは退屈だった。そこへ突如として、全ての退屈を無に帰す「異物」が世に誕生する。

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(刃牙道2巻 秋田書店)

それが戦国時代に名を馳せた「宮本武蔵」。前述の親子喧嘩も仲裁した徳川が「宮本武蔵のDNA(土葬された宮本武蔵の遺体を拝借)」を使って、現代の世に再び「クローン人間」として宮本武蔵を復活させてしまう。

ただ所詮は所詮、クローン人間はクローン人間。

いくら同じDNAから再生させたクローン人間とはいえ、記憶や経験まで受け継がられる訳がない。…と思いきや、NO。徳川の姉が宮本武蔵の魂を降霊させ、仏作って魂も入れてしまった。

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(刃牙道4巻 秋田書店)

つまりは過去人類最強のサムライが現代日本に爆誕してしまった。主人公・範馬刃牙は現在の人類最強である父・勇次郎と重ね、思わず背筋が凍ってしまう程。それほどまでに底知れぬ強さをムサシは保持してる様子。

宮本武蔵の顔が初期とだいぶ変わってるのはご愛嬌ですが、果たしてムサシは範馬勇次郎並に最強なのか?ムサシに勝てる者はいるのか?ムサシは現代日本で何を目論むのか?…といった内容が『刃牙道』の大まかなあらすじになるのかなーと思います。

宮本武蔵の強さ・最強っぷりがハンパない!

結論から書いちゃうと、宮本武蔵はめちゃめちゃ強い。

主人公・範馬刃牙が父・勇次郎と重ねて見たのも伊達じゃなく、もはやバキシリーズの中でもトップクラスに最強と考えていいと思います。少なくとも、『刃牙道』の作者・板垣恵介は宮本武蔵を最強と位置づけて描いてるはず。その理由の詳細については更に後述。

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(刃牙道4巻 秋田書店)

例えば竹を振り下ろしただけで、竹はミシミシと細かく砕けてしまう(もちろん両手の二本ごと)。

竹は言うまでもなく竹は固く、斧かなにかで細かく裁断するのが普通。それを宮本武蔵は一回振り下ろしただけで…。他にも日本刀もヤワなものだと振り下ろしただけで鞘が折れてしまうの握力。まさに鬼のような表情の時点で色々とお察し。

それだけ宮本武蔵は圧倒的な身体能力を誇る。後述しますが宮本武蔵はバキシリーズに登場した名物キャラクターと対峙するんですが、ことごとく一蹴する。主人公・範馬刃牙ですら赤子の手をひねるような扱いを受ける。

鬼に金棒、宮本武蔵に二刀流

しかも宮本武蔵は肉弾戦だけではなく、日本刀も使って攻撃してくる。

だから『刃牙道』ではこれまでのバキシリーズとは違って、完全な武器あり。まさに命の取り合いが刃牙道では展開されます。ちなみに 『刃牙道』はムサシが武器を使用するため、これまでのバキシリーズとは比べ物にならないぐらいグロいシーンも多いので注意しましょう。

でも武器があるからこそ格闘描写を描く側は難しくなる。

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(刃牙道8巻 秋田書店)

ただ宮本武蔵の斬り合いは実に様になってる。徳川も作中で述べてますが、宮本武蔵がただ立ってるだけでも画になる。他にも抜刀のシーンもカッコいいので是非『刃牙道』本編で読んでみて下さい。

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(刃牙道14巻 秋田書店)

他にもバキシリーズの前作『範馬刃牙』で登場したピクル相手に「さあ食いに来い。この武蔵を存分に食せ」と煽ってる場面も、ムサシの所作はただ手を広げてるだけではあるものの、それでもカッコいい。腕の筋肉や手の広げ方一つにしても画になってる。

いずれ【漫画制作】手の描き方も作りたいと思います。

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(刃牙道14巻 秋田書店)

同じピクルと対峙してる場面ですが、「帰すか」と逃げようとするピクルの眼前に立ちはだかってる姿も様になってるとしか言いようがない。オーラの揺らめきもハンパない。軽自動車でぶつかっても微動だにしなさそうな、ムサシのド安定感ね。

ムサシのキャラクターがとにかく面白い!

だから『刃牙道』の面白さは、まさに「ムサシのキャラクターにある」と言っても過言ではない。とにかく面白いキャラクター。動き、表情、何をとってもヤバイ。

例えば日本が誇る警察の特殊急襲部隊と対峙した時。ムサシはバッタバッタと斬り倒す。作中の表現を借りるなら、まさに「惨劇の火蓋が落とされた」ような状態。詳細なネタバレはしませんが、完敗を喫した警察に対して言い放ったムサシのセリフが強烈。

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(刃牙道17巻 秋田書店)

こう月が冴えわたると…斬りたくもなるわ」とニッコリ笑顔。

でも、この武蔵の笑顔がただの悪魔。月を見て興奮するって、どこのオオカミ男やねん。それを見ても分かるように自らの刃で誰かが亡くなったとしても、ムサシは悲しむ素振りなし。完全に楽しんでる。

普通だったら嫌いになりそうなキャラクターなんですが、ただ宮本武蔵は独特の確固たるメンタリティやイデオロギーを持ってる。少なくとも『刃牙道』内ではそれを描けてるので、不思議と嫌いになれない。

嫌な奴どころか、しっかり中身もカッコいいとすら思えるように仕上がってる。

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(刃牙道17巻 秋田書店)

ムサシがたった刀二本で数百人の武装警察を相手にしてる姿は、先程と同様に殺気と闘志で背後が揺らめく。もはや妖気の類と表現してもいいのかも知れないそれは、良い意味で「ムサシの得体の知れなさ」に繋がってるのが良いんだと思います。

○動きがアヤカシそのものでクソワロタ

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(刃牙道10巻 秋田書店)

ムサシが範馬勇次郎と相対した時のコレに関しては、完全に動きが妖(あやかし)の類い。

普通なら失笑・爆笑ものの表現になると思うんですが、ムサシは何度も言うようにハンパなく強い。だから最強キャラがこんな得体の知れない動きをされると、もはや恐怖感しか抱かない(笑)

だから格闘漫画に限らずですが、やっぱり敵であれ味方であれキャラが強いと面白い。

その強いキャラの姿や一挙手一投足に読者は素直に見せられる。少年ジャンプ漫画家たちの名言まとめでも触れた気がしますが、漫画の展開はキャラクターありきだよなーと改めて思い知らされます。キャラが良ければ勝手に話が展開するんです写ルンです(川平慈英風)。

バキの名物キャラクターをフルボッコする出し惜しみのなさがおすすめ

とにかく宮本武蔵はヤバイ奴。

でも『刃牙道』はそこで終わってない。ヤバイ奴をヤバイ奴たらしめるためには、それ相応の触媒が必要。今回の場合はバキシリーズの名物キャラクターたちがガッツリとムサシの生け贄に捧げられてしまいます。

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(刃牙道12巻 秋田書店)

先程何度か登場したピクルに関しても、宮本武蔵と手四つ。プロレスの序盤でありがちなパフォーマンス。お互いの膂力や握力を誇示するもの。明らかに体格差が違う上に、原始人であるピクルと互角に渡り合う宮本武蔵がヤバイ。

いや、つま先立ちしてるピクルを見る限り、むしろ圧倒的にムサシの方が有利ですらある。2人の対決の結果はここではネタバレしないので、是非『刃牙道』の本編を読んでお楽しみ下さい。

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(刃牙道5巻 秋田書店)

他にも愚地独歩に関しては、「斬るまでもない」と顔面ワンパンwww

一応ネタバレしておくと愚地独歩はもう少し健闘するものの、最後は宮本武蔵に屈辱的とも言える決着の付けられ方をします。あまりに無様すぎて笑っちゃいます。ここまで育てたバキシリーズのキャラクターを良い意味で台無しにしてくれてる。

○刃牙道では死亡する名物キャラクターも…

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(刃牙道8巻 秋田書店)

特にバキシリーズのキャラクターを最大限に台無しにした戦いが、中国拳法の使い手である烈海王戦。この烈海王戦では「武器ありの戦い」を初めて行い、ここから『刃牙道』の凄惨さも極まっていきます。

いかにも宮本武蔵の剣の構え方がカッコいいと思うんですが、このコマを見ればどういう決着の付け方かは大方想像が付くはず。「まさに」という残酷な結末を烈海王は迎えてしまう。賛否両論はありそうですが、これぞ出し惜しみなしの面白さが体現されてる。

刃牙道は出し惜しみがないから面白い

だから『刃牙道』は出し惜しみがないからこそ面白い。

現時点(最新18巻)でいえばバキシリーズで有名な花山薫も、どうやら「まさに」という決着まで追い込まれてしまう。個人的には期待通りの清々しい展開で楽しめるものの、ガチのバキファンの読者からすると何とも切ない結末はあるものの、そこが何とも言えない読後感が残って良い。

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(刃牙道10巻 秋田書店)

そして、バキシリーズのラスボスである範馬勇次郎ともムサシはしっかり対決。刀の刃先を握っても何ともなし。というか苗字でムサシを呼ぶなと。一応ネタバレしておくと2人の決着は曖昧なまま終わってしまうものの、範馬勇次郎も冷や汗ものの戦いを展開する。

まさに『刃牙道』は出し惜しみなしの展開がおすすめすぎる。

例えば2017年9月時点では未だ登場してないものの、今後はビスケット・オリバもいずれ『刃牙道』に登場しそう。現代の世にリアル侍が蘇ったわけですから、やはり外国人キャラクターを登場させて「Wow!サムラーイ!」と驚くようなベタな展開は作りたい所。

既に『刃牙道』ではトランプ大統領なども登場してるため、実際その布石や前フリの一つではないかとも考察されます。ちなみに既に残念ながら『刃牙道』は完結済み。ただどうやら「刃牙道の最終回」についてはやや不評だった模様。ネタバレ注意。

刃牙道のおすすめ総合評価・評判・口コミレビュー

以上、格闘漫画『刃牙道』が面白いのかおすすめなのかの感想レビューでした。

『刃牙道』は本当に漫画としての面白さは「痛快」の一言に尽きます。

やはりおすすめの理由は、ひとえに宮本武蔵という底知れぬ奥深いキャラクター。この宮本武蔵が漫画の大きな推進力となって、展開をゴリゴリと突き進ませてくれる。強いて言えば宮本武蔵無双がハンパないため、ほぼほぼ漫画タイトル的には『刃牙道』ではなく『武蔵道』に近い内容になってるぐらいか。

ただ作者・板垣恵介は水を得た魚のように生き生きとムサシを面白いぐらいに描き斬ってる。きっと描いてても楽しいはず。だから読んでる読者側としても、そういうのが伝わって面白い。

これまでのバキシリーズの流れを考えると、割りと中盤までに展開がダレてしまって飽きることも多かったんですが、この『刃牙道』に関しては不思議と展開がダレない点もおすすめ。

おそらく宮本武蔵というキャラクターとしての力強さが、展開そのものを力強さに繋がってるから飽きが来ないのではないかと考察。個人的にも世間的にもバキシリーズの中でも『刃牙道』が一番オススメのシリーズになりそうです。

ちなみに【考察】ケンガンアシュラが面白いw【強さ議論】バキ最強ランキングまとめもご参照。既にドル漫では、これまで登場したバキシリーズの全キャラから宮本武蔵も含めて徹底的に考察してみました。

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